長谷川一英@アート思考の技術

E&K Associates代表 現代アートと産業界を繋ぎ、企業変革・イノベー…

長谷川一英@アート思考の技術

E&K Associates代表 現代アートと産業界を繋ぎ、企業変革・イノベーション創出を促すアーティスティック・インターベンション事業、アート思考講座を行っています。文化庁令和2年度文化経済戦略推進事業。アートコレクター http://eandk-associates.jp/

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    人々が同じ目的を追求するとき、力を合わせて働くために、どのような形のグループとして結集すれば、一人ひとりが生き生きと活躍し、グループとして大きな成果が出せるか? これを考えることが人と組織を考えることで、それは経営だけでなく社会運営全般にかかわる重要課題です。この課題に関する投稿を集めたマガジンです。

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書籍『イノベーション創出を実現する「アート思考」の技術』が完成しました

この記事では、私が執筆してきた著作『イノベーション創出を実現する「アート思考」の技術』について紹介します。 本書は、2023年2月11日に同文舘出版さんから出版されます。 「アート思考」を活用してイノベーションを起こす 本書では、「アート思考」を活用して思考を飛躍させ、イノベーションを生み出す思考法をビジネスパーソンの皆さんにお伝えしています。ビジネスパーソンとしての視座から、「アート思考」を捉え直しています。 本書でいう「アート思考」とは、現代アーティストが作品を制

    • 身近な事象から生まれるイノベーション:太陽光発電に学ぶ

      私たちの身の回りには、イノベーションの種が無数に存在しています。しかし、それらを見出すには鋭い観察眼と柔軟な発想が必要です。本稿では、太陽光発電を例に、身近な事象の中に潜む可能性を見出し、それを革新的なアイデアへと発展させる過程を考察します。 偶然の発見から始まった太陽光発電 太陽光は私たちの日常生活に欠かせない存在です。しかし、太陽光から直接エネルギーを取り出すことは、19世紀になって、ある実験から発想されました。 1839年、わずか19歳のフランスの物理学者アレクサ

      • 日経ビジネススクールで「アート思考」入門講座 〜理論編〜 を開講します

        この度、私が講師を務めさせていただく「アート思考」入門講座〜理論編〜を日経ビジネススクールで開催する運びとなりましたので、お知らせします。 イノベーションの壁に直面していませんか? 既存の枠組みから抜け出せずにいませんか? この講座は、革新的なアイデアを創出するための「アート思考」を学ぶ絶好の機会です。 「アート思考」は、現代アートのアーティストの思考をモデルとしており、自らの興味・関心を起点に、常識を超えた斬新なコンセプトを創出する思考です。「アート思考」をビジネスの現

        • 価値創造の新視点:『オマケ』に潜む価値を見出す

          ビジネスの世界では、常に新たな価値を創造することが求められています。しかし、その価値は必ずしも遠くにあるわけではありません。むしろ、私たちの目の前に存在しているにもかかわらず、認識されていないだけかもしれません。本稿では、人類史の観点から、価値創造の新たな視点を探ります。 古代の認識:焦点化された視点 赤瀬川原平氏(1937-2014)は、著書『四角形の歴史』(ちくま文庫)で、古代の洞窟壁画には動物は描かれていても周囲の風景は描かれていないことをもとに、古代の人々の視点に

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        記事

          アーティストがイノベーションを加速させる:新たなプレーヤーとしての可能性

          2024年6月29日、日本開発工学会の2024年研究発表大会が開催されました。本稿では、「Artistic Interventions:イノベーションの新たなプレーヤーとしての現代アーティスト」というテーマで行った発表の概要をご報告いたします。 日本開発工学会2024年研究発表大会の概要 日本開発工学会は「企業の利益と社会の幸福を両立させるための “ビジネスの創造”の追求」を使命としています。今回の研究発表大会は芝浦工業大学豊洲キャンパスで開催され、「デジタルトランスフォ

          アーティストがイノベーションを加速させる:新たなプレーヤーとしての可能性

          未来を創る鍵:好奇心と突破力

          現代社会において、ビジネスパーソンが未来を切り拓くために必要なこと。科学的探究と芸術的創造性の融合が、未来を予見し、新たな可能性を生み出す鍵となります。そして、好奇心と突破力がその原動力となります。本稿では、好奇心と突破力が未来の創造にいかに貢献するかを探ります。 好奇心と突破力の力:ダーン・ローズガールデの事例 オランダのアーティスト、ダーン・ローズガールデ(Daan Roosegaarde:1979〜)は、テクノロジーとアートを融合させ、未来をつくり出す代表的な人物で

          未来を創る鍵:好奇心と突破力

          科学と芸術の融合が未来を予見する

          未来を予見することは、ビジネスにおいて重要なスキルです。しかし、単にデータに基づいた予測だけではなく、広い視野での洞察が必要です。この記事では、広い視野をもつために科学的探究と芸術的創造性を融合することが重要であることを、具体的な事例とともに考察します。 バーゼルの街中に出現した麦畑 アート作品には、時折、未来を予見したかのようなものがあります。そのため、アーティストは社会における炭鉱のカナリアと呼ばれることがあります。スイスのバーゼルで開催された世界最大級のアートフェア

          科学と芸術の融合が未来を予見する

          予期せぬ事態が引き起こす「ありえない」イノベーション

          前回、商品開発をする際に、「あったらいいな」だけでなく、「ありえない」や「わからない」という要素を入れた方がイノベーティブになるという話をしました。しかし、「ありえない」ものを創り出すためには、どのようなプロセスが必要なのでしょうか。本記事では、アーティストの森村泰昌さんとAppleのiPhoneの事例を通じて、予期せぬ出来事と自分のテーマを化学反応させる重要性を探ります。 アーティストが示す創造の道: 森村泰昌のナポレオン作品 アーティストの森村泰昌さんは、美術史上の人

          予期せぬ事態が引き起こす「ありえない」イノベーション

          「日刊工業新聞」に寄稿している「産業TREND アート思考 未来創造の起爆剤」の連載が10回目を迎えました!3週間ごとの締め切りで忙しいですが、新しい発見があって楽しい。アートと産業界の動向をペアで紹介し、他の記事とは違う味を出しています。これからも面白い情報をお届けします!

