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好きな本の読書感想文です。
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記事一覧

Netflix版『三体』を観終えて

海外ドラマにハマるのが怖くてNetflixには加入していなかったのだけど、先日公開されたNetflix…

中村洋太
3週間前
37

魅力は余裕から生まれる

昨日読み終えた無能唱元の『人蕩し術』という本、非常に学びが多かった。タイトルはちょっと怪…

中村洋太
1年前
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ブックオフのアプリはすごい

仕事や用事で、川崎に出ることが多い。川崎に来ると、ぼくはよくブックオフに立ち寄る。 何か…

中村洋太
1年前
51

技巧に頼らない文章を

帯広郊外で訪ねた六花亭アートヴィレッジ「中札内美術村」に、安西水丸さんの小さな作品館があ…

中村洋太
1年前
51

信じること。人の本性は「善」である

朝5時45分に目が覚めた。このくらいの時間だといつもは二度寝をするのだが、今日はなんだか感…

中村洋太
1年前
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人の原体験を書いた文章は強い

本来であれば、本の感想やその本にまつわる話は、一冊すべてを読み終えたあとに書いた方がいい…

中村洋太
2年前
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いま読みたい8冊

近所の書店に足を運ぶと、「そうだ、この本を読みたいんだった」「これもあったな」と、どんどん出てくる。 自身の整理のためにも、これから読みたいと思っている本を挙げてみる。 まず、いま現在読んでいる本が2冊ある。 『同志少女よ、敵を撃て』 今年1月19日に発表される「直木賞」候補にも選ばれた話題作。小説の舞台は「独ソ戦」。第二次世界大戦中、1941年から1945年にかけて、ナチス・ドイツとソ連の間で行われた戦争である。この戦争で、ソ連側は女性兵士も多く従軍したという。そん

2021年に読んだ65冊と、個人的ベスト15作品

今年は65冊、本を読んだ。 途中まで読み進めた本も数えればさらに倍以上はあるのだけど、最後…

中村洋太
2年前
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星野道夫の文体研究

この一週間、星野道夫さんの文章にたくさんふれている。先日読み終えた『星野道夫 約束の川』…

中村洋太
2年前
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図書館の便利さに今さら驚いている

恥ずかしながら、今年に入るまで図書館をほとんど活用してこなかった。最近になって、「なんて…

中村洋太
2年前
90

高みを目指すライターに勧めたい、作家・小松成美さんのメルマガ

先日、ノンフィクション作家の小松成美さんにお会いした話をご紹介した。 中田英寿、イチロー…

中村洋太
2年前
58

「知る」ことは「感じる」ことの半分も重要ではない

レイチェル・カーソンの最後の著書となった『センス・オブ・ワンダー』を9月のはじめに読んで…

中村洋太
2年前
45

合コンでの出会い

ぼくは合コンというものが大の苦手である。多分、HSPであることと関係しているのだろう。大人…

中村洋太
2年前
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「読んで良かった」と心から思えた30冊(小説・エッセイ多め)

先日、ライターコンサル生の杉山真太郎さんに星野道夫『旅をする木』を勧めたところ、とても気に入ってくださったようで、こんなLINEをいただいた。 中村さん、おすすめの本を聞きたくてLINEしました。 古賀史健さんの『書く人の教科書』の中にあった「最初からそこにあったとしか思えない文章がいい文章」という文章の基準がすごい自分の中で残っています。を読んでいると、本当にはじめからそのまま文章が存在しているように自然で、すっと自分の中に入ってきてくれて、それのおかげか想像力も働いて