マガジンのカバー画像

町が変われば、世界はワクワクに染まる。

314
運営しているクリエイター

記事一覧

「ない」という観光資源

「ない」という観光資源

column vol.1181

今週に入って

など、 “ゴールデンウィーク” というフレーズが飛び交っております。

…気が付けば、4月も残り1週間…

月日の流れる早さと、大型連休の気配を感じますね…

GWの楽しみの1つが、やはり旅行でしょう。

コロナが5類になったのは、昨年の5月8日から。

ということは、コロナ以来、初の行動制限のないGWです。

恐らく、多くの方々が行き交うでしょう

もっとみる
詩的な思考でワクワクする未来社会へのイノベーションを創る

詩的な思考でワクワクする未来社会へのイノベーションを創る

神奈川県真鶴町は、高層マンションやショッピングモールがない昔ながらの美しい街並みを保持しています。この町独自の『美の基準』という街づくり条例は、数値ではなく詩的な言葉で規定されており、大規模開発を防ぐ重要な役割を果たしています。今回は、詩的な表現がいかにして唯一無二の価値を生み出すかを探求します。

真鶴町の『美の基準』

『美の基準』は1993年に制定されました。開発の波が押し寄せる中、町民は自

もっとみる
福井県は東京とつながる前に、日本の激動期とつながっていたのです

福井県は東京とつながる前に、日本の激動期とつながっていたのです

今日から北陸新幹線が延伸し、東京と福井県が直結しました。これまで福井県といえば大阪とのアクセスがよい一方で、東京とのアクセスは不便のイメージがあったので、福井の方々としては大きな変化だったのではないでしょうか。そういえば、17年前の2007年の朝の連続ドラマ「ちりとてちん」は福井が舞台でした。このドラマのなかでは、貫地谷しほりさん演じたヒロインが夢や展望を描くために故郷をでて向かった先が大阪でした

もっとみる
なぜ、高崎でだるまがさかんに作られているのか?

なぜ、高崎でだるまがさかんに作られているのか?

結論:天明の大飢饉がきっかけとなり、農民の副業として始まり、江戸から全国各地へ販売されるようになったから。
日本のだるまの80%を生産している群馬県高崎市高崎市では、日本の80%ものだるまが作られています。高崎駅には、だるま像があります。達磨寺で有名な少林山達磨寺の参道を中心に、だるま工房が見られ、お土産としても有名です。さらに、だるまをモチーフにしたお弁当箱にさまざまな食材が詰め込まれただるま弁

もっとみる
『世界に学ぶ自転車都市のつくりかたー人と暮らしが中心のまちとみちのデザイン』刊行記念トークイベント@福岡開催-自転車都市・福岡のみらい

『世界に学ぶ自転車都市のつくりかたー人と暮らしが中心のまちとみちのデザイン』刊行記念トークイベント@福岡開催-自転車都市・福岡のみらい

 Plat Fukuoka cyclingは福岡のまちがBicycle Friendlyなまちになるために活動しています。この度自転車アーバニストの方々による『世界に学ぶ自転車都市のつくりかたー人と暮らしが中心のまちとみちのデザイン』が2023年11月に学芸出版社より刊行されます。

 今回刊行記念トークイベントを福岡で行うことが実現し、Plat Fukuoka cyclingはモデレーターとして

もっとみる
知人にされた質問です。「日本では、どこにいっても、街の風景が似ていて、“ミニ東京感”や“ミニ都会感”を、感じることが多いのはなぜ」なんでしょう? 経済学者が地域経済発展の格差の観点から考えてみました。

知人にされた質問です。「日本では、どこにいっても、街の風景が似ていて、“ミニ東京感”や“ミニ都会感”を、感じることが多いのはなぜ」なんでしょう? 経済学者が地域経済発展の格差の観点から考えてみました。

近現代における日本の地域経済発展に関して、たいへん示唆に富む質問であったので、即答できなかったこともあって、ここに書いてみようと思います。

私が自分の専門分野の知見から、日本の地域経済発展の格差についてお話しすることを通じて、この質問に答えられるのではないかと考えます。以下では、近現代日本の長期的な地域間格差の動きを、実際のデータをお示ししながら、この質問への回答を試みます。

実際、なぜどこで

もっとみる
地域イベントで感じたボードゲームで町おこしの可能性

地域イベントで感じたボードゲームで町おこしの可能性

先日、弊社が所属する川西市商工会にて「川西フェスタ」というイベントが開催されました。

川西市商工会が主催となったイベントで、今年で3回目。ただいずれの2回とも大雨で、本格的にお客様が来場されてのフェスタは、これが初めてだったそうです。

弊社代表も商工会青年部の一員として、そして実行委員会の一人として参加いたしました。

そこで感じたボードゲームの可能性について書き留めておこうと思った次第です。

もっとみる
能登のイカキング

能登のイカキング

コロナ交付金の使用方法で話題になったイカキング
輪島へ行ったときに立ち寄った
想像以上に大きい!

