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わかおの日記

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わかおが日々の出来事や思ったことを書き連ねる日記です。太宰治におれはなる!
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わかおの日記163

わかおの日記163

この前調子に乗って、週末の予定が埋まってきたとか書いたが、全然そんなことはなく、この週末は普通に暇だった。

今週はずっと曲を作っていた。島村楽器で買った、適当なコード進行が書いてあるカードをパラパラしているうちに思いついたのだ。いままでヒップホップっぽい曲の作り方をしていたが、イマイチしっくりきていなかったので、思い切って弾き語りベースで作ってみたらこれがとてもいい感じがする。無理して韻を踏んで

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わかおの日記162

わかおの日記162

大学入学以来いちばんの趣味は「暇」なんじゃないかと思うほどに暇していたぼくだが、ここ最近週末の予定が埋まるようになってきた。喜ばしいことだが、のび太くん的なぼくのバイオリズムには明らかに適していないので、戦々恐々としている。

土曜日は阿波踊りのサークルで、神奈川大学の文化祭に出た。ぼくは阿波踊り界でも希少な存在である三味線弾きである。中学生のころから左投げのアンダースローやナックルボーラーにあこ

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わかおの日記161

わかおの日記161

弟の学校行事があるとかで家族がみな出払っていたので、ぼくは犬とふたり留守番していた。20歳になっても快く留守番を引き受けるぼくの予定のなさを、家族はもっとありがたがるべきだと思う。普通の20歳はもっと外で遊び回ったりしてるらしいよ?知らないけど。  
あまりにも退屈だったので、前からやろうと思って先延ばしにしていたある作業を行った。冷蔵庫におびただしい数貼ってあるプレミアム・モルツのシールに書かれ

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わかおの日記159

わかおの日記159

「何をしているのか」と聞かれれば「何もしていない」と答えるしかない。厳密にいえば、何もしていなくはない。毎日飯も食ってるし酒も飲んでるし、1時から大体10時くらいまでたっぷり寝ている。眠気と眠気の合間には、犬と戯れたり、曲を作ったりしている。多分昔の高等遊民の暮らしを、現代においてぼくがもっとも再現しているのではないだろうか。夏目漱石もびっくりである。

来週から免許合宿に行く。長崎の田舎に、2週

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わかおの日記158

わかおの日記158

【ここまでのあらすじ】
軽井沢旅行で思いの外ギャルとうまくやれたため、コミュニケーション能力に自信を取り戻しつつあったわかおだが、いざ東京に帰ってみると、自分に友達などいなかったことに気がついてしまう。朝夕の叶姉妹公式ラインからの挨拶の他には、誰からも連絡のこない日々……わかおは、気が狂う前に、おいしいラーメンを求めて独り旅立った。

誰に会うわけでもないのにキチンとした格好をして電車に乗り、書い

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わかおの日記156

わかおの日記156

弟がキャンプに行った(行かされた)ので、我が家には久しぶりに平和な空気が流れている。母親とにこやかに談笑しながらバイトの原稿を進め、「午後からやることないな〜」なんて言いながら冷凍のパスタをすする。ヤツがいる場合には決して実現することのない、理想的な午前中の過ごしかたである。

犬がかわいい。ぼくが落とした水グミを食べちゃって本当にやらかしたと思ったけど、どうやら大事ないようでよかった。

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わかおの日記155

わかおの日記155

昨日Kが家に来て、料理をしてもらって食べた。

うんざりするほどエビフライと唐揚げを食べた。友達と家でご飯を食べるのはとても楽しい。知らない人との飲み会はあれほど辛いのに。でも世の中には知らない人との飲み会が楽しいという人種もいるのだから不思議だ。ぼくたちは分かり合えない。とても酔っ払って、ぼくが来客に必ず見せている永野のコントを見せて、「面白いでしょ〜😏😏」という得意気な顔をして寝た。

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わかおの日記154

わかおの日記154

それなりに忙しくて(嘘だ、全く忙しくない)、バイトの原稿を2日サボってしまっていたので、今日こそは書こうと思って、甲子園を見ながら原稿をやっていた。ぼくの野球人生とそれに付随する青春みたいなものはあまりにもショボかった。せいぜい彼女が見てる前でヒットを打ったことくらいしかこれといって取り上げるような出来事はなく、ブラスバンドともチアリーダーとも無縁だった。夏の大会でコールド負けをして、トホホ……み

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わかおの日記153

わかおの日記153

高校以来女性恐怖症をこじらせているぼくだが、本当に数少ない女友達がいる。小学校以来の付き合いの彼女とは、全く気を遣わずに喋ることが出来る。ふつう女の子と喋っているときは余計な邪念や見栄などが頭をよぎり生きた心地がしないものだが、彼女と喋っている時は、母親と喋っているときと同じくらいリラックスできる。これはとてもめずらしいことだ。

そんな女友達と夕方、神宮のバッティングセンターに行った。一応かまし

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わかおの日記152

わかおの日記152

昨日とても味の濃いラーメンを食べた反動で体がラーメンを受け付けなくなってしまっていたし、暑さも比較的和らいでいたので、図書館から這い出て松屋に行った。ラーメンがダメなら松屋。レパートリーの少なさが恥ずかしいですね。

松屋の牛丼はもちろんおいしいのだが、カレーはもっとおいしい。どうやら松屋フーズの社長が無類のカレー好きらしい。

食券機をポチポチやってメニューを物色すると、期間限定のメニューにシー

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わかおの日記151

わかおの日記151

たぶん人恋しいのだろう。むかし好きだったひとの夢をみた。

ぼくだって、小学校6年生の頃の思い出をずうっとひきずるほどセンチメンタルじゃないし、24時間のうち23時間50分くらいは彼女のことを忘れているのだが、どうしても1日に10分くらいは彼女のことを考えてしまう。これって未練がましいのだろうか。

夢の中でぼくは高校の体育館にいた。舞台の上ではなぜか映画が上映されていて、ビーチチェアのようなもの

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わかおの日記150

わかおの日記150

惨めな思いは日記にしておくに限る。

一限が入っていたので、早起きして三田に行った。この一限は必修の英語の授業で、英語のクラスを申請し忘れたためにほぼ強制的に割り振られた余りものである。好き好んで一限を入れる奴なんていない。

少し早めに教室についたので、後ろの方の席に座った。しばらくすると見覚えのある人間が、友人らしき金髪の男とともに教室に入ってきた。まずい、あいつだ。

彼とは入学当初仲良くし

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わかおの日記番外編3

わかおの日記番外編3

大学の友だちと旅行をする計画がずうっと先延ばしになっていたのだが、春休みも終わろうとしている4月になってようやくその計画が実行に移された。

和歌山に行こうとか、いやさすがに遠すぎるから熱海に行こうとか、2転3転したのちに、ぼくらは静岡県にあるサウナの聖地、「サウナしきじ」を目指して旅立つことになった。サウナを愛する者であれば1回は名前を聞いたことがあるだろう聖地だ。天然水の水風呂が至高だという。

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わかおの日記149

わかおの日記149

一日の流れを書くだけの日記にも飽き飽きしてきたので今日は趣向を変えて、なぜか記憶に残っている瞬間のことだけを書こうと思った。

三田キャンパスに初めて足を運んで、国文学専攻のガイダンスを受けた。後ろの席に座っていた大柄な男子学生が、教授が絶妙なライン(笑おうと思えば笑えるが、別に笑わなくてもいいくらい)の冗談を言うたびに律儀に、しかも本当に面白いと思っているような感じで笑うので「こいつ絶対いいやつ

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