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東京修行僧日記

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カンボジアで得た学びを東京でも体現できるよう、日々と格闘する修行僧の日記です。
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2021年4月の記事一覧

丸の内OLだって戦っている

丸の内OLだって戦っている

「丸の内OL」と聞けば、キラキラ女子!と
安易に想像してしまう私だったけれど、
丸の内OLの友人にそれを言ったら、一蹴された。

高いランチは見世物じゃないの丸の内周辺は、日本の首都、
東京の中心だけあって物価が高い。

お昼だって、お店に入れば1000円超えは当たり前。

「毎日素敵なランチしてるの?」と
何も知らずに聞いたら、
「ナイナイ。毎日行けるほど余裕ない。」

その言葉は、ランチ支出と

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ひといきつくことの大切さ

ひといきつくことの大切さ

noteって、毎日投稿すると
「〇日目!」って褒めてくれるんです。

褒めてくれるから、頑張っちゃおうって
先週の金曜日まで思ってたんですけど、やめました。

単純に、ネタ切れでガス欠でした(笑)

数字にこだわりすぎない営業で、私も含め誰からもよく聞いた言葉です。

「活動と成果のKPIが相関しないんだよね」

要するに、
量と質、どちらを取るか?という話。

量は質を凌駕するなんて言葉もありま

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感じるニューノーマル

毎日、朝9時から出社するって、
すごい神経削られるな・・・と思った。

今日の結論は、もう、この一言に収束する。

新しい環境での日常のことかれこれ、在宅勤務が導入されて1年が経った。

私の会社は、完全在宅に始まり
週2出社~週3出社を繰り返し、
ついに週5出社に戻ることは無かった。

でも営業は在宅日でもお客さんや
スタッフさんに呼ばれたら外出する。

純粋に在宅日に在宅する日々ではなかったし

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返ってくる言葉は必ずある

返ってくる言葉は必ずある

3月末、異動に伴い引き継ぎをした。

担当していたクライアントもそうだし、
担当していたスタッフさんも引き継いだ。

今日、私が担当していた方から連絡をもらった。

「あなたが居てくれたから」彼女は私が手を尽くしてくれたから、
パワーを与えて、奮い立たせてくれたから
自分は今の職に就くことができたと
改めてお礼を言ってくれた。

今の仕事は、大変だけど充実しているとも。

私からすれば、彼女のいう

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手に入らなかったものの記憶

手に入らなかったものの記憶

幼い頃に欲しかったオモチャの中で、
1つだけ手に入らなかったものがあった。

「サーティーワンアイスクリーマー」だ。

どういう仕組みなのかもよくわからないけど、
家でおいしいアイスがつくれるなんて、
すばらしい発明だと思っていた。

一方の母は、なんとかして購入を阻止したかった。
(掃除が大変・高額・コスパ・・と、
 今なら気持ちは痛いほどわかる。)

