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かざらない美しい日々を育む人であれ。

4/22(月)17:52
第二子となる男の子が無事に
この世界へとやって来てくれました。


名前は「 有坂 日(ありさか はる) 」


産まれる数週間前
奥さんの光葉から名前について相談があり
その候補のひとつが「 日(はる)」で
このような想いがあることを教えてもらいました。


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● 有坂 日( ありさか はる )

 毎日をいきいきと
 新しいきもちで、楽しく生きてほしい。

 今日も生ききった!と思える
 かざらない美しい日々を育む人であれ。

 ( 日 = はる・人名訓
  日の漢字→太陽の◯の中に
  充実を意味する一が成り立ち )


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「はる」という名前は
もともと候補にあったらしいのですが
漢字が「日」に行き着いたのは
映画『 PERFECT DAYS 』がきっかけになったと。




この映画で描かれている
いま目の前にないものを求めるより前に
いま目の前にあるものを見つけて味わい尽くす
そんな「 足るを知る 」人生に共感していたときに
「日」という漢字が
人名では「はる」と読むことを知ったのだそう。

そして、この名前を思いつき
自分に提案してくれたのでした。

もちろん、快諾。

それは
『 PERFECT DAYS 』で描かれていた人生は
自分の中でも一生追い求め続けていきたいもので
子どもにもそうなってほしいなぁと
思っていたものでもあるので。

はる、かざらない美しい日々を育む人であれ。




詩(うた)のときもそうだったのですが
はるもまた不妊治療による出産でした。

治療を始めはしたものの
上手くいかないことが何度か続きました。

光葉の身体の負担を考えたときに
続けることでリスクが高くはなってるとのことで
話し合った末、治療を止めることにしました。

でも、なんかスッキリしない表情ではあって。

数日後の夜
うたが寝静まってからお酒を飲んでいると光葉から


「 もう一回できるチャンスがあるから
 やっぱりチャレンジさせてくれないかな…
 このまま止めたら本当に後悔しそうで… 」


との話しがありました。

自分の中で出産に関しては
光葉の望みにはすべて応えると決めていたので
ラストチャレンジをすることに。

そして、授かることができたのでした。



うたのとき同様
今回も出産に立ち会うことができました。

今回は無痛ではなく
普通分娩だったので余計に思ったのですが
産むお母さんにとっても
産まれてこようとする子どもにとっても
出産はやっぱり命がけなことなんですよね。

それをただ見ることしかできない自分。
母子ともに無事だったことに
感謝しか湧いてきませんでした。



産まれた後
目の前にいる子どもがつい数分前までは
このお母さんのお腹の中にいたんだということが
あまりに不思議に思えてきて。

それが感じられただけでも
出産に立ち会えて本当に本当によかったと思います。



あとこれは前回はなかったのですが
「伝え残していきたい」という強い強い想い。

はるが20歳になったとき、自分は69歳。

もちろん今と変わらず
だいぶご機嫌に生きているとは思いますが
一般的な年齢を考えたらどうなっているかわからない
それも正直あるよなって。

だから、うたにも、はるにも
それぞれが幸せな人生を送れるような「何か」を
伝え残していきたいと思ったんですよね。



はるが我が家にやってきた初日。

うた兄さんがどうするのか気になっていると
大好きなショベルカーのおもちゃをはるの手に。




その次は、新幹線を。




終いには
うたの好きなもので埋め尽くされて
えらいことになっていました(笑)




みんなにとっての
さらなる新しい人生のはじまり、はじまりです。


『 お父さんが お前にあげたいものは
 健康と自分を愛する心だ。
 ひとが ひとでなくなるのは
 自分を愛することをやめるときだ。
 自分を愛することをやめるとき
 ひとは 他人を愛することをやめ
 世界を見失ってしまう。
 自分があるとき 他人があり 世界がある 』

ー「奈々子に」(吉野弘)より ー









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