イトーダーキ

エッセイを毎日書くコピーライター。札幌市の33歳男性。ある企業の取締役副社長。毎日18…

イトーダーキ

エッセイを毎日書くコピーライター。札幌市の33歳男性。ある企業の取締役副社長。毎日18時までに記事を公開。交際0日で結婚した4歳上の妻との札幌生活。ラジオもやってる→https://stand.fm/channels/63663617b4418c968d0086be

マガジン

  • 私の日常-About My Days

    私が書いてきた記事のうち「私の日常」にまつわる記事をまとめています。

  • 私の紹介記事-About My God

    記事内で私について言及してくださっている神々の記事をまとめています。足を向けて眠れません(最終更新2024年8月28日)

  • 私の頭の中-About My Idea

    私が書いてきた記事のうち「考えていること、考えてきたこと」にまつわる記事をまとめています

  • 私の人生-About My Life

    私が書いてきた記事のうち「私の人生」にまつわる記事をまとめています。

  • 私の人気記事-About My Popularity

    私が書いてきた記事のうち「多くのスキ」を頂いたものをまとめています(最終更新 2024年7月10日)

最近の記事

  • 固定された記事

19歳で私を出産したお母さんが書いてくれた作文。

母は18歳で私を妊娠し、19歳の秋に私を出産した。父は6歳年上だから当時24歳で、どんな出会いからそうなったのか、私は聞いたことがない。 私は長男で、下には2人の妹、1人の弟がいる。全部で4人の兄妹。歳も近くて毎日楽しかった。 その代わり、父は寝ないで働いていた。日中は家にいる母も、夜になると「お掃除の仕事があるから」と言って仕事に行っていた。私を中心に兄妹4人みんなで「行かないで」と泣きながらお母さんを止めたものだ。 当時は安室奈美恵の『Can you celebra

    • かわいい女友だちがいるヤツ見ると、もちろんぶん殴りたくなる。

      カフェで同い年の経営者仲間と打ち合わせしてたら、突然モデルのようなキレイな女性2人に話しかけられた。 そうだな、雑誌でいえば「FUDGE」のような2人。こちらにニコニコとやってきて。 え? と思ってたら「先日はどうも〜」と言って、経営者仲間の男性に話しかけている。彼はそれが当たり前かのように「おいっす〜」と言っている。 おいっす? あ? なんかムカつくんですけど。 どうやらFUDGE女子は彼の友だちらしい。私は? 蚊帳の外である。俺は文字どおりの蚊か? 彼の周りには

      • 全力を振り絞るということ。

        私は札幌に住んでいるから地上波テレビではローカル番組が放送されていることが多い。 全国各地のテレビ局にはローマ字3文字の名前がつけられている。最強のテレビ局は「日本放送協会」つまりNHKだろう。 北海道の場合は札幌テレビがSTV、北海道放送がHBC、北海道文化放送はUHB、北海道テレビはHTB、テレビ北海道をTVHと呼ぶ。 まあ細かい話はどうでもいいんだけど、テレビを見ているとローカル番組に全国的知名度のある有名人がゲストで出てくることがまれにある。 北海道ローカルの

        • 花見で暴れる恐怖のヤンキー軍団。

          遺伝子の話がしたい。 8年前の5月、ゴールデンウィーク。札幌では桜が咲き始め、短い春の到来。 花見といえば桜を眺めながらお酒を飲み、肉を焼き、友だちと語らうのが札幌スタイル。 全国的には花見といえば「桜を愛でる」という趣が強い(?)が、ここ札幌ではむしろバーベキューと酒が主役になり、桜はその背景にすぎない。 北海道民に言わせれば、桜はもち美しいが、やっぱり肉が焼ける匂いと冷たいビールがもちろん最高っしょ! らしい。くっだらね。 その年も、私は友だち6人で、札幌の桜の

        • 固定された記事

        19歳で私を出産したお母さんが書いてくれた作文。

        マガジン

        • 私の日常-About My Days
          254本
        • 私の紹介記事-About My God
          289本
        • 私の頭の中-About My Idea
          338本
        • 私の人生-About My Life
          143本
        • 私の人気記事-About My Popularity
          20本
        • 私の推奨記事 -About My 10
          10本

