中村洋太

旅エッセイスト、ライター、モデル。1987年横須賀生まれ、早稲田卒。ダイヤモンド・オン…

中村洋太

旅エッセイスト、ライター、モデル。1987年横須賀生まれ、早稲田卒。ダイヤモンド・オンライン、朝日新聞デジタルなどで執筆。自転車で世界1万キロ、徒歩で東京から博多まで1270kmを旅する。前職は海外添乗員。いろんなチャレンジをして、発信を続けていきます!

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    紀行作家として自著の出版を目指しています。

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    特にスキを集めた人気のnoteをまとめました。

  • 高松の旅

    2022年6月8日〜14日 大好きな高松を再訪。讃岐うどんを食べまくり、男木島・女木島のアート巡りやイサム・ノグチ庭園美術館、猪熊弦一郎現代美術館の感動、そして三豊・観音寺の絶景ドライブまで、香川県を満喫しました。

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2023-24 旅の報告書

はじめにこんにちは、旅エッセイストの中村洋太です。このnoteは、2023年8月から2024年2月の約7ヶ月間にかけて行った6つの旅(オーストラリア、東北一周自転車旅、ドバイ、フランス、大阪〜博多 山陽道徒歩の旅、フィンランド)についての報告書です。 20代のほとんどを「旅」と「書くこと」に費やしたぼくには、「いつか旅のエッセイ集を出版する」という目標があります。それにもかかわらず、2019年以降、すなわち30代の前半は、一度も海外に出られていませんでした。資金不足のほか、

    • ぼくの「note史」 〜どのようにして活躍の幅を広げられたか〜

      「note10周年」を記念して、note公式が様々な特別記事を公開しています。 そして本日公開された記事の中で、なんと「(noteで)活躍の幅を広げたクリエイター」として、24人のひとりに挙げていただきました!700万人のユーザーがいるなかで、たいへん光栄なことです! 皆さん、そうそうたるメンバーで、自分が選ばれたことに驚いています。 ただ、noteのおかげで今の自分があるのは確かです。 せっかくなので、この機会に少しだけぼくの「note史」を書いてみます。 ぼくは

      • スタバ朝活を始めてみて

        先週4月9日(水)の夜、マクドナルドで紙のノートを開き、思うことをつらつらと書いているときにふと、「そうだ、いつものスタバで朝活をやろう」と思い立ちました。 どんな朝活かというと、ルールは以下のとおりです。 この試みには、 ・新しい出会いを増やせる ・新しい刺激やインプットを増やせる ・人との約束があることで早起きできる ・楽しい雑談で一日をスタートできる などのメリットがありそうでした。 また、「1時間の中で自分にできる貢献をしたい」「行動を続けるなかで、幸運の流

        • 認知行動療法との出会い。「認知の歪み」との対峙

          先日、Xで気になるポストがあった。それは社会疫学者の津野教授による以下の発言である。 なぜこのポストにハッとしたかというと、「対人能力が未熟」「自他の境界が曖昧」「特有の幼さ」などの点で自覚があったことに加え、「自分はハラスメントをし得る人間だ」ということもうっすらと思っていたからである。幸い、セクハラやパワハラなどとは無縁だと思う。だけどかつての人間関係において、「自分には何か問題がある」と感じる場面が幾度とあった。それは組織の中で、自分が上に立つのは難しいのではないか、

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        2023-24 旅の報告書

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          フランス人カルリーネさんと再会

          昨年11月にパリでお世話になったフランス人のカルリーネさんが来日されたので、上野で再会してきました。 カルリーネさんとの出会いはちょうど1年前、旅行で訪れた佐賀県でのことでした。つつじの名所である「御船山楽園」を散策していると、片言の日本語を話すフランス人女性に話しかけられたのです。 少し雑談すると、日本が大好きで、もう20回近く来ているというので驚きました。そのとき連絡先を交換したことがきっかけで、パリで再会でき、ランチをご馳走してくれました。 その日の日記はこちら↓

          フランス人カルリーネさんと再会

          東京国立近代美術館で桜を楽しむ

          今日は竹橋にある「東京国立近代美術館」を訪れました。 常設展のみであれば500円で観覧できる(大学生250円)うえ、見応えたっぷりなのでイチ押しの美術館です。 ここでは現在、「美術館の春まつり」が開催中。お目当ては年に一度、春にだけ公開される川合玉堂『行く春』でした。埼玉県秩父・長瀞(ながとろ)の春の景観が、横幅7.8メートルの大画面に描かれています。これが日本人の美意識や感性をくすぐる作品で素晴らしかった。重要文化財に登録されています。 ほかにも、加山又造『春秋波濤』

          東京国立近代美術館で桜を楽しむ

          目で楽しむ「香り」のギャラリーへ

          今朝は、「香りを見る」ことに焦点を当てたユニークなミニギャラリーへ行ってきました。 大田区の蒲田に、「ニッセイアロマスクエア」というオフィスビルがあります。 どうして「アロマ」と付いているんだろう?と思っていたら、ここはもともと「高砂香料工業株式会社」の工場があった場所ということでした。その工場跡地を大田区と日本生命が共同で開発したため、こんなビルの名前をしているのです。現在も高砂香料工業の本社が入っています。 この企業は、「香り」を扱う会社。食品・飲料に使われる香りか

