Tanako

都内で夫と0歳の娘と暮らす30歳。仕事も生活も大事にしたい。マーケティング職。好きな生…

Tanako

都内で夫と0歳の娘と暮らす30歳。仕事も生活も大事にしたい。マーケティング職。好きな生き物はウミガメ。 キャリア|セルフケア|ジャーナリング|育休

マガジン

  • # こころと暮らし

    心地よい暮らしのための習慣やセルフケアについて

  • #若手社員のすすめ

    社会に出たころの回想録。

最近の記事

  • 固定された記事

サボることを教えてくれた上司たち

学級委員ぽい、とよく言われてきた。自分ではあまり自覚はないけれど、確かに宿題は必ず終わらせるし、待ち合わせには遅れないし、やってはいけないことは、絶対にやらない方だ。 学生のときは、この性格に助けられていた。 与えられた課題を期日までに終わらせ、決められた時間に授業に出る。やるべきことがクリアだったし、きちんとこなしていくことで評価された。夏休みの最終日に、終わらない課題に絶望するというシチュエーションにも無縁だった。 社会人になってからも、この真面目な学生気質は続いた

    • 新卒のときに出会っていたかった本たち

      子どもが産まれ、物理的に一人になったり出かけたりすることが難しくなった代わりに、本をよく読むようになった。自分でも意外である。お散歩コースにベビーカーで入れる本屋があるということも大きいかもしれない。 娘の昼寝の間、寝かしつけの後、ほんの隙間時間でも、本を開くことで気持ちが切り替わり、リフレッシュになる。 その中で、特に背中を押してくれる、勇気づけてくれるような、自分が社会に出たばかりの頃に出会えていたら良かったなと思った本を2冊紹介してみようと思う。 ◇ ① 限りあ

      • どこまでだって行ける

        寝る準備をしていると、ふと頭に浮かんだ曲を聴きたくなることがある。昨日がまさにそんな日で、急に思い出したメロディーが頭から離れなくなって、早く寝ないといけないけれど、どうしても聴かないと済まなくなった。 夫と娘の寝息をかすかに感じる寝室で、物音を立てないように慎重にベッドに入り、ごそごそiPhoneにイヤホンをセットした。 布団にくるまって再生したその瞬間、目を瞑ると図書館にいる私。 人通りがほとんどない、一番奥のカウンターに座る私。 大学二年生の冬。雪がちらつく日曜

        • 夫の育休に救われた

          4ヶ月前に子どもが産まれた。 出産は大変だったけれど、母子ともに健康で、皆んなに祝われて。それだけで、もう十分すぎるくらい幸せなことだけれど、もう一つ最強に幸運なことがあった。 夫が育休を取ったこと。それも、半年という長期間。 実は、出産するまで夫の育休は予定しておらず、せいぜい最初の1週間くらい、有給休暇を使いながらサポートしてもらおうという算段だった。そのはずが、出産時に色々と問題があり私が動けず、もうどうしようもなく、急遽夫が長期でお休みすることになった。迷わずそ

        • 固定された記事

        サボることを教えてくれた上司たち

        マガジン

        • # こころと暮らし
          8本
        • #若手社員のすすめ
          12本

        記事

          初任給で買った美容スチーマーを捨てた話

          社会人になって初任給で買った美容スチーマー。 忘れないようスマホのカレンダーに登録しておいた燃えないゴミの回収日、私はそれを収集場所にやけに丁寧に置いた。 日常のゴミ出しでこんなにソワソワするなんてと自分でも可笑しくなって家に入ったその数時間後、回収されて跡形も無くなっているのを見た時はやっぱり少し寂しくなった。 * 当時、CMや電車広告でよく目にしたスチーマー。大好きなモデルさんが広告塔になっていて、街中で見かける度に目で追っていた。ちょうど社会人になって、もうすぐ

