危うく自分の世界に閉じこもってるところだった
在宅勤務になってから、外に出る機会がめっきり減った。
スーパーとたまに行くカフェと自宅の往復。
着ていく所が無いからって理由で、新しい洋服すら買ってない。
出費が減った、苦手な人に会わなくて済む、毎日気楽で心地よく過ごせている。
そんな気持ちでいたけれど、先日、はっとする出来事があった。
転職が決まった前の職場の同僚と、直接話す機会があった。彼女のこれからの楽しみな気持ちと、少しの葛藤と不安を教えてくれた。
そもそも、誰かとこんなに真剣に話すのはいつぶりだろう。
「将来、こんな風になってたら良いよね」っていう、お互いの希望なんかを話し合ってみて、いつの間にか私も熱くなっていた。
ちょっと踏み込んだ会話をすることって、前は何かの機会にあったんだけど、コロナで人と会わないうちに、そういう小さな、でもめちゃくちゃ大事な時間が無くなってたな。
夜通し誰かと話したくなる衝動とか、むくむく湧き出てくる憧れとか、手に入らない悔しさだとか、そういう心が動く感覚をすっかり忘れそうになってた。
目標に向かう必死さとか、手当たり次第の貪欲さがすっぽり抜け落ちてた。
なるべく心地が良い方に。
いつでも機嫌良くいられるように。
心がざわつくものは指先でミュートする。
気の合う友人といくつかのお気に入りに囲まれて、手が届きそうに無いものは最初から望まない。そうすればそれなりに上手くやっていけるし、それが正解だと思ってた。
だけど、彼女と話していて、そんな最近の過ごし方に物足りなさを自覚してしまったんだよね。本当はやりたいと思ってたことが、すらすらと自分の口から出てくることに、自分でもびっくりしてしまった。
あーあ、危ない危ない。
危うく自分の世界に閉じこもってるところだった。
美味しいおやつを食べたい🍪🍡🧁