武田 信子 | Nobuko Takeda

子どもたちの養育環境をよりよくするために、大人としてできることを精一杯しています。 『…

武田 信子 | Nobuko Takeda

子どもたちの養育環境をよりよくするために、大人としてできることを精一杯しています。 『やりすぎ教育 商品化する子どもたち』(ポプラ新書)https://tinyurl.com/yarisugikyoiku 一般社団法人ジェイス代表理事 https://jace-pom.org/

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子どもの権利条約第31条「こどもが文化的かつ自由に過ごす権利」超訳

子どもの権利条約第31条は、「子どもの遊ぶ権利」と呼ばれています。 でも、実は、遊ぶ(PLAY)ということばは、子どもの権利条約第31条の中で一回しか使われておらず、 むしろ、 rest :休むこと・寝ること・眠ること leisure :自由な時間を過ごすこと recreation :やらなければならないことをやって生じた心身の疲れを癒し、元気を回復するために休養をとったり娯楽を楽しんだりすること culture :先人が築き上げ、土地や人々に根付いた文化を享受すること th

    • 社会的マルトリートメント概念の構築と社会的親のあり方の検討

      日本子ども家庭福祉学会第25回大会ランチセッションで、2023年度民間団体活動推進調査研究事業の代表として報告@早稲田国際会議場。 こちらの事業は、ジェイス理事の横須賀聡子、築地律、松田妙子と、東洋女学院大学教授の山本真実(6月以降は協力者)をメンバーとして実施しました。 なんと自宅から超忙しい松田妙子さんの運転送迎付き!! 重い報告書50冊を段ボール箱に入れて、自転車の後部に括りつけて行こうと思っていたら、ありがたきお申し出があって、甘えました~~。自転車から自動車にス

      • セルフスタディと教科教育

        2024年5月26日(日)全国大学国語教育学会総会@鹿児島大学のラウンドテーブル『個体史研究とセルフスタディ』が開催された。今後、セルフスタディが教科教育にも導入されていくだろう。国語教育におけるセルフスタディの最初期の記録として、残しておきたいと思う。 この「個体史研究は、海外の研究者からどう評価されるのか ―セルフスタディとの対話― 」という一連の研究は、北海道教育大学幸坂健太郎准教授をリーダーとする文部科学省科研費基盤研究グループによるものである。 26日のラウンドテ

        • 教育相談研修@名古屋 土日に進んで勉強するようになった子どもたちについて

          名古屋市教育センターで教育相談担当の先生方400人に70分の講演。 「エデュケーショナル・マルトリートメントのない学校をめざして」 市内全小中高特別支援学校から1名以上の参加ということで、 生まれ育った土地の先生方に話を聞いていただけるありがたい機会。 教員対象の放課後の研修はせいぜい1時間が多い。今回70分。 通常2ー3時間で話す内容を、この尺に縮めると、 充分に理解していただくのは難しくなるから、 どこまで行けるか、ということになる。 でも、この方たちに出会う機会はも

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        • ビーバーの森
          3本

        記事

          教育心理学者、井上健治先生

          教育心理学者の井上健治先生が5月12日に亡くなられました。 私が出会った最初の教職課程の先生、教育心理学の先生です。 同期の学生たちは、みな 大変お世話になりました。 当時、東大で教職課程を履修する最初の授業は、授業時間割上、理系の学生たちの実験の授業(多くは延長する)と重なっていて、少なからぬ学生が「代返」を使っていました。授業を受けることなく単位を取っていたのです。 たとえ出席しても、まじめに授業を受けようとはしない学生も多い、複数講師が交代で担当する授業でした。教員

          教育心理学者、井上健治先生

          こども家庭福祉Ⅰ(こども家庭を取り巻く環境と支援)第2節  子どもが育つ環境

          子ども家庭ソーシャルワーカーのテキスト案として執筆した文章がネット上で公開されました。 「こども家庭ソーシャルワーカー(仮)の施行に向けた具体的運用に関する調査研究」 こども家庭庁 令和5年度子ども・子育て支援等推進調査研究事業費補助金報告書 2024年3月 一般社団法人日本ソーシャルワーク教育学校連盟 別冊第1巻 P145-156  こども家庭福祉Ⅰ(こども家庭を取り巻く環境と支援) (講義3.0h/演習1.5h) 第2節  子どもが育つ環境 p4-15   子ども家庭

          こども家庭福祉Ⅰ(こども家庭を取り巻く環境と支援)第2節  子どもが育つ環境

          5月14日最終日!! 第2回社会的マルトリートメント予防全国集会オンラインプレ集会

          第2回社会的マルトリートメント予防全国集会プレ集会2日目。 今日は、昨日の2倍の50人の参加がありました。 動画の内容を生でしゃべる、という方法に切り替えたので、 昨日よりさらに時間を気にしつつ、 でもそれなりに横道にそれたりしながら1時間!! 社会的マルトリートメント予防全体を見渡す図は、本邦初公開♪ (まだ作成途中だけど、ここでだけちょっと公開しちゃいました) いろいろとご質問もいただいて、 あ~時間がたくさんあったら、皆さんの意見ももっと聞きたい~~と思

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          「教師のためのセルフスタディ入門」出版記念セミナー

