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100%ではなく、あえて90%でやること。

2023年、蹴り納めてきました。

ここ1ヶ月ほどのフットサルでは
身体の各パーツが一致して動けている感覚があり
プレー中に自由を感じられることが増えていました。

その理由はおそらく「姿勢」にあり。

2年前に受講した
「姿勢づくり」をテーマにしたワークショップで
どこを意識したら身体が一致して連動して動くのか
そのポイントを講師の方に
教えてもらったことがありました。

例えば、頭や、股関節まわり、足の裏。

で、それからは
街にひとり飲みに出かけたときに
そのポイントを意識しながら歩いてみたり
子どもたちの練習前に意識しながら
軽くボールと戯れてみたり。

でも、すぐに忘れてしまうのです…

しばらく経って
なんか身体がスッキリしないなぁと感じては
「あ!」と思い出し、また意識して動いてみる。

そして
また忘れて、また思い出しては動いてみて
また忘れて、また思い出しては動いてみて
また忘れて、また思い出しては動いてみて

それを2年ほど繰り返し
ここ最近ではフットサルのときでも
少し意識しながらプレーできるようになりました。

速く動けるようになった感覚を持てていて。

けどそれは
自分の最高スピードが上がったというより
身体のいろいろなパーツが
バラバラに動いていたことで生じていた
無駄な動きが少なくなって
スムーズに動けるようになったような感覚。

本来の自分の身体感覚に戻れたというか。

姿勢づくりのワークショップのとき
講師の寺田瑛さんが、こう言っていました。


「 姿勢を正す = 軸を作る = 自然体 」


「 身体と心に力みがない状態なので
 五感、感性が正常に働きます 」


うん、まさに、こんな感じ。

力みがないからか
状況に合わせて身体が反応してくれることが多いので
それがなんかめちゃくちゃ心地いいのです。

自由は、身体からやって来るのかもしれない。

そう、『フットボリスタ』のインタビューで
興味深い話しが紹介されていました。

プレミアリーグ「ルートン」に所属する
アイルランド代表の快速FWチドジー・オグベネの
速く走るために意識していることについて。

姿勢の話しともリンクしてることじゃないかなと。


「 スプリンターは
 100%ではなく90~95%の力で
 走るように指導を受けるんだ。
 100%だと体にストレスをかけ過ぎる。
 “90%ルール”と呼ばれていることなんだ。
 90%の力なら
 『脳に90%しか求めていないよ。
  リラックスしているよ』
 と伝えることがきる。
 脳が全力を求め過ぎないので
 結局はそっちの方が速いのさ 」


これって走ることだけじゃなくて
サッカーでプレーするときや仕事をするとき
もっと言うと生きること自体にも
当てはまっていくことなのかもしれない。

日本ではどうしても周りの人たちからも
100%を求められてしまうことが多いから。

よし、90%ルールでいこう。
自分に対しても、子どもたちに対しても。

力を込めずに、心を込めて。

そういえば
ちっちゃな子どもって力が入ってないんだよなぁ。



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