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生きる!苦しい時も嬉しい時も

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嬉しいとき、楽しいとき、辛いとき、悲しいとき、惨めなとき、それでも生きてます!
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#心

「私が死ぬこと、誰にも言わんといてな!!」

「私が死ぬこと、誰にも言わんといてな!!」

(声をふりしぼって)明るい声で、
お友達と電話をしていた姑。

電話を切ったあと、
ベッドの上から私に言いました。

「私が死ぬこと、誰にも言わんといてな!!」

4月末、
7ヶ月間の在宅緩和ケアの後、姑は静かに息を引きとりました。

亡くなったことを知らない
遠方に住んでいる姑のお友達から、
高級そうなブドウが箱一杯に送られてきました。

今度こそは言わないといけません。
高齢のお体に触らなけれ

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おばあちゃんに夢で会えた♡在宅緩和ケアを終えて

おばあちゃんに夢で会えた♡在宅緩和ケアを終えて


おばあちゃん(姑)の夢
「おばあちゃん、その紫のワンピースええね、似合ってるよ。」
「あれ?おばあちゃん、元気になったんやね~!」

嬉しくて思わず姑に抱きついた。
姑はもとのふくよかな体になっていた。

...夢だった。

最高に穏やかな最期
その日の午後、私の疲れは限界を超えていたように思う。睡眠不足でちょっとフラフラだった。

姑はその時、すでに何も食べたり飲んだりできなくなっていたが、

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ひょっとしてカサンドラ?パートナーといるのが苦痛なひとへ

ひょっとしてカサンドラ?パートナーといるのが苦痛なひとへ

周囲から理解されにくい
パートナーと一緒にいるとなんだか苦しい、つらい!
「なんだか」ではない、
「死にそうに」苦しい!

周囲の人からは、
「あんなにいい人なのに、何がつらいの?」
「そんなことを言っているあなたのほうがおかしいよ!ワガママにしか聞こえないわ」
相談したらそう言われてしまった、またはそう言われそうで…

一人で苦しんでいらっしゃる方、是非お読みください。ご相談者の中には、「私は感

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初めておばあちゃんの介護が嫌になった日

初めておばあちゃんの介護が嫌になった日

夫は知っていた
在宅緩和ケア中のおばあちゃん(姑)の命は残りわずかだと思う。

「人に言えない悪いこともしてきたけど、たおたおは私のすべてを許してくれる、そんな人や...」

人に言えない悪いこと?
聞かないでおこうと決めていたのに、突然夫が電話で私に...

夫はウスウスわかっていたそうだ。
おばあちゃんと出会う前の、もう40年以上も前のことだったが、
思いもかけない内容にショックを受けた。もち

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今年の目標の一つを書きます(#^.^#)

今年の目標の一つを書きます(#^.^#)

あけましておめでとうございます。
お正月をいかがお過ごしでしょうか?

私は、身体はおばあちゃんになりつつありますが、(正月から自虐的~)
心はいつでも変化、成長していけるものと信じています。

今年の目標の一つは、
「自己肯定感をあげる」です。

私自身も元々とても低いのですが、周囲にも、「私なんか...」と思っていらっしゃる方が多く、
非常にもったいなく感じているところです。

発達障がい当事

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一人いればいい!自分の気持ちを遠慮なく出せたことで、その後の人生が明るくなった話

一人いればいい!自分の気持ちを遠慮なく出せたことで、その後の人生が明るくなった話


母は大好きだったが、「大好き」と「なんでも言える仲」はイコールではない
自分の親に「死」は存在しないように思っていた

全ての生き物に、当然「死」はあります。

当たり前のことなのに、まるで「私の親だけ、死は当てはまらない」ような感覚でいました。「お母さんは100歳過ぎても生きる」ような気持ちでいました。実際には58歳で病死しています。

亡くなったその日から、母と似た人を街で見かけると、涙が止

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「失敗ってないんですよ~」心理学の先生の言葉

「失敗ってないんですよ~」心理学の先生の言葉

いつの間にか母より「年上」になっていた実家の母は50代で亡くなりました。
ついに先日、母が生きた年数よりも長く生きることになりました。

20代、30代の頃は、50代の女性を、やや「おばあさん」のような感覚で見ていました。

実際になってみると、自分自身では「まだ40代前半?」のような気持ちでいます。厚かましいですが(#^.^#)
年を重ねる速度に心がついていっていません(^_^;)
体が衰えてい