          「日刊工業新聞」に寄稿している「産業TREND アート思考 未来創造の起爆剤」の連載が10回目を迎えました!3週間ごとの締め切りで忙しいですが、新しい発見があって楽しい。アートと産業界の動向をペアで紹介し、他の記事とは違う味を出しています。これからも面白い情報をお届けします!

          「ありえない」と「わからない」:イノベーションの扉を開ける鍵

          現代のビジネスシーンにおいて、イノベーションは欠かせない要素です。多くの企業が顧客の「あったらいいな」というニーズに応える新しい商品やサービスを提供しています。しかし、本当に革新的なものを生み出すためには、「ありえない」や「わからない」という要素が不可欠です。本記事では、「ありえない」や「わからない」の重要性を探ります。 「商品」はあったらいいな、「作品」はありえない アーティストの森村泰昌さん(1951〜)は、著書『生き延びるために芸術は必要か』の中で、商品と作品につい

          「ありえない」と「わからない」:イノベーションの扉を開ける鍵

          アート思考が変えた都市風景:ニューヨーク・ハイライン再生秘話

          ニューヨークのマンハッタン西側に位置するハイラインは、かつての貨物列車の高架線路を、アーティストたちの発想と行動力によって生まれ変わらせた公園です。いまや人気観光スポットとなったこの公園の誕生秘話を通じて、イノベーションの扉をどう開けるかを紹介します。 ハイラインの歴史 1930年代、マンハッタン南部の工場から製品を運ぶために、高架貨物鉄道ハイラインが建設されました。これは地上9メートルの高さに設置され、街の安全性を高め交通混雑を避ける目的がありました。しかしトラック輸送

          アート思考が変えた都市風景:ニューヨーク・ハイライン再生秘話

          アーティスト、シアスター・ゲイツによるシカゴ再生の軌跡

          シカゴの街角に新たな息吹を吹き込む、アーティスト、シアスター・ゲイツの活動を紹介します。1973年、シカゴ生まれのこの多才なアフリカ系アメリカ人アーティストは、陶芸、彫刻から音楽、パフォーマンス、映像まで、幅広い分野でその才能を発揮しています。今回は、彼の地域再生への情熱的な取り組みを、森美術館で開催されている「シアスター・ゲイツ展:アフロ民藝」を通じて紹介します(2024年4月24日〜9月1日)。 シアスター・ゲイツ、地域再生の原点 アイオワ州立大学で都市計画と陶芸を学

          アーティスト、シアスター・ゲイツによるシカゴ再生の軌跡

          補助線を描くことで見出された画期的新薬

          前回、絵葉書を使ったワークで、「考える」と「想う」の違いと、アート思考が斬新な発想のための補助線を見出すことを説明しました。今回は、補助線を描くことで、従来の常識を覆したイノベーションの事例を紹介します。 がん治療の新たなコンセプト「がん免疫療法」 2018年のノーベル医学生理学賞は、「がん免疫療法」という新しいコンセプトを確立した、京都大学特別教授の本庶佑氏と、米国テキサス大学教授のジェームズ・アリソン氏が受賞しました。従来のがん治療の主流は、外科手術、放射線治療、そし

          補助線を描くことで見出された画期的新薬

          アート思考:斬新な発想の補助線を見出す

          アート思考は、アーティストが世界を独特な視点で捉える能力に基づいています。彼らは型にはまらず、リスクを恐れずに挑戦し、誰も思いつかないような作品を創造します。 大御所アーティストの横尾忠則さん(1936―)は、新たなことを生み出すにあたり、「考える」よりも「想う」ことが重要だと言います。「考え」は脳に限定され限られた範囲にとどまりますが、「想い」は自由に宇宙へ飛翔し、無限の可能性を秘めています。この「想う」力こそが、創造性の源泉なのです。 「想う」力を実感するワーク 横

          アート思考:斬新な発想の補助線を見出す

          「想う力」を発揮したイノベーション:日産e-Power

          前回の記事では、横尾忠則さんの「想う」力を探求しました。「想う」とは、目的や成果に縛られることなく、子供のような純粋な驚きと遊び心を持ってアイデア創出に取り組むことです。今回は、「想う」力によって生まれた画期的な製品として、日産 e-Powerの開発事例をご紹介します。 「思考の飛躍」: 五感で非連続なアイデアを生み出す 経営学者 野中郁次郎先生とジャーナリスト 勝見明氏の共著『共感経営』では、イノベーションを起こす発想を「跳ぶ仮説」と呼んでいます。これは、一見無関係な事

          「想う力」を発揮したイノベーション:日産e-Power

          常識を超えたコンセプト「マテリアル・パスポート」が画期的。建築資材に個別IDを付与し、解体後再利用できる仕組み。建築家トーマス・ラウ氏の発案で、大阪万博オランダパビリオンで採用されている。資源の永続的循環を目指す新たな経済モデルの胎動 https://x.gd/t0YPV

          常識を超えたコンセプト「マテリアル・パスポート」が画期的。建築資材に個別IDを付与し、解体後再利用できる仕組み。建築家トーマス・ラウ氏の発案で、大阪万博オランダパビリオンで採用されている。資源の永続的循環を目指す新たな経済モデルの胎動 https://x.gd/t0YPV