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#本
スケジュール帳、読書のはなし
最近、スケジュール帳に予定を書き込む機会が増えた。
2020年以降、コロナウイルスの影響を受けて、仕事やプライベートの予定が次々となくなり、以来スケジュール帳は空白状態が常となっていた。そんなスケジュール帳に、先々の予定を少しずつ書き込めるようになった。
世の中が、何かをできる状態になってきたのは、とても喜ばしいことだ。だけど、それは”リスクがなくなった状態であること”とイコールではない。見えない
忘れていた「ロアルド・ダール」の世界
久しぶりにロアルド・ダールの本を読んだ。彼が手がける作品の多くは児童書だが、大人が読んでも充分楽しめるものばかりだ。
ダールの作品といえば、映画化もされた『チョコレート工場の秘密』や『おばけ桃の冒険』『マチルダは小さな大天才』などが有名かもしれない。もちろん、このほかにもユーモラスで魅力的な作品があふれるほどある。
※出典:紀伊國屋書店
今回わたしが読んだのは『ぼくのつくった魔法のくすり』だ
「地図」と「スマホ」――主人公にはどちらを持ってほしいか
先日本を読んでいたら、主人公が”地図”を片手に知人の家を探す、というシーンがあった。本を読み進めていて、なんら違和感のない描写ではあるのだが、現代のわたしたちの生活に落とし込んでみると「地図を使って家を探すなんて、大変だなあ」と思ってしまうようなシーンである。
今の世の中、なにか起こってもスマホがあれば大丈夫。道に迷えば、Googleマップで一発解決だからだ。
この”本と現実世界のチグハグさ”
映画を観るのがド下手なので。
わたしはよく本を読むが、映画はあまり観ないタイプだ。そこに特段理由はないと思っていたのだが、先日『映画をあまり観ない』という明確な理由を思い出す出来事が起こった。
それはバンドメンバーが面白いと言っていたB級映画を、自宅で鑑賞していたときのこと。映画を観るのは久しぶりだなあ~!なんてリラックスして画面を見ていたのだが、冒頭4分を過ぎたころ、わたしは頭の中が疑問でいっぱいになってしまい、すぐさま同
「社会の荒波」楽しむスタイル
相も変わらず、社会における対人関係とコミュニケーションがすこぶる苦手で。20歳で社会に出て7年も経つというのに、いまだに冷や汗をかき、思考が止まり、そして周りの人々の時間を止める大事故をたくさん起こしている。バンド活動をしているわたしを知っている人たちは、「そんな風に見えないけどなあ」と思うかもしれないし、「やっぱり見た目通りだね…」と頷くかもしれない。そんな中、またしても仕事環境が変わるイベント
もっとみる――――という、はなし。
先日、2018年1月12日は父の4回目の命日にあたる。本当に本当に早いものだし、無事年を越したあとは「じゃあ次は命日かぁ」と、新年を迎えると思い出すようになっていた。
※1年前の記事…「妖精の命日。(おっさんへ)」
※2年前の記事…「おっさんの妖精が本当になった日。」
22歳で父が亡くなり、今わたしは26歳。22年間しか一緒に居れなかったのか、という気持ちと、一応自分のお金で生活できるレベルに
根に持っていること(映画vs読書)
久しぶりに、根に持つほど腹を立てたことがある。非常に些細で幼い怒りなので、読み手を苛立たせてしまったら、ごめんなさい。
それは、先週ライブハウスの楽屋にて、バンドメンバーが放った一言。
「えっ?お前、映画観るの?」である。
最近わたしには、観たいな、と思う映画があった。それはとても珍しいこと。母と姉は生粋の映画好き・読書家であるが、わたしは映画をほとんど観ることがない。でも、キネマ旬報を