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240726

・ハワード・シュルツ、すごい人間だ。読めば読むほど伝わってくる。彼が1987年に現在のスタバを生んだ。だからスタバはぼくと同い年。彼の当初からの理念は、現在世界各地に3万8000以上あるというスタバの店舗やそのパートナーさんたちにも、きちんと受け継がれていると感じる。ぼくはほとんどいつも同じスタバにいるから厳密にはわからないけど、海外含め他の店舗で「極端にサービスが悪かった」みたいな経験はないから、どの店舗でも価値観が共有されていることだろう。

・もちろんここまで拡大したのには投資家やパートナーなど、多くの人の支えがあってのことだが、最初にシュルツのビジョンがなければ、今のスターバックスは存在しなかった。彼にはビジネスの才覚があった。それも、決して金儲けのために事業を興したのではない。彼は深煎りコーヒーやイタリアのエスプレッソ文化に魅了され、これを多くの人に伝えたいと思った。その純粋な情熱が、壮大なビジネス展開につながった。

・彼の物語は、自分自身に突きつけられる。ぼくの「ビジョン」は何だろうか? 世界をどう変えたいか。人生をどのように過ごしたいか。あるいは、ぼくは何に対して「純粋な情熱」を注げるだろうか?

・最近、少し生活が緩んでいる。以前のようにまた「5時半に起きて、7時からスタバで2時間読書をする」生活を徹底したい。そのためには、夜はなるべくSNSを避け、早く寝る必要がある。

・ランニングもしたい。

・『台湾の主張』という本を読んでいる。著者は元台湾総統の李登輝さん。今は亡き、台湾の偉大なリーダーだった方だ。彼のことは、昔読んだ司馬遼太郎の『街道をゆく 台湾紀行』で少し知っていた。司馬さんがフランクに李登輝さんと話し合っているのが印象的だった。日本統治時代に生まれた彼は、22歳になるまで日本人だった。そのため、学生時代には古事記、枕草子、源氏物語などが愛読書だったそうだ。すごいことだ。

・政治や思想の話が多いため、ぼくは文字を追うだけで、内容については半分も理解できない。久しぶりに難しい本だ。だけど、一国のリーダーがどれだけ高い視座で世の中や歴史の流れを捉えているかが、ひしひしと伝わってくる。

・2009年に自転車で西日本を一周したときのこと。その日は鹿児島を出発し、宮崎県に入り、日南市の油津で日が暮れた。駅前に素泊まり2500円の宿を見つけたので、そこに泊まることにした。夕食を食べに外へ出ようとしたら、宿のおばちゃんに呼び止められた。「良かったら、一緒に食べない?」。スーパーでお刺身を買ってきてくれた。それだけじゃない。翌朝出発しようとしたら、「たいした物は出せないけど……」と、朝食まで食べさせてくれたのだ。素泊まりのハズだったのに、結局1泊2食で2500円になってしまった。

油津の宿のおばちゃん、その友人のおじちゃんと

・感動的なまでに親切にしてくれたそのおばちゃんと記念写真を撮ったとき、「あなた、いつか総理大臣にでもなるんじゃないかしら……」と言った。「総理大臣!? いやいやいや(笑)」と手を振った。突然何を言い出すんだ。ありえない話だ。

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