子どもが、イカにのり遊具と化していた
色々な写真がとれるスポットとなっている

正直…半島の先でたちよるのは遠かった
だか、
多くの観光客が買い物をしていた
施設内にはイカ釣りについての紹介もあり
ドライブ休憩場としてもちょうど良い感じ

数年後 どうなっているかが楽しみ

NHK(再放送)を観て・・・村おこし、町おこしの難しさ

NHK(再放送)を観て・・・村おこし、町おこしの難しさ

NHKドキュメンタリーについて

 早朝に町おこしのNHK(再放送)を観ながら、イラっとしてしまった。寂れた町を訪れた有名デザイナーがその町に魅せられて、その町おこしを決意し、町の人たちとの紆余曲折なる接点を描くものであった。実に素晴らしい、ドキュメンタリーである。

 イラっと来たのは、最初の説明会。数人の高齢者が「俺たちが築いた町を、何を今更、ハゲタカのように来て。俺は反対だ!」と非礼なる言葉

もっとみる
「この人を Google Map でフォローしておけば近所の散歩が楽しくなる」っていう人が久留米にいる。

「この人を Google Map でフォローしておけば近所の散歩が楽しくなる」っていう人が久留米にいる。

ツキシマでーす。

車を持ってないのでいつもこの辺を歩きまわっておりますが、九州あたりは古い建物とか遺跡とか史跡とかが多くて楽しいですね。

ただ、パッと見て、なんだか分からない史跡も多い。メジャーなものは説明板や案内板がありますが、大した説明がないものもあります。例えば、この写真の国府ってなんだい。

久留米近辺を歩く人は、小澤太郎さんを Google Map でフォローしておくといいですよ。す

もっとみる
東京の人口動態を可視化してみる...進学・就職期以外の全年齢層で転出超過が続く

東京の人口動態を可視化してみる...進学・就職期以外の全年齢層で転出超過が続く

昨年3月に、コロナ禍において東京23区からどこへ人口が流出しているかを視覚化してみました。

すると、隣接県に留まらず、信州、北陸、東北の多数の市町村へ転出先が分布している様子が浮かび上がってきました。

人口動態というと巨視的な視点でしか捉えられないような気もしますが、こうして人解像度を上げて市町村単位でみてみると、ざっくり県単位だけでみみていると相殺されてしまうような細かな人の動きの実態がみえ

もっとみる
市長就任から100週。脱炭素先行地域に選定されました。

市長就任から100週。脱炭素先行地域に選定されました。

みなさまこんばんは。日置市長の永山です。
就任から100週が経過しました。

今週はうれしい話題をご紹介します。

1.日置市が環境省の進める「脱炭素先行地域」に選ばれました

「脱炭素先行地域」とは、2050年のカーボンニュートラルに向けて、先行して2030年までに電力消費に伴う二酸化炭素排出量実質ゼロを目指す地域の計画を環境省が選定して、支援するものです。

本日4月28日、環境省のホームペー

もっとみる
「あたり前」のクオリティが高すぎる街。〜りんご音楽祭主催・dj sleeperと歩く松本〜 【りんごよりみち】

「あたり前」のクオリティが高すぎる街。〜りんご音楽祭主催・dj sleeperと歩く松本〜 【りんごよりみち】

 第一回のゲストは、りんご音楽祭の主催者であり、DJとしても活動しているdj sleeperさん。普段から出演アーティストのアテンドをするというsleeperさんと一緒に、松本の街を歩いてみました。

1.長野の名物を食べるならココ!大人数でも入りやすい「木曽屋」dj sleeper アーティストのアテンドはだいたい木曽屋にするね。県外から来るアーティストに「何食べたい?」って聞くとみんな蕎麦って

もっとみる
地方のマイナーだけどすごい歴史を観光資源にするためにはどうしたら?ひとりのフォトライターができること。

地方のマイナーだけどすごい歴史を観光資源にするためにはどうしたら?ひとりのフォトライターができること。

歴史が好き、写真が好きなWebライターだと自負はあります。

子供の頃に奈良の平城京跡や、和歌山県の高野山に行って、「何だこれすごい」と衝撃を受けたのか、以来日本の歴史(特に古代とか平安とか古い時代)に興味を持つようになりました。

大人になって本州から北九州へ移り住み、2年前には少し南の大分県との県境、ギリギリ福岡県の豊前市に移住してからというもの、日常的に平安時代作の壁画や木像などを間近で見る

もっとみる