有坂 哲

東京から糸島に移住。「エリア伊都」ジュニアユース監督&「エリア伊都グローバル保…

有坂 哲

東京から糸島に移住。「エリア伊都」ジュニアユース監督&「エリア伊都グローバル保育園」園長。東京では高校生のサッカー指導を約15年間、その後「Futbol&Cafe mf」ショップディレクター。コスタリカでプロ選手としてプレーもしていました。あちこち、あれこれ。Pura Vida!

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固定された記事

怪獣化してしまうサッカー選手。

ここ最近、福岡県内の とあるジュニアユースチームに とてもとても気になる選手がいるのです。 中学2年生のその選手は 個人で相手を剥がしていける高い能力を持っていて …

有坂 哲
1年前
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かざらない美しい日々を育む人であれ。

4/22(月)17:52 第二子となる男の子が無事に この世界へとやって来てくれました。 名前は「 有坂 日(ありさか はる) 」 産まれる数週間前 奥さんの光葉から名前につい…

有坂 哲
8日前
21

監督は黙り込み、選手は踊り出す。

しばらく前の話しにはなりますが 中学生のリーグ戦の主審をやったときのことです。 自力に勝るAチームが 前半から得点を重ねていきました。 それと共に 対戦相手Bチーム…

有坂 哲
1か月前
25

詩という生きざま ⑨

おててを洗いたいとの申し出がありました。 が、気が変わったのか それともあの申し出は油断させるための罠だったのか 気づいたら、こんなことに。 その昔 とーちゃんが…

有坂 哲
2か月前
14

サッカーと旅がたまらなく好きな共通の理由。

小学3年生で サッカーというものにたまたま出会い それからの約40年間ずっと サッカーに関わり続けてきています。 いや、正確に言うなら 小学6年生の1年間は「ドラクエ」…

有坂 哲
3か月前
31

何を伝え残していけるのか。

子どもを持つ親になってみて 初めて感じることや考えることってあるんですね。 特に「愛おしさ」という感情は 日に日に自分の中で育っている実感があります。 子ども、ス…

有坂 哲
3か月前
9

100%ではなく、あえて90%でやること。

2023年、蹴り納めてきました。 ここ1ヶ月ほどのフットサルでは 身体の各パーツが一致して動けている感覚があり プレー中に自由を感じられることが増えていました。 その…

有坂 哲
4か月前
10

あえて「静」でいる人の凄み。

そうそうそうそうそうそうそうそう そうそうそうそうそうそうそうそう そうそうそうそうそうそうそうそう もうほんとそう、そうなんだ、そうなんだ。 プロダクトデザイナ…

有坂 哲
4か月前
18

詩という生きざま ⑧

保育園を休んだ、とある日。 詩がやたらと 「あーあー」「うーうー」 とアピールしてくるので目をやると なにやら楽しそうに いつもとは違う表情を浮かべていました。 な…

有坂 哲
4か月前
7

何を言うのか ≦ 誰が言うのか。

Facebookの思い出で 4年前のこんな懐かしい投稿が出てきました。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 少し前のとある日 小学生の練習を終えバスに向か…

有坂 哲
5か月前
13

ワークショップを出発点にして。

ワークショップと ファシリテーションについて さまざまな角度から探求している大好きな本 『 かかわり方のまなび方 』(西村佳哲・ちくま文庫) を久しぶり読み返してい…

有坂 哲
5か月前
9

気まずさいっぱいの中学3年生たちのサッカー。

第1回目となる 「 U-15ミックス交流戦 」を開催。 これは公式戦のなくなった U-15世代の選手たちの試合機会をつくろうと 交流のある数チームにお声がけをし 集まった選手…

有坂 哲
5か月前
22

サヨナラ逆転満塁ホームラン@スターバックス。

天気がいいと、本が読みたくなる。 最近購入した本をトートバッグに入れ 近所の『スターバックス』に出かけました。 ホットのドリップコーヒーと アールグレイミルククリ…

有坂 哲
6か月前
13

青空と出会い「自分をがんばること」を思う。

空が青く澄んでいると それだけで機嫌が良くなってきて 何かいいことが起こりそうな気がしてくる。 いつからかそう思うようになり で、実際、いいことが小さく起きること…

有坂 哲
6か月前
14

怪獣化してしまうサッカー選手の結末。

かなり反響があった 「怪獣化してしまうサッカー選手」 という約1年前のnote記事。 その主人公は とある福岡県内のジュニアユースチームの エースストライカー " 怪獣くん…

