とある転職エージェント
ある企業のエージェント対象の合同求人説明会にて、あるベテランのエージェントの方が「これだけは譲れないという部分を教えて欲しい。こちらは人材と会って面談して然るべき人材を推薦しているのだから、経歴だけ見て簡単に落とさないでいただきたい。とりあえず一度はオンラインでも良いから会って話してほしい」と仰っていました。 私はその言葉に「うんうん」と頷いてしまいました。 企業は「人材の人柄重視」と仰ったり、「あれもこれも」と無理難題の人材を希望されたりします。 しかしそれに見合った人材
昔から就業中の方は電話面談を希望されました。私も求職者の時はそうだったです。 エージェントのオフィスに行って面談しても、結局紹介されなかったり、応募したら「クローズでした」みたいな話が多く、移動時間や交通費の無駄だったと思うことが多々ありました。 エージェントになってから、電話と対面では雲泥の差があると思い、対面での面談を極力行っていました。電話だと、上部の話しかできないし、一面しか見られない。振る舞いや表情から読み取ることができないからです。 コロナが広がり、オンラインが
3月まで結構潤沢にいた人材が、4月以降ピタリと止まりました。 しかも面談ドタキャンが3件出るなど、今月の面談数はこの業界に入って以来最低の数字になりそうです。 例年の方がずっとマシであり、GW明けまではしばらくこれが続くかもしれません。 逆に求職者にとっては、今が最大のチャンスです。 なぜならライバルがいないため、企業の選考のハードルもガクッと下がります。
話に夢中になったり、一生懸命質問に答えようとした時、無意識に人の話を遮ってしまうことがあります。 面接のNG理由でもそこそこあるのが、「人の話を最後まで聞かなかった」「面接官の話を遮って話し続けた」ことで「コミュニケーション能力に問題がある」と判断されてしまうケースです。 朝まで生テレビみたいに、パネリストが自分の主張をがなりたてることで番組が盛り上がるという話であれば良いのですが、企業の採用の面接は「お互いが、一緒に働きたい」と思えなければならないので、お互いの話を理解し
最近、中小企業との取引が増えてきました。規模は小さくてもしっかりと利益を上げていたり、独自のサービスで固定客を持っていたり、素晴らしい実績を上げているところが多く、大手に負けない人材を紹介しようと大変やりがいを感じております。 一方で、今までどういう採用をしてきたのか、それなりに応募があるからなのか、中途採用などやったことがなかったのか、9割以上の中小企業について、候補者に対する対応が、大手企業や上場企業と比較しても大きく劣ってしまっているのが事実です。 例えば、面接日時
あまり「世代」の話に回収したくないし、50過ぎても同様の方が一定数いらっしゃって、中には「取締役本部長」の肩書きの44歳の方もいらっしゃいましたが、それにしても「今の20代は!」と言いたくなる場面が多々あります。 その典型例が、面談の予定を一方的に伝えてきて、その日時で設定してもその時間にZOOMに入ってこないとか、その日時での設定が難しい旨を伝えても返事が来ないと言った、一方通行のコミュニケーションです。 さらにその「一方的な希望日」が当日だったり、翌日だったり、全く相手
正月から、辛いニュースが続き、「新年の挨拶」を書きづらい気分です。 今回の震災で亡くなった皆様のご冥福をお祈りするとともに、被災者の皆様に心よりお見舞い申し上げます。 昨年より越年になっている進捗の求人が多く、そちらの対応がメインとなっておりますが、スカウトもボチボチ始めています。エンジニアの方の新規登録が増えているように思えます。 正月から、求職者の方と色々ありました。 詳細は記載しませんが、求人エントリーに対し残念ながらNGとさせていただいた方に対し、ある丁寧語につい
個人的には毎年感じているのですが、求職者の方がチャンスを逃しがちなのが、年末12月の動きです。 在職中の方は年末の掻き入れ時であるのは理解しております。 中には土日出勤しても間に合わないような方も多いと思います。私も現役時代はそうでした。 しかし、一方で世間が忙しい時というのはライバルが転職活動を控えているという時であり、企業が「年内には決着したい」と思っている時期であることも事実です。 この年末、何人もの方が、企業が提案してきた年内の面接候補日をお断りになられ、年越しを希望
