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「文章を書くときにターゲットを意識しますか?」

マシュマロで、素敵な質問が飛んできました。

【Q】
はじめまして!いつも中村さんの文章を読んで、ワクワクさせられている者です。

ジャンルを問わずあらゆることに、心の声に従って挑戦されている中村さんの姿は、エネルギッシュな文章を通して読んでいるこちらにまで、いつも元気・勇気・希望といったパワーを与えてくれます。

また、中村さんのご活動と文章は、本当に「老若男女」問わず色々な属性の方に響き、そして応援されていることが、他の誰もが真似できることではないと感じています。

そんな中村さんにあえてお伺いしたいのですが、中村さんがいつも「自分にしか書けない文章」を世の中に送り出す時、届けたい読み手(ターゲット)について、

【「どのような人」の「どんな状態(Before)」を「どうしたい(After)」?といった具体的なイメージ】

を、ご自身の中で持ちながら書かれておられるのでしょうか? それとも、全く異なる視点で考えておられるのでしょうか?

私もいつか自分にしか書けない文章で、多くの読者に日々を前向きに過ごすキッカケを与えたいと思っています。

しかし、漠然と「少しでも多くの人に対して」と考えてしまうと、書きたい内容やテーマが定まらずいつも思い悩んでしまうもので…。

拙い文章で恐縮ですが、もしよろしければ中村さんご自身のお考えをお伺いできますと幸いです。

【A】
ありがとうございます!

ぼくが文章を書くとき、〈「どのような人」の「どんな状態(Before)」を「どうしたい(After)」?といった具体的なイメージ〉は、ほとんど考えていません。

根底にあるのは、「ぼくも、あなた(読者)も、同じ人間」というシンプルな想いです。

自分が心から悩んだ話は、(全員ではないかもしれないけど、)きっと誰かにも共感してもらえるはず。自分が心から嬉しかった話は、(全員ではないかもしれないけど、)きっと誰かにも共感してもらえるはず。

そう信じているので、あとは「起きた出来事と心情の描写を丁寧に伝えること」さえできれば、世代を問わず誰かに届く文章になると思っています。

記事ごとにいちいち「今回のターゲットは・・・」と考えるのも、ぼくは面倒だし、果たしてそれをやったとてうまくいくだろうか?という疑問もあります。人間って結構複雑だし、「当てにいって」も、あんまり当たらない気がします。

ぼくはそれよりも、相手の心ではなく自分の心に焦点を当てて、「なぜあのとき悲しかったんだろう?」「なぜ自分はこう考えたんだろう?」と自問自答を繰り返し、とことん事象を誠実に描き切ることに集中した方が、結果として多くの人に刺さるものになるのではないかなと感じています。

質疑応答で誰も手が上がらないとき、「何か聞きたいことがあれば勇気を出して。他の人も実は同じことが気になってるかもよ」とよく先生は言いますよね。あれと似ています。自分が感じたことは、きっとみんなも感じるはず。

なので冒頭のイメージに近づけるとしたら、以下のような感じですかね。

〈こんな出来事があって、ぼくは「どんな状態(Before)」から「こんな状態(After)」へと変化したよ。おしまい。だけどもし「あなたたち(すべての読者)」が、このことに素敵だなと思ったら、どうぞご勝手に!Have a nice day!〉

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