中村洋太(ライター&コンサル)

フリーライター、エッセイスト、ライター講師、モデル。1987年横須賀生まれ、早稲田卒。ダイヤモンド・オンライン、朝日新聞デジタルなどで執筆。自転車で世界1万キロを旅する。「ライターコンサル」を運営し、コンサルと添削を通してプロライターを育成。受講生は125名を突破。元海外添乗員。

中村洋太(ライター&コンサル)

フリーライター、エッセイスト、ライター講師、モデル。1987年横須賀生まれ、早稲田卒。ダイヤモンド・オンライン、朝日新聞デジタルなどで執筆。自転車で世界1万キロを旅する。「ライターコンサル」を運営し、コンサルと添削を通してプロライターを育成。受講生は125名を突破。元海外添乗員。

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【2万字】取材とインタビュー記事の書き方における実践的アドバイス集

<こちらもおすすめです> そんなライターさんたちの力になれるような記事を書きたくて、半年前からメモを書き溜めていた。 今回は、取材前の準備や取材中のコツ、そして実際にインタビュー記事を書く際における自分が持っているノウハウを、できる限りご紹介してみたい。 はじめに(1) 需要と供給の話「ライターとして活躍していきたい」と思っている方や、「どうしたら単価(原稿料)を上げられるのか」と悩んでいる方にお勧めしたいのが、インタビュー記事を書くスキルを上達させることだ。 201

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    • 「書くこと」がもたらした奇跡

      「ヨーロッパを自転車で旅したい」 大学3年の冬、寝ても覚めても頭はそのことでいっぱいだった。丸々2ヶ月間も旅するための資金はない。しかしどうしてもやりたい。お金が理由で夢を諦めたくなかったぼくは、一か八か、旅の企画書を作り、企業に飛び込み営業を繰り返した。波乱万丈の日々だったが、15社からの企業協賛と300名からの個人協賛を得て、念願の欧州自転車旅を実現することができた。まだクラウドファンディングが一般的ではなかった、2010年の出来事だ。 金なし、コネなしの無名の大学生

      • ChatGPTの「頭の良さ」を感じた瞬間

        以前書いたChatGPTに関するnoteがきっかけで、昨夜、ライター・編集者向けのChatGPTに関するイベントで登壇しました(亀松さん、まむしさん、ありがとうございました!)。 その中でも少し話したのですが、この1ヶ月間、ChatGPTで色々と実験をしていたなかで、ぼくがトップクラスに驚いたのが下の画像のやりとりです。ChatGPTは数の計算だけでなく、「文字情報をもとに距離の計算まで行える」ことがわかりました。 AIはぼくの要求に応じて、まず東京から京都までの道のり(

        • Twitter Blueに課金してみた理由

          以前から気になっていたTwitter Blueに課金してみました。目的は長文投稿です。 はじめは140文字以上の投稿ができるようになることに対して懐疑的でした。急に1000文字のツイートがタイムライン上に現れたら、画面を埋め尽くして邪魔に感じるだろうと思っていたからです。 しかし蓋を開けてみれば、そんなのは些細な懸念でした。Twitterもバカじゃない。タイムラインへの表示自体はこれまで通り140文字以内に留め、それ以後の文章は「…さらに表示」をクリックしない限り出てこな

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        • 紀行文・旅のエッセイ
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        • エッセイ
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        • 高松の旅
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        • ライターの仕事術・文章術
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        • おすすめしたい本
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        • キャリアエッセイ(講演のための思考メモ)
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          書き始めてみよう

          昨日の朝、NHK「あさイチ」で加藤シゲアキさんの特集をやっていた。NEWSの一員として活動しながら、作家活動を続けて10年目。舞台稽古などもある忙しいスケジュールの合間に、書斎で執筆活動をする様子が映し出されていた。 作品の良し悪しに関係なく、その努力に胸を打たれた。一流の人って、やっぱりすごい。しかも同い年だ。 ぼくも、自分の本を出したい。小説は書けないけれど、エッセイや紀行文なら、勝負できるかもしれない。自分にしか書けないものを、本にまとめたい。自転車旅のエッセイ集を

          ライター視点で感じるChatGPT(GPT-4)の驚異的なすごさ

          話題のChatGPTを有料プランで使い始めた。ライターがどう活用できそうか、という観点でさまざまな発見があったので書いてみたい。 そもそも、ChatGPTとは何か? 簡単に言えば、質問を投げかけると、AIが即座に回答(記述)してくれるものだ。 より正確には、「入力」に対して「出力」がなされる仕組みなので、質問形式でなくてもいい。仕事を命令すれば、嫌な顔ひとつせずこなしてくれるし、何かエピソードを話せば、感想や追加情報を言ってくれる。 確かにすごいのだが、ぼくは当初、この

          心穏やかに燃えている

          昨夜、親友のなんちゃんと久しぶりに再会した。そして南山家の皆さんとお食事会。京都からいらしたお父さんはお昼に東京マラソンを完走したばかり。家族のように接してくださり、本当に嬉しかった。 2017年に東海道五十三次を歩いて旅したとき、ゴールの京都で泊めていただいたのが南山家との交流のはじまり。 アメリカを自転車で縦断したあとには、「京都で講演をしなさい」と言ってくださり、京都商工会議所での講演会をセッティングしてくださった。114名の方にお越しいただいて、緊張したけどああい