有坂 哲
6か月前
46

チャレンジングな1年の終わり。

2022年11月13日に書いた日記 こんなことを綴っていました。 『 U-14新人戦。0-1で黒星スタート。  緊張を差し引いても実力不足だった。  そこを具体的にフォーカスして …

有坂 哲
6か月前
13
怪獣化してしまうサッカー選手。

怪獣化してしまうサッカー選手。

ここ最近、福岡県内の
とあるジュニアユースチームに
とてもとても気になる選手がいるのです。

中学2年生のその選手は
個人で相手を剥がしていける高い能力を持っていて
試合を決定づける仕事ができる優れたアタッカー。

ひとつ上の世代相手にも怯むことなく
その能力を発揮している将来が楽しみな選手です。

でもですね
自分が気になっている理由はそれではなく
彼が今の時代では珍しくなった「怪獣くん」だから

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かざらない美しい日々を育む人であれ。

かざらない美しい日々を育む人であれ。

4/22(月)17:52
第二子となる男の子が無事に
この世界へとやって来てくれました。

名前は「 有坂 日(ありさか はる) 」

産まれる数週間前
奥さんの光葉から名前について相談があり
その候補のひとつが「 日(はる)」で
このような想いがあることを教えてもらいました。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

● 有坂 日( ありさか はる )

 毎日をいきいきと
 新し

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監督は黙り込み、選手は踊り出す。

監督は黙り込み、選手は踊り出す。

しばらく前の話しにはなりますが
中学生のリーグ戦の主審をやったときのことです。

自力に勝るAチームが
前半から得点を重ねていきました。

それと共に
対戦相手Bチームの監督さんがヒートアップ。
プレーしている選手たちへの言葉が
否定と命令のオンパレードになってしまいました。

「 なんでそこで失うんだよ! 」

「 だからマークしろって言っただろ! 」

「 右に出せ!右に! 」

「 繋がない

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詩という生きざま ⑨

詩という生きざま ⑨

おててを洗いたいとの申し出がありました。

が、気が変わったのか
それともあの申し出は油断させるための罠だったのか
気づいたら、こんなことに。

その昔
とーちゃんが風呂なしアパートに住んでいたとき
流し台で頭を洗ったことはあるけれど
そんなダイブは考えたことすらなかった。

いいぞ、いいぞ。

どこでも住めるかもしれない
どこでも生きていけるかもしれない。

そんな気分をどんどんと育んでいくんだ

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サッカーと旅がたまらなく好きな共通の理由。

サッカーと旅がたまらなく好きな共通の理由。

小学3年生で
サッカーというものにたまたま出会い
それからの約40年間ずっと
サッカーに関わり続けてきています。

いや、正確に言うなら
小学6年生の1年間は「ドラクエ」にハマり過ぎ
あまりサッカーをしていないのですが…

でもどうして飽きやすい性格の自分が
サッカーだけは関わり続けてこれたのか。

といっても
別に強い意志をもって続けてきたわけではなくて
気づいたら続けてきていたんです。ほんと結

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何を伝え残していけるのか。

何を伝え残していけるのか。

子どもを持つ親になってみて
初めて感じることや考えることってあるんですね。

特に「愛おしさ」という感情は
日に日に自分の中で育っている実感があります。

子ども、スゴい。

そして
こんなことを考えるようにもなってきています。

「 親として何を伝え残していけるんだろう? 」

そう、「伝える」ではなく「伝え残していく」。

もちろんこちらがそれを決めたところで
実際に子どもの中に残っていくかは

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100%ではなく、あえて90%でやること。

100%ではなく、あえて90%でやること。

2023年、蹴り納めてきました。

ここ1ヶ月ほどのフットサルでは
身体の各パーツが一致して動けている感覚があり
プレー中に自由を感じられることが増えていました。

その理由はおそらく「姿勢」にあり。

2年前に受講した
「姿勢づくり」をテーマにしたワークショップで
どこを意識したら身体が一致して連動して動くのか
そのポイントを講師の方に
教えてもらったことがありました。

例えば、頭や、股関節ま

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あえて「静」でいる人の凄み。

あえて「静」でいる人の凄み。

そうそうそうそうそうそうそうそう
そうそうそうそうそうそうそうそう
そうそうそうそうそうそうそうそう

もうほんとそう、そうなんだ、そうなんだ。

プロダクトデザイナー秋田道夫さんの
言葉と出会った瞬間のことです。

自分の中に、共感の嵐が吹き荒れました。

その言葉とは、これ。

『 周りを「無能」に見せる「有能」は無能です 』

で、当然
これを読んですぐ、逆も考えてみました。

『 周りを「

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詩という生きざま ⑧

詩という生きざま ⑧

保育園を休んだ、とある日。

詩がやたらと
「あーあー」「うーうー」
とアピールしてくるので目をやると
なにやら楽しそうに
いつもとは違う表情を浮かべていました。

なんだろうなぁと思って、詩の視線の先に目をやると…

おそらく世界初
スタバモノマネ芸人の誕生です。

Pura Vida!