全力で私の気を逸す作戦に出た母は、
ミニー

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ちいさな幸せをみつける

ちいさな幸せをみつける

いつもお米を5合炊いて、
食べなかった分は冷凍にしておく。

今日はストックしていた
冷凍ごはんが無くなったから、
新しくごはんを炊いた。

ごはんを炊くために頑張る炊飯器の
シュゴゴーーーーという音。

ごはんが炊けてきたときの
何とも言えない食欲をそそる匂い。

きっとこれは幸せだ。

待てる幸せ、帰る場所がある幸せ私たちは、お互いに大体帰りが遅かった。

でも、4月に異動して未だ助走期間の私

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今日は雨が降らなかった

今日は雨が降らなかった

昼前の天気予報で、
キャスターさんが言った。

「みなさん、今は快晴で過ごしやすいです。
 でも、騙されないでください!
 今日は午後から天気が不安定になるので
 傘をお忘れなく!!!」

私も、彼も、折り畳み傘を持って出かけた。

新宿駅にも、長傘を持った人が何人かいた。

「雨が降るとは思えない青空だね。」
「そう思って傘を持たない人が多ければ、
 今日は傘が売れそうだね。」

そんな風に話し

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その場に居ないとみえないもの

その場に居ないとみえないもの

今日、「マネー・ショート」という映画を観た。

リーマンショックの話を、実話を交えて伝える
その映画では、当時、誰も信じていなかった
「ある金融市場の崩壊」を
予期した複数の人物たちを主軸に物語が進む。

数値データを見て、世の中の
危機に気付いた頭の良い人もいた。

棚ぼた的に、情報を手にした若者もいた。

私が一番、なるほどと思ったのは
頭の良い人の話を聞いて、鵜呑みにせず
自らの足で現場の状

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100点じゃなきゃ、ダメですか?

100点じゃなきゃ、ダメですか?

「いろいろ言ってないで、もっと死ぬ気でやりなよ」

同性の上司からそう言われて、
余計に頑張れない気持ちになってしまった過去がある。

もっと頑張らなきゃと頭では理解しても、
心がついていかないことって沢山あると思う。

でも、私は言いたい。

自分に嘘をついてまで、自分を傷つけてまで、
やらなきゃいけないことなんか、あるもんか。

自分の気持ちを正直に味わう負い目を感じないわけじゃない。
悔しく

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「はじめに」で心が動くノウハウ本は、当たりだと思う

「はじめに」で心が動くノウハウ本は、当たりだと思う

今日は就業後、会社近くの丸善にダッシュした。

理由は、古賀史健さん著書の『取材・執筆・推敲 書く人の教科書』を買うため。

昨日、友人のTweetで見て気になっていた本。
さらに古賀さんのnoteを読んで、新刊のうちに
ぜひ手にしたいと自分ゴトに思った。

そもそも、役立つノウハウ本は少ない正直なところ、私はノウハウ本に少しだけ苦手意識がある。

それは、既に聞いたことのある内容が、
さも新しい

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時間があるって最高だ

学生の頃のことを振り返ると、
なんでもっと遊んでおかなかったんだろうと思う。

自分が自由に使える時間が
無限のように感じられた日々。

もっと好奇心をいっぱいにして、
色んな学問に、場所に、人に、
興味を持って飛び立てばよかった。

でも、あの頃の私にとっては、
少しずつ自分の自由や行動範囲が増えていって
それだけでも拡がった世界を感じていたのだから、
まあ仕方がないけれどね。

環境が変わると

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カテゴライズしないで

カテゴライズしないで

この前、5~6年ぶりに実の祖父に会ったときに叫びたくなった言葉だ。

彼は今、祖母に先立たれ一人で暮らしているから、
普段は、あまり話し相手がいない。

だからこそ、聞き役として会いに行こうと思っていたけれど
血縁のある関係は、それはそれで
どうしても、しんどい気持ちになってしまった。

私が豪雨のように浴びた沢山の言葉は、
家に帰ってきて、お風呂で綺麗に洗い流した。

「女は、男は、働くものは」

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悩んだっていいじゃないか

悩んだっていいじゃないか

「人は考える葦である」って言葉を聞いて
昔から、なるほど、そうかもしれないと思っていた。

人だから考えるし、考えるから喜怒哀楽する。

そのことは何も悪くないし、
生きてるって、そういうことだと思う。

ネガティブでもポジティブでもどんな感情にしても、
自分の中に揺れ動く感情があることは
大切なことだと思う。

私は精神が底を尽きてくると感情がなくなるので、
感情があることは元気な証拠でもあると

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ああ、私は大人になったんだ。

ああ、私は大人になったんだ。

不意に、そう思う瞬間があった。

例えば、今の私の家には飼っているヘビがいる。

子どもの頃は、どんなに生き物を飼いたいと言っても
お母さんにダメっていわれてた。

理由は、私が世話をしきれないことと、
死んじゃった時に悲しいから。
(確かにその通りなんだけどね)

だから、今の家にヘビを連れて帰ってきたときには
なんともいえない感慨深い気持ちになった。

ああ、いいんだ。生き物を飼っても。

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