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「はじめに」で心が動くノウハウ本は、当たりだと思う

今日は就業後、会社近くの丸善にダッシュした。

理由は、古賀史健さん著書の『取材・執筆・推敲 書く人の教科書』を買うため。

昨日、友人のTweetで見て気になっていた本。
さらに古賀さんのnoteを読んで、新刊のうちに
ぜひ手にしたいと自分ゴトに思った。

そもそも、役立つノウハウ本は少ない

正直なところ、私はノウハウ本に少しだけ苦手意識がある。

それは、既に聞いたことのある内容が、
さも新しいもののように語られることや
再現性の低い具体例が羅列されて、
いざ自分がやるときに
「どうすれば?」と思うことがあるから。

だからこそ、ノウハウ本を買うときは
少し慎重になる。

そんなときに読むのは、「はじめに」と目次。
気になる見出しの中身のパラパラ読み。

まず、ここで難しいと感じてしまう本は、
申し訳ないけれど、
読み切れないから買えないと思ってしまう。


「この本を自分が買った理由」を再考する

はなしが変わるが、あの有名な
古賀さん著書の『嫌われる勇気』では、哲人が青年に語るようにストーリーが進む。

読み手の私も、青年になった気持ちで
あっという間に読めたし、
「課題の分離」という言葉は、今も私の中に生きている。

今回の本も「ライターの教科書」として、まるで本自体が先生のように
言葉の定義づけからわかりやすく、
私に語りかけてくれているように感じた。

「はじめに」を「ガイダンス」と表現してくれたのも、より授業感が出ている気がして
ノウハウ本という印象が薄れて好感を持った。

ガイダンスでも「誰に向けてどう語るのか」は、
大事な要素だと語られるけれど、
「この本を買った私」と「この本」の関係を考えると納得するところが沢山ある。


本編はこれから

まだ私はこの本を「ガイダンス」までしか読めていないけれど、
「これは絶対に面白いしタメになる」と思った。

それは語り方が優しく、
私が受け取ることができたからでもある。

短い間にも濃縮された知識が詰め込まれていて、
今まで自分がロジカルに語れなかった
モヤモヤした構造を綺麗に整えて教えてくれたからでもある。

そして「ひとりでも多くの人を喚起する「原稿」をつくるために」という、
古賀さんの心意気や魂のようなものを感じたからだ。

読むだけで、立派なライターになれるなんて
そんな生易しい世界ではないけれど、
丁寧に読んで、教科書のように使って、
私も書ける人になって、教科書に報いるような
コンテンツを作る人になろう。


ご清聴ありがとうございました。

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