長谷川一英@アート思考の技術

E&K Associates代表 現代アートと産業界を繋ぎ、企業変革・イノベー…

長谷川一英@アート思考の技術

E&K Associates代表 現代アートと産業界を繋ぎ、企業変革・イノベーション創出を促すアーティスティック・インターベンション事業、アート思考講座を行っています。文化庁令和2年度文化経済戦略推進事業。アートコレクター http://eandk-associates.jp/

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    人々が同じ目的を追求するとき、力を合わせて働くために、どのような形のグループとして結集すれば、一人ひとりが生き生きと活躍し、グループとして大きな成果が出せるか? これを考えることが人と組織を考えることで、それは経営だけでなく社会運営全般にかかわる重要課題です。この課題に関する投稿を集めたマガジンです。

最近の記事

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書籍『イノベーション創出を実現する「アート思考」の技術』が完成しました

この記事では、私が執筆してきた著作『イノベーション創出を実現する「アート思考」の技術』について紹介します。 本書は、2023年2月11日に同文舘出版さんから出版されます。 「アート思考」を活用してイノベーションを起こす 本書では、「アート思考」を活用して思考を飛躍させ、イノベーションを生み出す思考法をビジネスパーソンの皆さんにお伝えしています。ビジネスパーソンとしての視座から、「アート思考」を捉え直しています。 本書でいう「アート思考」とは、現代アーティストが作品を制

    • 「想う力」を発揮したイノベーション:日産e-Power

      前回の記事では、横尾忠則さんの「想う」力を探求しました。「想う」とは、目的や成果に縛られることなく、子供のような純粋な驚きと遊び心を持ってアイデア創出に取り組むことです。今回は、「想う」力によって生まれた画期的な製品として、日産 e-Powerの開発事例をご紹介します。 「思考の飛躍」: 五感で非連続なアイデアを生み出す 経営学者 野中郁次郎先生とジャーナリスト 勝見明氏の共著『共感経営』では、イノベーションを起こす発想を「跳ぶ仮説」と呼んでいます。これは、一見無関係な事

      • 常識を超えたコンセプト「マテリアル・パスポート」が画期的。建築資材に個別IDを付与し、解体後再利用できる仕組み。建築家トーマス・ラウ氏の発案で、大阪万博オランダパビリオンで採用されている。資源の永続的循環を目指す新たな経済モデルの胎動 https://x.gd/t0YPV

        • 五感で「想う」、遊び心が生む自由な発想とイノベーション

          87歳にしてなお精力的に作品を創り続けるアーティスト、横尾忠則さん。その創造力の源泉は「遊び心」と「想う」力にあります。ビジネスパーソンもこの力を活かせば、イノベーティブな発想を生み出せるようになります。今回は、「遊び心」と「想う」について考えます。 論理を超えた「想う」力 横尾さんは、頭で「考える」よりも、身体が勝手に描いてくれる、描こうという衝動、「想う」にしたがうことを重視しています。 横尾さんのいう「考える」は論理的思考のこと、これは確かに重要ですが、自由な発想

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        記事

          大企業におけるアート思考とイノベーション:花王のヘルシア事例を通じて

          以前のコラムで、小さな組織で、アート思考によるイノベーションを起こした事例を紹介しました。今回は、大きな組織の場合を見てみましょう。 アート思考を取り入れる際の課題 「大企業は短期的な事業目標や売上等を重視するため、アート思考で生まれたようなアイデアにリソースが割かれづらいのではないか」という意見をよくいただきます。多くの企業が、このような状況になっていると思います。これは、アート思考に限らず、新規事業をやろうとするときに直面していることではないでしょうか。 既存事業を

          大企業におけるアート思考とイノベーション:花王のヘルシア事例を通じて

          イノベーションマガジン『Carbon』第10号に「「アート思考」で「2回目のコペルニクス的転回」を目指す」という記事を寄稿しました。 産業界がアーティストの思考を取り入れることで、新たな未来を創造し社会を前進させるという視点の変革を指について書いています。

          イノベーションマガジン『Carbon』第10号に「「アート思考」で「2回目のコペルニクス的転回」を目指す」という記事を寄稿しました。 産業界がアーティストの思考を取り入れることで、新たな未来を創造し社会を前進させるという視点の変革を指について書いています。

          高嶋政伸さんのコラム「インティマシーコーディネーター」 プロフェッショナルな人がプロジェクトに臨む姿勢について語っています。プロジェクトに関わる全ての人が安心して取り組むことができ、最高のパフォーマスを引き出す環境をいかに作り出すか。 https://www.shinchosha.co.jp/nami/tachiyomi/20240327.html

          高嶋政伸さんのコラム「インティマシーコーディネーター」 プロフェッショナルな人がプロジェクトに臨む姿勢について語っています。プロジェクトに関わる全ての人が安心して取り組むことができ、最高のパフォーマスを引き出す環境をいかに作り出すか。 https://www.shinchosha.co.jp/nami/tachiyomi/20240327.html

          小さな組織でもできるアート思考によるイノベーション

          先日行ったオンラインセミナー『革新的なアイデアを生み出す アート思考実践論』でいただいた質問に、「アート思考でイノベーションに挑戦する際、中小企業では投資回収までに時間がかかると取り組みが難しい。大企業の方が適しているのだろうか?」というものがありました。結論からいうと、組織の規模は関係ありません。多くのスタートアップは、アート思考で斬新な事業に挑戦しています。 今回は、小さな組織での取り組みについて紹介します。 アート思考は「自らの興味・関心を起点に、既存の常識にとらわれ

