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自己実現とは一体何なのか?

自己実現とは一体何なのか?

「自己実現」という言葉が世に浸透しつつあります。

ですが「自己実現ってどういうもの?」と聞かれると、案外答えられないのではないでしょうか。

なんとなく、「ありのままの自分で生きること」とか「自分自身に正直でいること」みたいなイメージなのかなと。

自己実現というのは、しっかりその実体を掴むことができれば、人生を大きく変えるものになり得ます。

ということで、今回は「自己実現」をテーマに書いてみ

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そもそも、キャリアに戦略は必要なのか?

そもそも、キャリアに戦略は必要なのか?

少しタイミングを逃してしまった感があるが、日経COMEMOが興味深いテーマ企画をしていたので、今更ながら便乗してみたいと思う。

テーマ企画のお題は、「あなたのキャリア戦略のモヤモヤを教えてください」だ。

このテーマを見て初めに感じたモヤモヤは、「キャリアに戦略は必要なのか?」と言うことだ。戦略ということは、そこには何か達成すべき目的があるはずだ。戦略目的があるからこそ、その目的を達成するための

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「枯れた」システムと、計画的陳腐化

「枯れた」システムと、計画的陳腐化

「枯れた技術」とか「枯れたシステム」なんて言葉、みなさんは聞いたことがあるでしょうか?ある技術やシステムが長く使われて、バグや課題を出し切った状態、問題が枯渇した状態のことを「枯れる」なんて表現したりします。

「枯れる」というと衰退するとか衰えるといったネガティブなイメージを連想しがちですが、システムでは逆です。IT業界用語だと思いますが、システムや技術が「枯れる」というとき、ポジティブな意味で

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「めんどくさい」攻略法

「めんどくさい」攻略法

「めんどくさい」にはいくつか種類がある。

①手順が曖昧でめんどくさいしばらく手をつけていないタスク、たまにやるタスクはどうしてこんなにめんどうなのか。

それは手順の記憶が曖昧だからだ。

歯磨きのように毎日やる動きは、手順の記憶がしっかりしている。そういうタスクはめんどくさいと感じる前に身体が自然と動く。

しかしたまにしかやらないタスクは記憶に残りにくい。毎回「手順を思い出す」ところから始め

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入社前にお伝えしている事

入社前にお伝えしている事

ケースバイケースですが、特に初めての転職の方には「退職時の注意点」「転職先での10箇条」、それ以外の人にも「転職先での10箇条」という資料を渡しています。

退職の意志表示の際の注意点このたびは採用決定、おめでとうございます。ここに退職の注意点をお知らせします。

1.退職日(月日)を明確にして意志表示をします。
  ※引継ぎは十分にできる猶予を持たせてください。一方で長引かせず2か月以内が目安で

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情シスの業務範囲が広すぎてキャリアパス迷子になるので整理してみた話

情シスの業務範囲が広すぎてキャリアパス迷子になるので整理してみた話

 自身のキャリアの棚卸しをしていると、前職でも現職でも情シスを創設しているということに気づきます。情シス作りがちな人生です。今回は情シスの業務範囲を整理し、経営層には情シスの認知を、既に情シスの人にはキャリアパスのヒントになればと思って書きました。

情シスの変遷 情シス。社内SEなどとも呼ばれたりはしますが、今となってはコーポレートエンジニアと呼称することも多くなってきました。

 2000年代

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「緊張」の本質はダメのレッテルを貼られる恐怖

「緊張」の本質はダメのレッテルを貼られる恐怖

実力とは技術とメンタルのかけあわせWBCやワールドカップなどの国際大会は、普段スポーツを見ない人をも熱狂の渦に巻き込みます。世界中の人が注目するスポーツイベントは、普段にも増してドラマチックなのでそれも当然です。私はスポーツ観戦が生活の一部なのですが、国際大会はやはり感動もひとしおです。それは選手たちの「二つの戦い」を目撃できるからです。