          目で楽しむ「香り」のギャラリーへ

          龍子記念館へ

          今朝は大田区の「龍子記念館」へ行ってきました。 近代日本画の巨匠、川端龍子(1885-1966)の作品が展示されている記念館です。「龍子」とあるからぼくは最初女性だと勘違いしたのですが、読み方は「りゅうし」で、男性です。 この記念館は、彼の文化勲章受章と喜寿とを記念して、1963年に設立されました。龍子は画号で、「龍の落とし子(タツノオトシゴ)」をその名の由来としているそう。そのため、この記念館も上空から見ると「タツノオトシゴ」の形をしています。 龍子記念館の向かいには

          龍子記念館へ

          Netflix版『三体』を観終えて

          海外ドラマにハマるのが怖くてNetflixには加入していなかったのだけど、先日公開されたNetflix版『三体』が観たくて、先日思わず加入してしまった。 「『三体』だけ観て1ヶ月で解約しよう」と思っていたが、いざラインナップを見渡すと、ほかにも気になるアニメや映画がたくさんあり、さらには地上波で見逃していた『VIVANT』も見つけてしまい、すでに沼りそうな予感がある。 それはさておき。『三体』とは、シリーズ累計発行部数が全世界で2900万部を突破した中国発のSF小説である

          Netflix版『三体』を観終えて

          30日間、異なるお店でランチを食べてみる

          この1ヶ月のことを書いてみよう。 2月末にフィンランドの旅から帰ってきて、しばらくの間、ぼくはだいぶ気持ちが沈んでいた。何か沈む出来事があったというよりは、何も出来事がないから沈んでいたのだった。 昨夏から続いた一連の旅(オーストラリア、東北一周自転車旅、ドバイ、フランス、大阪〜博多 山陽道徒歩の旅、フィンランド)とその発信が終わり、資金も使い果たした。次の目標があればまたそこに向かってバリバリ動けていたと思うのだけど、具体的な目標がなくなってしまった。 もう一度同じよ

          30日間、異なるお店でランチを食べてみる

          NumberX安田さんのnoteに寄稿させていただきました! トラベルライター・中村洋太流 企業・メディアに喜ばれる旅行記事の書き方 https://media.number-x.jp/n/n0537c0985ddd

          NumberX安田さんのnoteに寄稿させていただきました! トラベルライター・中村洋太流 企業・メディアに喜ばれる旅行記事の書き方 https://media.number-x.jp/n/n0537c0985ddd

          「旅と発信のチャレンジ」と、支援金を募った背景について

          2023年8月から2024年2月まで続いた一連の旅(オーストラリア、東北一周自転車旅、ドバイ、フランス、大阪〜博多 山陽道徒歩の旅、フィンランド)がひと段落したので、振り返りの文章を書いてみます。 「旅と発信のチャレンジ」を決意をした背景今だから言えますが、30代の前半(とくに2019〜2022年)は、ぼくの人生の中で最も暗く沈んだ時期でした。かつては順風満帆だと思っていた人生が、いつの間にか停滞し、衰退していることに気づいたのです。将来への漠然とした不安やストレスから、眠

          「旅と発信のチャレンジ」と、支援金を募った背景について

          久々に前職のオフィスを訪れて

          先日、ひょんなことから前職の旅行会社のオフィスを訪ねることになった。 ほんのわずかな時間の滞在だったけど、かつての上司や先輩方と顔を合わせると、とても温かい気持ちになった。 その夜、いろんな記憶が蘇ってきた。 海外添乗員というのは、難しい仕事だった。訪れたことのない国に、20名前後のお客様をご案内するのだから。勉強や準備で土日はいつも潰れたし、旅先では必ず何かしらのハプニングが起きた。 失敗して、お客様や上司からお叱りを受けることも多かった。だから勤務していた頃は、何

          久々に前職のオフィスを訪れて

          その節はありがとうございました

          人生ではときどき、不思議なことが起こる。 ぼくが旅行会社に勤めて3年目のある日のこと。会社のエレベーターに乗ると、先に乗っていた年配の男性から突然、「ツアーは売れていますか?」と声をかけられた。 (ああ、うちに来客の方だな) とわかった。そして、「松本さんはいらっしゃいますか。近くに寄ったもので、社長就任のご挨拶に伺いました」と言うので、これは相当偉い方だなと思いながら、「ご案内いたします。失礼ですが、お名前は?」と伺うと、「JATA(日本旅行業協会)の澤邊と申します」

          その節はありがとうございました

          フィンランドの旅(7)

          帰国日のことなので書くことは少ないが、昼まではヘルシンキ市内で過ごせる時間があったので、一応記録しておく。 朝はガイドブックに載っていた「Johan & Nyström」というカフェへ行くことにした。カタヤノッカ地区、ウスペンスキー寺院の裏手にあるので、宿からも歩いて行けた。 そこは想像以上にオシャレで素晴らしいカフェだった。3.9ユーロのフィルターコーヒーを頼み、2階の席で静かに原稿を書いていた。 その後、ヘルシンキ大学の図書館を覗いた。 外観や、螺旋階段、吹き抜け

          フィンランドの旅(7)

          フィンランドの旅(6)

          もうヘルシンキで過ごせる時間も残りわずかなので、6日目の朝はお土産を買う時間にした。 ヘルシンキ中央駅近くにある「Ruohonjuuri Mansku」というオーガニック専門店で、チョコレートや紅茶などを買った。 「グーディオ」(Goodio)というブランドのミントチョコがとりわけおいしかった。 それから、カンピセンター内のKスーパーでもバラで配る用のお土産を買った。1ユーロちょっとで買えるFazerのチョコレートがとても良かった。フィンランドを代表するお菓子メーカーで

          フィンランドの旅(6)