        記事

          陰キャが夜のクラブに挑戦したところで、人間の数をかぞえて終わるだけ。

          10年以上前、大学生のころの私はあいもかわらず「少し変わったヤツでいたい」と願っていた。 周りからどう見られるかとかそういうのは関係なく、とにかく「俺は変わってるヤツ」「俺はちょっとちがうヤツ」という自己認識のもと行動していた。コンプレックス魔人である。 大学で新規の友だちはひとりもできなかったから、傷を舐め合うような高校時代の友人と連れ立ってススキノでよくお酒を飲んだ。 仲間うちでは毎週水曜日の集まりを「お水の会」と名づけて、普段のアルバイトで貯めた当時精一杯の財産を

          陰キャが夜のクラブに挑戦したところで、人間の数をかぞえて終わるだけ。

          他人に説明できるほど自分を知らない。

          ある日、友人に「あらためてダーキってどんな人間なん?」と聞かれたとき、私は言葉に詰まった。 自分を知っているつもりでいたが、改めて考えると、どう説明すればいいのかわからない。自分の性格や好きなこと、嫌いなこと、どれも瞬間瞬間で変わるように感じてしまうからだ。 例えば私は最近までコーヒーが大好きだと思っていたが、ある日突然、紅茶に目覚めた。自分の好みさえ不確かなら、どうして他人に「私とはこういう人です」と自信を持って言えるのか。 まるで、いくつもの顔を持つ阿修羅像のように

          他人に説明できるほど自分を知らない。

          ピーマン。

          スーパーのレジに並んでいると、前に立っていた男性が「ここはいつもレジが遅い」とぼやいた。 大学生風のレジ係は笑顔で「すみません、今からダッシュで打ちます!」と返し、私は思わず笑っちゃった。ぼやき男性も「そうだそうだ」と言っている。解決したんだかしてないんだか。 ただ、そういう殺伐とした空気の中での何気ないユーモアに、場の空気がほぐれることは往々にしてある。 どうしても言いたくなる「嫌い」の主張を少しだけ飲み込んで、かわりにジョークでも言えたら。「嫌い」の主張に対してレジ

          「パネルでポン」は私が宇宙一強い。

          「パネルでポン」はスーパーファミコンのパズルゲームで通常パネポン。 パズルゲームといえば、ぷよぷよとかテトリスなどがあるかと思うが、私の場合はパネポンが原点にして頂点。 こんな感じのゲームである。 何を隠そう私はパネポンが死ぬほど強い。 よく「おれ、パネポンめっちゃうまいよ」と言う輩がいるのだが、それを聞くと「ふっ」とほくそ笑んでしまうくらいに強い。同列にしないでほしいと思うくらい強い。 どれくらい強いかというと、宇宙で1番強い。宇宙一だ。断言しちゃう。 たとえば

          「パネルでポン」は私が宇宙一強い。

          情緒不安定な恋愛は悪なのか?

          恋人といると情緒が不安定になる人がいる。 さめざめと泣いて恋人を困らせる人たち。中山美穂の名曲『ただ泣きたくなるの』の歌詞に出てくるような。 それは悪いことではなく「いいことだ」と主張する記事にしたい。 この記事は、今まさに恋人がいて、情緒が安定しない人に読んでほしいし、パートナーが情緒不安定で悩んでる、みたいな方にも読んでほしい。すでに恋の螺旋を降りている方は「そんなこともあったな」と過去を思い出しながら読んでほしい。 むかし。 恋人と部屋で2人、ニコニコと旅行の

          情緒不安定な恋愛は悪なのか?

          最後まで読むとズッコケたくなる記事。

          この世界を支配する数学の定理・公式。 たとえばピタゴラスの定理。直角三角形の2辺の長さが分かれば、残りの1辺の長さも自動的に決まる。 また、速度の公式もそうだ。距離と時間が分かれば、速度が求まる。 何かを求めるとき、3つの要素のうち2つが分かれば、答えが見えてくる。これらの定理は単なる数字や記号の世界に限らない。 実は私たちの日常生活にも通じるものがある。 たとえば、文章を書くとき。書くことに迷い、どう始めればいいか分からなくなることがある。でも、3つの材料があった

