「私が死ぬこと、誰にも言わんといてな!!」
(声をふりしぼって)明るい声で、
お友達と電話をしていた姑。
電話を切ったあと、
ベッドの上から私に言いました。
「私が死ぬこと、誰にも言わんといてな!!」
4月末、
7ヶ月間の在宅緩和ケアの後、姑は静かに息を引きとりました。
亡くなったことを知らない
遠方に住んでいる姑のお友達から、
高級そうなブドウが箱一杯に送られてきました。
今度こそは言わないといけません。
高齢のお体に触らなければいいのですが…
つらい役どころです。
「『仲良しのお嫁さんに見守られて、家で亡くなったのだから良かった!』と、思うようにします。」
ありがたい言葉をいただきました。
その後、
泣いたり笑ったりしながら、
88歳の姑のお友達と、
1時間近く電話で思い出話をしました。
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