          「教師のためのセルフスタディ入門」(学文社)出版記念セミナーのご案内 申込受付が始まりました!  【開催日】2024年6⽉8⽇20:00~22:00(⼟) 【方法】 zoomによるオンライン配信 ※どなたでもご参加いただけます。事前申込要。 【参加費】無料 教師並びに教師教育者のためのセルフスタディの指南書がついに邦訳されました! 翻訳プロジェクトチームのメンバーが、出版を記念し、セミナーを開催いたします。 【 セミナー内容 】現場で教育をはじめとする対人援助実践を行って

          「教師のためのセルフスタディ入門」出版記念セミナー

          こたつ公民館

          今年の2月に、島根県吉賀町の現地で体験してきました。 おしゃべりしやすかった!! 公民館の入り口の床に、いくつもコタツが置いてあって、 そこで珈琲飲んだり、お菓子食べたりできるようになっていました。あの最近の、ちょっと温かいとは言い難い公民館の入り口が、誰もがくつろげる温かい和の居場所に転換してしまうんです!!小学生たちも来ていました。 (自分がホストになれる屋台もあって、そこで飲み物とか作れて、みんなでお茶できるようになっていました) このコタツは、分解できて、持ち運

          地域の子育て環境を変える方法

          地域の子育て環境を変えたいと思って、さまざまに奮闘している皆さん。 なかなかうまくいかないこともあると思います。 そんなときに、一つ方法があります。 皆さんの地域の子ども子育て会議の公募委員になることです。 検索キーワードは、「地域名+子ども子育て会議」です。 検索して条件を確認して公募委員になりましょう。 できれば、団体の誰かを送り込みましょう。 区の計画に子どもの育ちに必要なことを入れて、計画に入れれば、予算を確保可能︎なんです。 自分には関係ないと思う方もいらっしゃ

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          「おいら、新生児ーおいらの気持ちを伝えるわ~」パンフレット見て見て~~

          人の発達の一番最初期、新生児期の赤ちゃんのことを学ぶ機会はほとんどなくて、赤ちゃんが生まれても、あっという間に過ぎてしまいます。 このインスタに上がっている冊子に、 ピンポイントで知っておくといいことがまとまっていますので、 どうぞお知り合いにご紹介下さい。 なんと印刷したものは、30000枚近くのご注文があって、既に地方自治体などを通じて配布されています。皆さんの自治体ではどうですか?聞いてみてくださいね!もしまだなら、担当者さんに是非、ご紹介下さい。 内容をちょっ

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          素手の抱っこで感じる新生児・乳児発達の変化

          1月末から孫のベビーシッターに頻繁に入っています。 3カ月、日々抱っこの仕方が変わりました。 (Facebook「寄ってたかって子育て」2024年5月2日の投稿の再掲です) これまで写真で見ていた抱っこや他の人の抱っこの仕方を、あれ?ちょっと違うと思っていたのが、週数によって、その抱っこの方がいい感じになったりするのです。 つまり、新生児期の抱っこを含む乳児の抱っこというのは、赤ちゃんの身体の大きさや体幹の安定、手足の動きなどによって、ケアギバーの方が微妙に変化させていか

          素手の抱っこで感じる新生児・乳児発達の変化

          「赤ちゃんの発達実態調査」へのご協力のお願い

          東京学芸大学研究員、一社ジェイス代表理事の武田信子と申します。 2023ー25年度文部科学省科学研究費基盤研究C「コロナ禍を含む近年の乳児発達の『おかしさ』実態調査:問題の所在と機序の探索的研究」の研究代表を務めております。自己紹介はこちら。  このたび、多数の乳幼児親子に長年直接接しておられる方に、本研究に是非力をお貸しいただきたく、ご協力のお願いです。お気づきになっておられる「近年の赤ちゃんの身体のおかしさ」について教えていただけないでしょうか。 想定しているのは、助

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          塾に関する学術研究の必要性

          Facebookのタイムラインでいいねが200以上ついた投稿を大切なことと思いますので、こちらに転載します。 ********* 2024年5月2日。 杉並区西永福の高千穂大学へ。 先日、エデュケーショナルマルトリートメントの研究をなさっていてずっとやりとりしていた浅見里咲さんに初めてお会いして、 日本の教育における塾の存在とそこで起きかねない教育虐待の話について意見交換をして、 ああ、ここに学術上の空白地帯があると思ったら、 高千穂大学の早坂めぐみさんが塾に関する研

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          対人援助専門職による実践研究論文の書き方について(セルフスタディ)

          ソーシャルワーク分野のFacebookグループページに書いたことを転載させていただきます。 *********** 自分の実践を研究として実践研究論文を執筆してみたいと思われる方、 そういうSWや対人援助職の指導をなさる方への情報提供です。 実践と研究をつなぐセルフスタディという研究方法論があります。 教師教育の分野で国際的に広がっています。 私は、臨床心理士で、教師教育者ですが、トロント大学大学院のソーシャルワーク研究科故マリオン・ボーゴ氏のところでサバティカルを1年(

          対人援助専門職による実践研究論文の書き方について(セルフスタディ)

          『教師のためのセルフスタディ入門』

          『教師のためのセルフスタディ入門』(学文社) -協働的な問いによる実践の改善-   予約開始です。 教育に関わる全ての人に。 そして、実践を研究論文にしたいと考えるすべての教員に。 対人援助職の皆さんには、この書籍で(まだ応用編は世界でも出ていないので)実践と研究のつなげ方を学んでいただければと思います。 出版予定は4月25日です。予約受付が始まっています。 さて、内容はというと、 世界的な【教師並びに教師教育者のためのセルフスタディの指南書】 です。 教育におい

          『教師のためのセルフスタディ入門』