          初任給で買った美容スチーマーを捨てた話

          危うく自分の世界に閉じこもってるところだった

          在宅勤務になってから、外に出る機会がめっきり減った。 スーパーとたまに行くカフェと自宅の往復。 着ていく所が無いからって理由で、新しい洋服すら買ってない。 出費が減った、苦手な人に会わなくて済む、毎日気楽で心地よく過ごせている。 そんな気持ちでいたけれど、先日、はっとする出来事があった。 転職が決まった前の職場の同僚と、直接話す機会があった。彼女のこれからの楽しみな気持ちと、少しの葛藤と不安を教えてくれた。 そもそも、誰かとこんなに真剣に話すのはいつぶりだろう。 「

          危うく自分の世界に閉じこもってるところだった

          遠い未来だと思っていた東京オリンピックに想いを寄せていた頃

          2021年7月23日。 頂きもののほうじ茶を淹れて、夫と2人、テレビの前で東京オリンピックの開会式を観ていた。夜空に映える花火、ドローンの近代的な演出、各国の衣装を身に纏った選手団の入場。過去の大会となんら変わらない、華やかなそれに見えた。時おりカメラに映り込む、空っぽの観客席をのぞいては。 直前まで騒動が絶えなかった今大会。きっと複雑な想いを抱いている人も少なくないのだろう。私は別に、大会の是非を語りたいわけじゃない。歓声の聞こえない開会式を観ながら、心の中はどこか落ち着

          遠い未来だと思っていた東京オリンピックに想いを寄せていた頃

          「自分ばっかり大変」って思っちゃうときあるよね

          在宅勤務になって、以前より残業することへの抵抗感が増したと思う。 気がついたら外は真っ暗。大袈裟だけど、自分だけが世界から取り残された気分になる。 慌てて晩ご飯を買いに外に出て、不意に誰かの家のカレーの匂いに出くわしたりなんかすると、ちょっと落ち込む。 あったかい食卓を囲む、誰かの幸せの象徴のような気配に、売れ残った惣菜を買いに行く自分を対比して勝手に一人落ち込むんだ。 ◇ オフィスで働いていた時の残業は嫌なことだけじゃなかった。 夜、ひと気の少なくなったオフィス

          「自分ばっかり大変」って思っちゃうときあるよね

          心が動くこととかって、そうそう簡単には変わらない

          この前、大学時代の友人と久々に会ってお茶をした。 国際系の大学だったので、海外留学とか外国語とか、そういうものに誰よりも興味を持つ人が集まっているところだった。そして、もちろん私たちもそう。 当時のクラスメートの話とか、お互いの留学時代の笑い話とか、いつか昔も盛り上がった話に、何度でも花が咲く。当時は想像もつかなかったような東京のカフェにいながら、いつだって、地方の夢見る大学生に戻ることができる。 ひと息ついたとき、冷めたコーヒー片手に彼女が言ったことが印象的だった。

          心が動くこととかって、そうそう簡単には変わらない

          会社を辞めてたどり着いた部屋

          上京して初めて住んだ、都会的な駅近オートロックマンション大学卒業後、就職で地方から上京して初めて住んだのは、駅から徒歩1分の近代的なマンション。 駅近、築浅、オートロックの三点セット。いわゆる、会社の借り上げマンションというやつだ。 部屋の中にまで駅前の喧騒と、電車のアナウンスが聞こえてくる。 初めて部屋に足を踏み入れたとき、その非日常的で、分かりやすく都会的な環境に、地方から出てきた私はかえって胸が高鳴った。 冷蔵庫、洗濯機、ベッド、生活に必要な家電家具は既に揃って

          会社を辞めてたどり着いた部屋

          毎日泣いていた日々から卒業した日

          去年の今頃、感染者数の速報が流れてくるニュースを、毎日心がすり減る思いで観ていた。 翌月に、結婚式を控えていた。 どんどん雲行きが怪しくなる状況に、心から楽しみにしていた結婚式が、重荷のように思えてきた。重荷だと、はっきり言い切れないあたり、まだ希望も捨てられない。 何度も思い描いた結婚式。どうしてもやりたいという気持ちと、こんな時期にやるのは間違っているという思いに揺れた。辞めたとして、こんな直前でキャンセル料はどうなるのか。いろんな事情が絡まって、身内の中でも意見が

