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#コラム
「バーテンダー褒め学」実践編
褒めるべき優れた人が、その褒められるべきポイントには誰一人気がつかず、私だけが見抜いていたら嬉しいだろう。つまり誰にでも褒めるべきところがあると思えば、それを探しだそうとする好奇心が湧き上がるというものだ。
反対に探しても捜しても一向に褒めポイントが見つからない迷宮のラビリンスのような人がいる。これは相当に厄介だが、ただ単に私自身がその人の「良さ」を見抜けない未熟者の可能性も否めない。
褒めるべき
「バーテンダー褒め学」基礎編
バーテンダーにとって「褒める」ことは、重要なスキルだ。いや、これはバーテンダーに限ったことではないだろう。生きていく上で、存在を否定されるか肯定されるか、あなたはどちらがよろしいか?などという議論は、深掘りしなければテーマにもならない。案外、深掘りをしたらおもしろいのではないかと思ってしまった。
大半の人は、肯定されたいだろうし成果を認めてもらいたいものだ。中には、「お前如きが私を評価しやがって、
「カオス営業」〜トラと羊〜
BARを営む上で最も充実感が満たされる状況のひとつに、「一体感」がある。
店が意思をもった巨大な生命体に変わる。
スタッフのバースデー祝いや周年などで時折見られる現象だ。
お客さんとスタッフの求める思いが一体となって湧き起こるウェーヴ感がそれを可能にする。
「ああ、お店を続けていて本当によかった」
と、心底思える瞬間だ。
若いのも年寄りも隣に座った面識のない者同士でも、すぐに旧知の中よろしく打ち解
「一見さんの6つのルール」
繁盛している飲食店には、必ず店を愛してくれている常連さんが存在する。
店を愛し、スタッフとも気心が知れて、家族ぐるみの仲、なんて関係もあるだろう。
店が満席になると進んで席を空けてくれるようなスタッフ的な気配りができる、そんな縁の下の力持ち的存在、それが常連さんだ。
だが、どんなに家族のような親しい常連さんも、初めはみんな「一見さん」なのである。
私の店にも常連さんは存在している。
20年以上も
モテ学4「笑顔の秘密」
素敵な笑顔の男がいた。
彼の笑顔は周囲を明るくした。
彼が微笑むと皆がつられて笑顔になった。
それがモテるポジティブな笑顔である。
モテる男の笑顔には、そういう意味がある。
どういうことか?
例えば……。
男が笑顔で笑っている。
彼の笑顔にも素敵な魅力があった。
彼は何を見て笑っているのだろう?
彼の目線を辿っていくと、横転した車の側で泣き叫んでいる人々の光景があった。
それを見た私は彼に恐怖
モテ学3「髭の魅力」
残念なことに私は髭が薄い。
せいぜいが鼻下と顎あたりにボチボチとお粗末なカビ髭だ。
昨今、毛深い男子がメンズエステで脱毛に金をかけていると方々で耳にする。
無駄毛処理ならまだわかる。
だが、自らの髭を嫌う者も少なくないと聞いて驚いた。
けしからん!もったいない!と思うのである。
元来、髭とは男性の「3大シンボル」の1つではないのか?
2つ目はたくましい筋肉、3つ目は言うまでもないだろう。
これ
(3)バーテンダーは3つの空気を自在に操る。空気を壊す編
これまで、1.空気を読む、2.空気を作るについて書いてきました。
そして今回は最終章、「空気を壊す」について書いていこうと思います。
まずは、なぜ空気を壊すスキルを覚えなければならないのかについて書いていきます。
コミニケーションの中には、気の合った仲間や同年代の友達ばかりではありません。
むしろ、そうでない場合のシチュエーションが多数存在します。
想像してみてください。
例えば、初対面の複数
「問題が生じた時、誰かに相談できるか否か?それが人生の別れ道」
24歳のシングルマザーが8日もの間、女児を自宅部屋に置き去りにして遠距離恋愛中?の彼に会いに出かけている間に、娘が餓死したという事件があった。
人は、自分の経験した失敗からしか学べないことが少なくない。私もその内のひとりであるが、私にはズルイというか、業務上の少し役得なところがある。
それは、お客が仕事や恋愛などの問題に直面してしまった時、頻繁に相談をしてくれるかだ。私はその相談に対し、できるだ
(2)バーテンダーは3つの空気を自在に操る。空気を作る編
さて、空気を読む編では、空気を読むとはどういうことで、なぜ、空気を読まなければならないのかについて書いてきました。
今回は「作る」について書いていきます。
空気を作るには、2つの意味があります。
1.今ある空気をより良くする
2.悪い空気を良くしていく(難易度高い)
空気を読めるようになって、相手の望みを理解したとしても、それだけでは十分ではありません。次は、相手と2人で共同作業をしなくてはな
「飲み仲間、知っておくべき暗黙の十字架」
当たり前だが、酒は気のおけない仲間と屈託なく飲むのが一番楽しい。
「飲み仲間」という造語はいつ誕生したのかはわからないが、この関係の繋がりはまさに「飲む」に限定されているようだ。相手の仕事や立場も一切関係ないし、年齢も関係ない。大切なのは三つ。時間感覚、金銭感覚、ノリである。
この三種の感覚が飲み仲間の絶対条件であると常々僕は考えている。
時間感覚は、飲食における満足時間と言い換えてもいい。朝の早