          思いがけない出会い

          お昼過ぎ、平和島駅前を通り過ぎると、広場にフードトラックが出ていて、女子大生からチラシを配られた。 なんでも、玉川大学観光学部の学生たちの企画で、京急電鉄やモビマル(移動販売のプラットフォーム)の協力のもと、コーヒー、アイス、スムージー、古着の販売をこの土日限定で行なっているそうだ。 大学生がやるなんてすごいな、と思ったのと、玉川大学に観光学部があるんだなあ、という興味から、大学生たちと雑談していると、どうやら彼女たちはみな3年生で、「小林等ゼミ」に所属している学生だとわ

          1ヶ月間、毎日「初めての体験」をしてみて

          2月2日から、「毎日新しい体験をする」をテーマに日々を過ごしてきた。 そして昨日、ついに丸1ヶ月間継続できた。すべてをノートに記録した。 近くにあったのに初めて入るお店、初めて訪れる駅や街、コンサートで聴いた初めての曲、初めて訪れる資料館、いつものお店で買う初めてのもの、あの場所まであえて電車ではなく自転車で行ってみる……。毎日が新鮮だった。 1ヶ月間、「初めての体験」をし続けてみた感想は、 ・毎日楽しかった ・日々の充実感や達成感が得られる ・自己肯定感が高まる ・

          書くこととキャリアについて、ドルトン東京学園での特別授業で伝えたこと

          2月17日と24日に、河合塾が経営する中高一貫校「ドルトン東京学園」(調布市)にて、「書くことについて」の授業を行った。 ここ数年、キャリアをテーマに高校で講演する機会は何度かあったが、授業の講師としての役割は初。この学校には教員の提案で外部講師を呼べる「テーマラボ」という形の授業があり、そのカリキュラムに組み込んでいただけた。 授業は選択制で、今回の受講者は中1〜高1までの15名。異なる学年が同じ授業を受ける学校の仕組みも、ぼくには驚きだった。 本来は全3回の予定だっ

          毎日、「初めての体験」を

          ‪最近、「毎日初めての体験をする」を目標にしている。 慣れた経験に頼ってばかりでは、脳はずっと自動処理をしてしまう。不活性化で脳と思考が澱むだろう。昨年は変化やチャレンジを恐れ保守的になっていく自分を強く感じていたので、変化を積み上げてよりクリエイティブかつ行動的な自分に改造していきたい。 そんなとき、『ずっと、やりたかったことを、やりなさい。』という本で、「アーティストデート」というアイデアと出会った。「週に一度、2時間を確保して、創造的な心を育むためのひとり外出をしな

          「脳の排水」とシンクロニシティ

          久しぶりに「不思議な流れ」を感じる出来事があったので、記録として書いておきたい。 紙のノートに毎日何かを書く習慣を持ってから、1ヶ月以上が過ぎた。 先日、「そういえば、『モーニングページ』という習慣を勧める本があったよな」と思い出し、気になりつつもまだ読めていなかった『ずっとやりたかったことを、やりなさい。』という本を購入した。この30年間で、全米で400万部売れた有名な自己啓発書である。 一昨日の夜、マックでコーヒーを飲みながらこの本を読んでいた。著者のジュリア・キャ

          魅力は余裕から生まれる

          昨日読み終えた無能唱元の『人蕩し術』という本、非常に学びが多かった。タイトルはちょっと怪しいけど、中身はとても良かった。昨年読んだ73冊と比べても一番。早速自分の行動変容につながっている。 ぼくにとってものすごく大切なことが書かれていたから、繰り返し何度も読みたい。今後の人生のバイブル的な一冊になると思う。 綺麗にまとめようとすると労力がかかるので、ここでは自分が特に学びになったことをとりとめもなく書いていきたい。 この本でまず学んだのは、「人の魅力とは何か」という話。

          ワーク「理想の自分をイメージする」

          今日は『人生を変える!「コーチング脳」のつくり方』を読み終えた。 年末から友人のコーチングを受けていて、良い方向に進んでいる。コーチングを受けることで、どんな良いことがあるのか? また、コーチングをする人はどんなことを意識して取り組んでいるのだろうか? そんなことを知りたいと思い、この本を手に取った。簡単ではあるけど、コーチングで行われることやそのノウハウの概略がつかめた。良い本である。いろんなヒントも得られた。 自分の捉え方や気持ち次第で、人生は良い方向にも悪い方向にも

          紙のノートから「流れに乗る」感覚を取り戻す

          先月、代々木の「手帳類図書室」を訪ねてから、毎日のように紙のノートを活用している。カフェに入ったら、いつもはすぐにパソコンを開いていたが、今はまずノートを開く。 そして現在の感情や、悩んでいることや考えたいこと、ふと浮かんだアイデアなど、なんでも自由に書き出す。大事なのは、ありのままを吐き出すこと。何も繕わず、自分の気持ちと素直に向き合う。そういう習慣をちょうど1ヶ月ほど行ってきた。 これは良い習慣になっている。書き出すことで、考えや感情が整理される。特にネガティブモード

          「書くことについて」の特別授業に向けて

          今年2月に、都内の私立中高一貫校にて特別授業の講師を務めることになった。授業は1回90分×3日間で、「書くこと」がテーマになっている。より具体的には、「言いたいことが伝わる文章」や「人の心を動かす文章」について生徒たちと考えていくことになる。 自由度が高い分、どんな授業内容にしようか悩ましい。しかし自分の職業や好きなことを通して教育に携われる貴重な機会なので、できるだけ生徒たちに学びや気付きを与えられる時間にしたい。それに、他のライターではなくせっかく自分にお声がけいただた