          毎日泣いていた日々から卒業した日

          「自分の芝に水をあげられている」という感覚

          「遅くなったから今夜はお惣菜屋さんでご飯を買おう、ちょっといいやつ。そうだ、週末のパンも買って帰ろう。2人分のコーヒーあったかな。」 久々に外出した金曜の帰り道、電車の中で小さな用事をあれこれ考えていたとき、ふと「あ、なんか私、今幸せだな」と思った。 そしてそんなことを思った自分に驚いた。 正直、仕事は上手くいっているのか分からない。自分の興味を深掘りしても、将来に繋がっているのか分からない。子どもが欲しいと考えるけど、いろいろ分からない。そしていつも不安に思う。 未

          「自分の芝に水をあげられている」という感覚

          在宅勤務でも上手に息抜きするプチ習慣

          思えばオフィス時代、それなりに上手く息抜きする習慣が身についていた。行き詰まったら、ふらっとスタバにコーヒーを買いに行き、廊下で誰かに会えば言葉を交わし、たまにはちょっと贅沢なランチを食べに行く。こういうことを、息をするように自然とできていた。 この一年で、働く場所がオフィスから家に変わった。ならば息抜きの方法だって、新しいやり方を身につけたい。 ということで、在宅でもできる息抜きをいくつか書き残しておく。 いつでもお気に入りのドリンク 朝の始まりにコーヒーを、午後には

          在宅勤務でも上手に息抜きするプチ習慣

          ジャーナリングで見つけた理想の時間の使い方

          在宅勤務になって通勤時間が減った分、時間に余裕が生まれた・・!と喜んでいたのも少し前までの話。 通勤の無い生活がスタンダードになってきて、いつの間にか手に入れたはずの「余白の時間」が日常にどんどん溶け込んでしまっていた。。 夜になって時計を確認しては「あいけない、もうこんな時間」と慌ててPCを閉じてベッドに入る。 「今日も本読めなかったな、ストレッチとかヨガしたかったな、noteだって書けて無いな」なんて、出来なかったことを布団の中でグルグル考えて、苦い気分で眠りにつく

          ジャーナリングで見つけた理想の時間の使い方

          10年経って気づいた母の優しさを受け継いでいる

          節分の今日、いつも行くスーパーでたっぷり並んだ恵方巻をよくよく吟味して、3種類ほど買い物カゴに入れた。 「夜ご飯に恵方巻を買ったよ」 帰り道、ささやかな楽しみをLINEに乗せて夫に送る。 帰宅して台所に立った私は、潔く恵方巻を切り分けた。 本来は、一本丸々、がぶっといただくのが正しい食べ方であるけれど、こっちの方が食べやすいからそうするのだ。母も昔、そうしていたように。 ◇ 反抗期というものが当たり前のように私にもあって、親がすること全部に文句を言っていた時期がある

          10年経って気づいた母の優しさを受け継いでいる

          無印のトタンボックスに惚れた話〜いろいろ試した収納アイディアまとめ

          無印のトタンで作られた蓋付きボックスをご存知ですか? 先日購入したところ、シンプルなデザインと質感が、想像以上に部屋にマッチして感動。いろいろな収納シーンを考えてみたので、せっかくなので紹介させてください〜! ※サイズは大・小の2種類。ここでは小サイズ(約幅20×奥行26×高さ15cm)を使用しています。 ①コード類・PC周辺アイテム元々の目的はこれでした。在宅勤務のPCのコード類や充電器でリビングがごちゃごちゃ見えるのでスマートに収納したい。ということで、トタンボック

          無印のトタンボックスに惚れた話〜いろいろ試した収納アイディアまとめ