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疲れてダウン(~_~;)半日寝込んで感じたこと

疲れてダウン(~_~;)半日寝込んで感じたこと

「私は大丈夫!」勝手に思っていた昨日のお昼は珍しく食欲がありませんでした。
午後から急に腹痛、吐き気。。。動けなくなりました。
熱はないのですが、とにかくしんどい!
お腹が痛すぎて眠れない(T_T)

ノロウイルスに数年前にかかったことがあるのですが、それとは違う感じ。(ノロはもっと激しい〜)
盲腸もすでに手術済みです。胃腸?胃腸薬を飲んでもぜ~んぜん効果なし(T_T)

色々調べてもわからないし

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「かえりんさん♡おかえり!」noteの原点に戻ろうと反省した日

「かえりんさん♡おかえり!」noteの原点に戻ろうと反省した日

「あっ!かえりんさんや♡」

今日、かえりんさんのnote復活を知りました。私の記事を読んでいただいたと知り、嬉しかった… 以前のコメントのやりとりを思い出し、涙が出ました。

私は自分を見失っていたような気がして、落ち込んでいました。
何に焦って突っ走っていたのか。。。

「たおたおらしさが無くなっている」
ある人から、心あるご指摘をいただき、ズーッと考え込んでいました。

noteを書き始め

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他の人の気持ちは「わからない」と考えたほうがいいかも?想像は想像でしかないと感じた話

他の人の気持ちは「わからない」と考えたほうがいいかも?想像は想像でしかないと感じた話

私の頭の中が「?」でいっぱいになった、初対面から「無表情」な女性先日、zoomでお二人の方と話をしました。

お一人はよく知っている方です。もうお一人、遅れて入ってこられた方は初対面でした。

「おはようございます…」
無表情で挨拶され、その後もムッとされている様子でした。

「この人、どうしちゃったの?」
私の頭の中は「?」でいっぱいになりました。

色々と想像し、頭の中が忙しい感じに…「今日何

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「実は…」て言うほどでもないけど、幼い頃からコンプレックスだった私自身の特性の話

「実は…」て言うほどでもないけど、幼い頃からコンプレックスだった私自身の特性の話

雨野千晴さんが描かれたイラストを見つけました。
(★朝日新聞社tellingnoの記事より引用しました:雨野さんより掲載許可いただいております)

「アッ!これ私のこと?」と思いました。

幼い頃から「ちょっと他の人と違うところ」を自分で感じていて、つい最近まで、それがバレたくなくて隠そうとしていました。

見た目はボンヤリ、脳内は大忙し(;^ω^)「『脳』は思考を止められない」という記事を以前書

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「普通○○だよね!?」の「普通」ってなぁに?発達障害当事者の家族としての淡い願い

「普通○○だよね!?」の「普通」ってなぁに?発達障害当事者の家族としての淡い願い

「常識」や「あたりまえ」は、
その人が生まれ育った国や地域の環境、習慣、道徳などによって、随分違ったものになるのではないでしょうか?

「普通○○だよね!?」と言いきれたのは、どうしてなのでしょうか...今まで、その考えで何の問題もなくうまくいっていたから?賛同する人が他に1人でもいれば、その考え方は安定し、同じ考えの人が3人そろえば、もう「常識」として捉えられがちだと、心理学で学んだことがありま

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相手が発した「言葉」について想うこと

話す言葉、書き言葉...一瞬で聞いたり、読んだりする「言葉」。

その時の状況、心や体の状態などによって、同じ人でも全く違うことを言うこともあるでしょう。

そして、発した言葉は、もしかしたら本心ではないかもしれない…
本人も気づかないうちに「思い込んでいる」言葉かもしれない…
本当は他にもっと言いたいことが隠れているかもしれない…
その時の感情が抑えきれず、思ってもいない事を口走ることだってある

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発達障害だから不幸なの?そうでなければ幸せ?決めつけることは誰にもできないと思う…「幸せの基準」

発達障害だから不幸なの?そうでなければ幸せ?決めつけることは誰にもできないと思う…「幸せの基準」

人の心の中をのぞくことはできない。
自分の経験と感性を元に、他の人がどんな気持ちでいるのか想像するしかない。本当のところは「わからない」のだと思う。

今さらあたりまえのことを書いているかも…

息子が発達障害とわかってから、今まで考えもしなかったことを色々と考える機会が増えた。障害がある人は不幸で、そうでない人は幸せなのか?

友達がたくさんいれば幸せで、いなければ不幸なのか?
親や兄弟姉妹とう

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