マガジンのカバー画像

読ませて頂きました

1,562
運営しているクリエイター

#エッセイ

#011 ベースボールベアーが恥ずかしかった

#011 ベースボールベアーが恥ずかしかった

2000年代が青春期の僕にとって、邦ロックは切っても切れない存在でした。バンプに心動かされ、アジカンの歌詞世界に自分を重ね、ナンバーガールにぶっ飛ばされて…。そうやってゼロ年代の邦ロックを聴き続けていると、「これはナンバーガールチルドレンだな」と思う場面が度々ありました。

アジカンの「N.G.S」は「ナンバーガールシンドローム」というタイトルなので分かりやすいくらい影響は受けているし、フジファブ

もっとみる
ご新規!お一人様!喜んで!

ご新規!お一人様!喜んで!

テレビ放送では、クイズとグルメ番組が人気のようです。

テレビをつけて、うまく嚙み合えば、見ることがあります。

面白いと思うのは、
「孤独のグルメ」(テレビ東京)
「吉田類の酒場放浪記」(BS-TBS)
「町中華で飲ろうぜ」(BS-TBS)
「ワカコ酒」(BSテレ東)です。

ん?この番組の共通点は…
お一人様!

外食と言えば、「家族」や「仲間」とワイワイガヤガヤや、「デート」などのイメージで

もっとみる

グッドバイ/サカナクション

サカナクションの中で一番好きな曲はこの曲です。
自分はサカナクションの筋金入りのファンの方々(魚民)ほど熱量を持って聴くことはできていないと思います。

なので、多分魚民の方々からはこの曲を一番に選ぶのは珍しいと思われてしまうかもしれないのですが、
この曲のメロディや歌詞は一郎さんが書いた曲の中で一番自分にすっと入ってくるものがあるし、自然体な曲のような気がしています。


この曲を聴くと少し悲し
もっとみる

「全日本パエリア連盟公認」セブンイレブンの「魚介と野菜のパエリア」は、本格的な美味しさでした!

「全日本パエリア連盟公認」セブンイレブンの「魚介と野菜のパエリア」は、本格的な美味しさでした!

「パエリア」が大好きです。なんだかんだ結局お米が好きなんだと思いますが、「パエリア」は具材たっぷりで楽しめるのが魅力ですよね。

私がイメージする「パエリア」は、サフランライスにエビ・イカ・ムール貝・鶏肉・パプリカ・ズッキーニ・ミニトマト…そんな具材が使われている感じです。これっていかにも「日本のパエリア」っぽいですかね(笑)。

実際には野菜だけとか、鶏肉だけとかの「パエリア」もあるし、地元スペ

もっとみる

疲れないはずなのに疲れている

最近、音楽を聴く時間が減った。

転職をして通勤時間が伸びた。出社の回数も増えた。したがって、電車に乗っている時間が増えた。音楽を聴ける時間は増えたはずなのだ。

しかし、音楽を聞く時間は減った。

その事実を思い浮かべるとき、私は少し不安になる。

もしかして、私のカルチャーへの欲望は反動的なものに過ぎないものだったのではないか、と。

つまらない仕事――転職してからも、特段楽しくはないが――に

もっとみる
個人開発に興味が湧かない

個人開発に興味が湧かない

いきなりだが、私はITエンジニアである。

今でこそ仕事を休んでいるが、本業はITエンジニアなのである。

だから本来は、Webアプリケーションとかを作るのが仕事である。

ITエンジニアの大好きな言葉に「個人開発」がある。

これは、本来多くのITエンジニアが企業に属し、企業の提供するシステムを開発することが多いなかで、会社を離れ、個人としてシステムの開発を行うことを指す言葉である。

この言葉

もっとみる
ラブソングで自分語り

ラブソングで自分語り

上記のリンクで曲を聴き、歌詞をご覧ください

中身は情熱的に愛し合う2人のラブソング
聴いているだけで「ご馳走様」

わたし、異性へ
ここまで愛したことや愛されたことがあったかな
断言していい、「ない」

これに似たセリフは聞いたことがある
もちろん、わたしへ向けてではなく愛猫に向けて
愛猫が亡くなった折、復讐と自死と考えた人

話を聞いた時、妙にしっくりして
確かに、ネコの奈々のためにウソや殺し

もっとみる
チャットモンチーになりたかった

チャットモンチーになりたかった

高橋久美子が、ドラムを叩いたらしい。

チャットモンチーが始まった徳島で、
チャットモンチーの終わる夏に。

わたしとチャットモンチーの出会いは、中学一年生の頃だったと思う。

父親に「ラジオ聞いてたら、凄いバンド見つけたんだよ。徳島の三人の女の子たちなんだけど、チャットモンチーっていってな。とりあえず聞いてみたら。」と言われ、シャングリラを初めて聴いたあの日から、今日まで。
良い時も、悪い時も。

もっとみる
飛躍するまで続けよう!停滞期間も意外と楽しいものだよ(笑)!

飛躍するまで続けよう!停滞期間も意外と楽しいものだよ(笑)!

昨夜あることに気が付きましてそのことに目を丸くしています。もちろん、12年間継続している英語英会話関連の話です。

実は、私が英語英会話に出会った時期は、5歳の頃です。ということは、途中全く英語に触れていなかった期間を含めても、約50年前から英語という語学を知っていることになります。

そんな私でも、日々の学習において相変わらず小さな学びの連続で、しかも大きな飛躍はたまにしか起きません。

今回は

もっとみる

コミックエッセイにハマってしまった。
とくに闘病記などを好きだ。
なぜなら病気・障害の当事者の体験を効率よく知ることができるし、なにより面白い。
昔はこのようなジャンルには見向きもしなかったのだから、人は変わるものだ。

どうにかしようとしない

どうにかしようとしない

どんなに動き回っても
出口に辿り着けず
ほとほとに疲れたり、

どんなに頑張っても
どうにもならなかったり、

そんな時間が
私たちの人生の中で
何度か訪れることでしょう。

コントロールできない状況で
どんなにコントロールしようとしても
ただ疲弊していくだけ。

そのどうにもならないことに費やした
エネルギーの対価として得られるのは
無力感だけということもあります。

現実への期待の後に
あなた

もっとみる
「こうして出逢ったのも、何かの御縁」

「こうして出逢ったのも、何かの御縁」

 私がまだ比較的純粋無垢な高校生であった頃、国語の先生方が生徒のために選んだ推薦図書のリストが配られたことがあった。
 純文学、エンタテインメント小説からノンフィクション、ルポルタージュ、科学書、人文学や社会学の入門書まで様々な書名が連なる中に、その妙に心踊らされるタイトルを私は見出した。

『夜は短し歩けよ乙女』

 これが私と、我らが主人公である黒髪の乙女と愛すべき先輩との、そして森見登美彦氏

もっとみる
「PERFECT DAYS」人を幸せにする持続可能なモノ作りの3つのヒント

「PERFECT DAYS」人を幸せにする持続可能なモノ作りの3つのヒント

「PERFECT DAYS」は、シンプルに楽しい至福の映画体験だった。
 長年ヴィム・ヴェンダースの映画を観てきたが、これほどわかりやすく心に響いた映画はなかった。
 私はこの映画からストレス社会から抜け出し、人を幸せにする持続可能なモノ作りの姿勢や楽しさを改めて教えられた。

①日常の観察から生まれる心の安定と優しいまなざしを持つ事

 「PERFECT DAYS」はトイレ清掃作業員の日常が繰り

もっとみる