一つは選手同士の技と技のぶつかり合い。そしてもう一つは、

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キャリアには「計画」などいらない。「コンパス」があればいい

キャリアには「計画」などいらない。「コンパス」があればいい

キャリアは「計画された偶然」5年前に時間を巻き戻してみてください。今これを書いているのは2023年の2月なので、ここでは2018年の2月を5年前としてみます。そのときの、向こう5年間の人生計画はどのようなものだったでしょうか? 私は計画と言えるほどのものは持ち合わせていなかったのですが、いくつかちょっとした夢がありました。そのうち1つは8割方実現したように思われます。1つはまた途上で実現していませ

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イノベーションのジレンマならぬ、問題解決のジレンマ

イノベーションのジレンマならぬ、問題解決のジレンマ

問題解決につながらない問題解決がなぜ採択されるのか?

行政や大企業がメディアで打ち出す施策には、第3者の目線で見ると「なぜ、この企画が通ったのだろう?」と首を傾げたくなるときがある。最近はSNSが発達したこともあって、そういった施策に対して、ネットで騒ぎになったり、有識者が疑問を呈する場面も増えている。

例えば、教員人材の不足に対して、その解決策として文科省が打ち出した施策も厳しい評価が集まっ

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サボることを教えてくれた上司たち

サボることを教えてくれた上司たち

学級委員ぽい、とよく言われてきた。自分ではあまり自覚はないけれど、確かに宿題は必ず終わらせるし、待ち合わせには遅れないし、やってはいけないことは、絶対にやらない方だ。

学生のときは、この性格に助けられていた。

与えられた課題を期日までに終わらせ、決められた時間に授業に出る。やるべきことがクリアだったし、きちんとこなしていくことで評価された。夏休みの最終日に、終わらない課題に絶望するというシチュ

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【1時間で分かる】P&G流マーケティングの教科書

【1時間で分かる】P&G流マーケティングの教科書

2020年5月末でP&Gのブランドマネージャーを退職しました。僕はこのNOTEで、P&Gで非言語的に受け継がれているマーケティングの思考法を、分かりやすい教科書のようにまとめようと思います。本気で読めば1時間かからず読めると思います。が、ちゃんと理解すれば知識レベルとしては本何冊分にもなることをお約束します。さらには、そのマーケティング思考の先に、僕がどんなマーケティングの進化を考えていて、そのた

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忘れる読書

忘れる読書

昔から自分はあまり記憶力が良くないのではないか、と思っていた。例えば小学生の頃は漢字の書き取りの練習とかをしたのだけれど、なかなか漢字を効率よく覚えられない。

授業も割と真剣に聞いているのだが、内容の多くを忘れてしまったりする。だから、忘れないようにあらゆることを記録しておくという意味で、書く、ということに昔から関心が深かったのかもしれない。
 
自分が忘れっぽいというのも多分あるのだと思うのだ

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#195 「トップ5%社員」が持っている「再現性」という能力

#195 「トップ5%社員」が持っている「再現性」という能力

先日、「AI分析でわかったトップ5%社員の習慣」という本から最も大事な2つのことをご紹介しました。

そのうちの1つ、「再現性」について、どうやったら身につけることができるのか、メモ。

1、そもそも「再現性」とは?「再現性」。同じことを繰り返しできること?

なんとなく分かる言葉ほど実は各人で思い浮かべるイメージが異なるものです。

「再現性」を辞書で調べると…

1.科学実験などにおいて、所定

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#318 リモートワークのボトルネックは「上司」

#318 リモートワークのボトルネックは「上司」

「期待したほど部下が自分で動いてくれなくて…」と嘆く管理職の愚痴を聞きました。よくよく聞くと、そりゃぁあなたが原因では?と思ったので、メモ。

1、忙しすぎる上司はボトルネック。暇すぎる上司というのも問題ではありますが、忙しすぎる上司とどっちが部下が困るか、といえば、断然後者でしょう。

なぜなら上司に用はなくても、上司の権限、承認に用があるからです。

オフィスでチーム全員が机を並べている場合、

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