          最後まで読むとズッコケたくなる記事。

          いま「うんちぶりぶり日記」がアツい。

          これは見逃せないと思ったので筆を取った次第である。 いま「うんちぶりぶり日記」が私の中でひそかなブームになっている。 いったいなんのことを言ってるんだ、という方にお伝えしたいのだが「うんちぶりぶり日記」とはこのnoteに彗星の如く現れた、スーパーうんちアカウントである。 プロフィール欄にはこう書いてある。 うんちしているときにうんちしていることを投稿します。 なんというアカウントだろう。 noteはアカウント数800万超。さまざまな方が「文章を書けない」とか「表現

          いま「うんちぶりぶり日記」がアツい。

          「役に立たない」と思われる文章の価値を「風流」という美意識から考える。

          風が吹く。 いつ、どこから来たのか、だーれも知らない。見えない力が木々を揺らし、街角の葉を舞い上げる。その流れには秩序がない。予測不能な動き。目には見えず感じるだけの存在。それが「風」。 「風流」という字は「風」が「流れる」と書いて風流という。いかにも奥ゆかしい美しい日本語だと思う。風流なものと風流じゃないもの、どちらが好きかと問われればきっと「風流なもの」を選びたいと思う。 しかし思う。 現代社会はこの「風流」の価値を忘れ去ろうとしているのでは? 周囲を見渡せば、

          「役に立たない」と思われる文章の価値を「風流」という美意識から考える。

          日焼け。

          先週、仕事で富良野に行っていた。 北の国からの富良野。ラベンダーの富良野。私のひいおばあちゃんは富良野の人だったから、小さなころは毎年富良野に行っていて、それ以来の富良野だから15年以上ぶりである。ぶりぶり富良野だ。 山の中での仕事で、早朝から日が暮れるまでずーっと外にいた。その日はとても天気がよかったのだが、私は日焼け止めも塗らずに山の中に立ち尽くしてしまった。15時くらいに天啓というか、ふと気づいたのである。 「あれ? これってもしかすると肌がこんがりと焼けてしまっ

          「3500円の幕の内弁当」にコピーライターはどんなキャッチコピーをつけるか?

          ▶︎まず最初に本編を読もう(約1900字)たとえばスーパーの惣菜売り場に幕の内弁当がおいてあって、その値札に3,500円と書いてあったとする。 幕の内弁当が3,500円だった場合、私たちは「高い」と思うだろう。なぜ高いと感じるかといえば、私たちが幕の内弁当の価値を知っているからだ。通常、幕の内弁当の価格はせいぜい600〜1,200円くらいではないか。 では、この3,500円の幕の内弁当を安く感じてもらうにはどんなキャッチコピーをつければいいか。 これはどうだろう。 「

          「3500円の幕の内弁当」にコピーライターはどんなキャッチコピーをつけるか?

          あたしのこと、いつから好きだった?

          「いつから好きだった?」 同じ中学、同じクラスの女友だちがそう聞いてきた。場所はホーカゴの掃除時間の教室後方。他の掃除当番の友だちは離れたところでアホみたいにホーキで野球をしている。 窓の外では雨粒がリズムよく叩きつけ、空気に少し湿り気が混じっていた。はず。 彼女の視線はまっすぐ。照れくささの濃度を限界まで希釈した自然な態度。あの態度、カルピスだとしたら薄味。 彼女は私と同じ2年B組の生徒なのだが、いつも不思議な雰囲気を漂わせている子だった。たとえば海外映画に詳しい。

          あたしのこと、いつから好きだった?

          プライドが高い人はプライドがない人に負ける。

          プライドとは自分を守るための盾であり、他者と競い合うための剣である。しかし、時としてプライドは、自分の足を引っ張る足かせにもなりうる。 歴史の中でもプライドのせいで散々な目に遭った人が数えきれないほどいる。 例えば、我らがナポレオン・ボナパルト。 彼は「おいらこそが時代を変える天才や! いっくでー!」と豪語するフランスの英雄だったが、その信念が過剰になり、最終的に自分自身を破滅に追いやった。 ロシア遠征での彼は「おいらの軍が勝てないはずがなーい!」という無敵のプライド

          プライドが高い人はプライドがない人に負ける。