何を言うのか ≦ 誰が言うのか。

何を言うのか ≦ 誰が言うのか。

Facebookの思い出で
4年前のこんな懐かしい投稿が出てきました。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

少し前のとある日
小学生の練習を終えバスに向かっていると
6年生のモトキが1人で近づいてきました。

「 ありさかコーチ、これあげます… 」

すごーく照れくさそうに。

「 家にあったので…どうぞ 」

それは、マンチェスターシティ所属で
スペイン代表ダビド・シルバの写

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ワークショップを出発点にして。

ワークショップを出発点にして。

ワークショップと
ファシリテーションについて
さまざまな角度から探求している大好きな本

『 かかわり方のまなび方 』(西村佳哲・ちくま文庫)

を久しぶり読み返しているのですが
ある一文をきっかけに絶賛脳内トリップ中でして。

自分の中が整理されて
何かに繋がっていきそうな予感があるものの
これがなかなか見えてこない…

でもその予感は結構信じられているので
ひとまずその一文を備忘録として
この

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気まずさいっぱいの中学3年生たちのサッカー。

気まずさいっぱいの中学3年生たちのサッカー。

第1回目となる
「 U-15ミックス交流戦 」を開催。

これは公式戦のなくなった
U-15世代の選手たちの試合機会をつくろうと
交流のある数チームにお声がけをし
集まった選手たちで試合をするという企画。

この時期は受験の影響で
自チームでの試合は人数が集まりづらいため
希望する中学3年生が個人で
参加できるような形を取っているのですが
初回となった今回は
6チームから35名もの選手が参加。

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サヨナラ逆転満塁ホームラン@スターバックス。

サヨナラ逆転満塁ホームラン@スターバックス。

天気がいいと、本が読みたくなる。

最近購入した本をトートバッグに入れ
近所の『スターバックス』に出かけました。

ホットのドリップコーヒーと
アールグレイミルククリームドーナツを注文。

「 ありがとうございます。
 お会計は683円になります 」

財布を開けてみると、小銭がわんさか。

「 お、結構あるな 」

「 お、お、小銭だけでいけるかも 」

「 お、お、お、もしかしたらピッタリかも

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青空と出会い「自分をがんばること」を思う。

青空と出会い「自分をがんばること」を思う。

空が青く澄んでいると
それだけで機嫌が良くなってきて
何かいいことが起こりそうな気がしてくる。

いつからかそう思うようになり
で、実際、いいことが小さく起きることが多い。

コーヒーの味が染み渡ったり
本の言葉から想像が広がっていったり
お店の人と気持ちよく言葉を交わせたり。

よくよく考えたら
機嫌が良くないときには
いいことってほぼ起きていないんじゃない?

ご機嫌かどうかって
じつはスゴイ

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怪獣化してしまうサッカー選手の結末。

怪獣化してしまうサッカー選手の結末。

かなり反響があった
「怪獣化してしまうサッカー選手」
という約1年前のnote記事。

その主人公は
とある福岡県内のジュニアユースチームの
エースストライカー " 怪獣くん " 。

ドリブルよし、得点力よし、ビジョンよしと
アタッカーとしての総合力に長けた
この世代の県内屈指のタレントです。

しかしながら
メンタル的にはとても不安定で
思いどおりにいかないと不貞腐れてプレーを止め
仲間に対し

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チャレンジングな1年の終わり。

チャレンジングな1年の終わり。

2022年11月13日に書いた日記
こんなことを綴っていました。

『 U-14新人戦。0-1で黒星スタート。
 緊張を差し引いても実力不足だった。
 そこを具体的にフォーカスして
 ひとつずつできるようにしていくこと。
 この1年こそ、オレ自身のチャレンジ。やったるぞ 』

あれから約1年。

中学3年生にとって最後の公式戦となる
「福岡県クラブユースサッカートーナメント」
1回戦を4-0、2回

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