#毎日note
たぶん、そっくりな人。
この記事は、私が札幌市内で、
ある男性から声をかけられることから始まる。
……
…
「おい、こんなとこで何やってんだよ」
「え、あ、歩いてたけど…」
「久しぶりだから、今度話すべ」
「え、そう?」
「だって何年ぶりだ?」
「…」
「…」
「んー、た、多分…本当に多分なんだけど、これ…もしかすると、しょ、初対面じゃないかなぁ〜って思っ…」
「え!? あ! ご、ごめんなさい!
ご
干支一周分会ってない友だち。
2022年もまもなく終わる。怖い虎がガォっと去ったかと思えば、かわいいウサギのパオパオとした足音が聴こえてくる。
年末が近づくと、友人やお取引先との会食が増える。増えるったら増える。誘われたら断れないタイプを自称する私だから、呼ばれればタクシーよりも早く参上することにしている。なぜなら、
情報は人が運んでくるものだし、どんな出会いが自分の人生を変えるかはわからない、そう信じて疑わないからだ。
相手に「大人」を感じる瞬間。
先日、義理の姉夫婦に会った。めったに会わないあの夫婦は、この地球の南半球に住んでいる。今日までもこれからも。
海外に親戚がいる、というのは、地方コンプレックスの強い、カスみたいな私にとっては不思議な感覚で、つい、ぬるっとひけらかしたくなるものなんだけれども、そんなことよりも、素晴らしいことがあった。
義理の姉夫婦との別れ際に
「大人」を感じた瞬間があったのだ。
なにか。
大量のおみやげをも
バー通いの理想と現実。
この記事を書いているいま現在、
私は夜の札幌市内のバーにいる。ひとりで。
「いつかは1人でバーに行って、誰に話しかけられることもなく、お酒を一杯二杯、味わいたい」
大学生のときに持っていたうすら寒い願望を、32歳になったいま叶えてみても、特に達成感はない。なぜならもクソもない。達成感なんてない。
カウンター席に座ると、
大学生風の女性店員さんが話しかけてくれる。
そう、いくらバーにいるとい
ガラス張りの居酒屋。
札幌市内の中心部を歩いていると、ときたまガラス張りの居酒屋がある。店内で食事と会話を楽しむ人たちが、外からでも見えるような、そんな店。
そんなお店はどこにだって、おそらくある。
地方都市札幌にだって、何店舗もある。
1人でテクテク歩いていて、ガラス張りの居酒屋を見つけると「お? お店にはお客さんは入ってるかな? みんなどんな会話を繰り広げてるのかな?」なんて思ったりするのは、私だけではないでし
フラれたてホヤホヤの人。
「どうやら彼は到着が遅れるみたいだ」
札幌市内の居酒屋に19時ぴったりに入ると、先に待っていた40代の知り合いの男性がそう言った。一昨日のことだ。
1ヶ月前に知り合ったこの方は、やけに私を気に入ってくれて、この日が3回目の食事。台湾系の居酒屋を予約してくれていて、私が時間通りに到着すると、
「〇〇先生は、相変わらず時間ぴったりだねぇ」
と喜んでくれた。
この方はなぜか私のことを「〇〇先生」
美容室デビューは28歳だった。
小さなころ、髪を切るのがとてもイヤだった。
雰囲気がガラリと変わって、友だちから「あ!髪切ったんだ!」と言われるから。あ、こいつは自分の髪の毛、つまりは外見に対する興味関心がある人間なんだな、と思われるのが、なんだか恥ずかしかったから。
なので、高校卒業くらいまで、床屋にも美容室にも行ったことがなかった。代わりに、父や母、そして弟が、自宅で私の髪の毛を切ってくれた。
「”バーバーイトー”へよ