          小さな組織でもできるアート思考によるイノベーション

          休館中のBunkamuraが映す、過去と未来の交錯

          Tokyo Creative Salonのイベントとして、休館中のBunkamuraを使ったインスタレーションが展示されています。渋谷エリア統括ディレクターの寄本さんに案内していただきました。 Bunkamura吹き抜けには、西野達さんの巨大イスタレーション《ミラーボールファニチャー》が宙吊りになり、ミラーボールとして回転しています。 譜面台、ロッカー、カフェの椅子など、実際に使われてきた什器を組み、東急の社員さんが家族と一緒にミラーを貼り付けたそうです。 かなりの重量の作

          休館中のBunkamuraが映す、過去と未来の交錯

          詩的な思考でワクワクする未来社会へのイノベーションを創る

          神奈川県真鶴町は、高層マンションやショッピングモールがない昔ながらの美しい街並みを保持しています。この町独自の『美の基準』という街づくり条例は、数値ではなく詩的な言葉で規定されており、大規模開発を防ぐ重要な役割を果たしています。今回は、詩的な表現がいかにして唯一無二の価値を生み出すかを探求します。 真鶴町の『美の基準』 『美の基準』は1993年に制定されました。開発の波が押し寄せる中、町民は自らの手で町の未来を形作ったのです。条例には、「豊かな植生」「静かな背戸」「終わり

          詩的な思考でワクワクする未来社会へのイノベーションを創る

          アート思考でイノベーションを起こす:収益よりもまず行動変容に焦点を当てよう

          先日、『革新的なアイデアを生み出す アート思考実践論』と題したオンラインセミナーを行いました。700名を超える方に視聴していただき、アート思考への関心の高さを感じました。このセミナーで、久保田沙耶さんのアート《漂流郵便局》を紹介したところ、「この事業はどうやって収益をあげているのか?」という質問をいただきました。この質問は、日本のビジネスパーソンらしいものです。今回は、収益より行動変容という思考の順序について考えます。 《漂流郵便局》:行動変容を促すアート 《漂流郵便局》

          アート思考でイノベーションを起こす:収益よりもまず行動変容に焦点を当てよう

          明日2月28日、「革新的なアイデアを生み出す アート思考実践論」のオンラインセミナーを行いますが、なんと900名を超える方に登録いただいているとのこと。多くの皆さんに興味をもっていただけて嬉しいです。 https://note.com/stargazek/n/n795607d0ea6e

          明日2月28日、「革新的なアイデアを生み出す アート思考実践論」のオンラインセミナーを行いますが、なんと900名を超える方に登録いただいているとのこと。多くの皆さんに興味をもっていただけて嬉しいです。 https://note.com/stargazek/n/n795607d0ea6e

          アート思考で磨く「イノベーションの種」を見つける力

          アート思考とは、アーティストが作品を制作するときに発揮するのと同じ、「これまでの常識を超える斬新なコンセプトを創出する」思考法です。イノベーションの種とは、イノベーションを起こすコンセプトのことです。事業構想大学院大学客員教授の田浦俊春氏は論文で、斬新なコンセプトを創出する際に大切なのが、エビデンスに頼らない「自分なりの考え方」と言及しています。今回は、「自分なりの考え方」こそ、「イノベーションの種」を見つける力であることについて紹介します。 イノベーションについての日本の

          アート思考で磨く「イノベーションの種」を見つける力

          『構想力・実行力養成講座』でイノベーション創出力を学ぶ

          宣伝会議さんが制作しているオンライン講座「ベストセラーライブラリー」 ビジネス関連の書籍をもとに、それぞれの書籍のトピックをオンデマンドで視聴できます。現在、ベストセラーライブラリーでは、12講座をセットにした『構想力・実行力養成講座』を提供しています。この講座では、イノベーション創出に必要なスキルを一気通貫で学ぶことができます。具体的には、以下の内容です。 現状を正しく振り返る 飛躍のある構想を組み立てる 社内の同意を形成する チームが動き出す土壌を整える この『

          『構想力・実行力養成講座』でイノベーション創出力を学ぶ

          数学とアート思考が引き出す考え抜く力(ネガティブ・ケイパビリティ)

          生成AIの進化により、人間のように創造的なものを作れるようになってきました。これは、とても便利なことですが、一方で、私たちにとっても問題を引き起こしています。それは、わからないことがあっても、すぐにAIに答えを求めてしまうことです。 この記事では、わからないことを自ら考えることは楽しく、さらにイノベーションにつながることを紹介したいと思います。 「ネガティブ・ケイパビリティ」 どうにも答えの出ない、どうにも対処しようのない事態に耐える能力のことを「ネガティブ・ケイパビリテ

          数学とアート思考が引き出す考え抜く力(ネガティブ・ケイパビリティ)

          8000m超の14峰挑戦中の石川直樹さんは、奥能登も何度も訪れ写真を撮ってきました。珠洲で定宿にしていた温泉宿も全壊してしまいました。 奥能登ポスターのチャリティ販売を行い、全額を珠洲市役所に届けたそうです。そして、再び立ちあがろうとする人々の様子をフィルムに焼き付けています。

          8000m超の14峰挑戦中の石川直樹さんは、奥能登も何度も訪れ写真を撮ってきました。珠洲で定宿にしていた温泉宿も全壊してしまいました。 奥能登ポスターのチャリティ販売を行い、全額を珠洲市役所に届けたそうです。そして、再び立ちあがろうとする人々の様子をフィルムに焼き付けています。