私が前の業界にいた時の経験が、今の仕事に活きていることは幾つもありますが、そのうちの一つがメールのやり取りを数回行っただけで、その方と仕事すべき相手か、そうではないかの区別がつけられることです。 前の会社では、ほぼ「嫌な予感」が的中していました。社員、売り先、業者・・・ 身内の社員なら注意していましたが、そこで修正されない人はいずれは問題を起こしていました。売り先も、新規で大手と取引できたと喜んでも、どこかで問題が発生し、既存の大口顧客も新担当者がそうだと、「嫌な予感」はほ
昔、プロ野球の野村監督が「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」と言っていました。 求職者にとっても、エージェントにとっても、転職と同じではないでしょうか。 「決まる時は何か対策をしたわけでもなく、スキル的にも厳しいかなと思ったけど、相手と相性が良くて、すんなり選考が進んで内定が出てしまうケース」もあれば、「スキル経験が完璧で、人柄も社風にマッチしそう。一次面接の評価も高く、本人も企業について好感触。このままいけると思ったけど・・・最終面接でNG」というケースも多
ビズリーチをはじめ「ダイレクトスカウト」が主流となり、飛び交うスカウト件数が何十倍にも膨れ上がっている現状で、エージェントからのスカウトメールが読まれにくいという現状が続いております。 さらに困るのが、例えば件名に「リモートワーク 全国勤務可」と明記しているのに、「勤務地」を理由に断ってくる方の多いこと。「リモート」にも種類があることは存じているので、それを案ずる方も多いと思われますが、メールで確認いただければ、お答えするのに、一方的にお断りされると、なんだか虚しい気分にな
先日、ある転職サイトの営業の方とお話させていただいた時に少し話題になったのですが、「中途採用をやっていると、よほど企業から指定がない限りは学歴は完全に無視してスカウトを打っているし、今の時代どこの大学を出たとか関係あるのですかね」という私に、「確かに中途はそういう感じですが、新卒になると一流企業となると学校や学部などで判断することが多いので、最初に入る企業で差が生まれることはある」とお答えになりました。 確かに、新卒となると、応募者をふるいにかける際、応募書類くらいしか判断
昨年にも書きましたが、余計な一言でお見送りになることがあります。 多くがリラックスしている場面です。 面接前に人事と雑談している時、エレベーターホールでの見送りの時、工場などの見学などで少し休憩して雑談している時、採用前の食事の場・・・ 笑顔で会話している中に、思わぬ落とし穴が潜んでいることを知らない方が多すぎます。 プライベートな話になった時「実は妻と別れようと思っている」「実は病気」「実はその商品になるもの(食べ物など)が嫌い」など「実は」系の話や、「〇〇と喧嘩した武
最近かかってくる電話営業の電話で気になるのは、弊社をしっかり調べないでかけてこられるケースがあまりにも多いことです。 仕事柄、ホームページに顧客の求人の一部を紹介しているのですが(そこから来る方はいないため最近は更新していません)、その求人を見て、弊社が募集していると勘違いされて電話されてくるのです。 弊社が人材会社とも調べずに「大型機械」やら「IPOをされる企業のサポート」やらが、色々かかってくるので、最初は話が噛み合わないこともあります。 私は営業マンの気持ちが痛いほ
私は年間300日近くは誰かと面談していますが、性格や振る舞いは千差万別です。 一定数は「エージェントを露骨に見下し」て、横柄な態度を取られる方がいます。そうであれば、こちらで推薦せずに食い止めることができるのですが、中には「エージェントとの面談では好印象」だったのに、面接先でやらかしてしまう方が、これもまた一定数います。 過去、人事の若い女性に案内された男性が、その人にタメ口で話しました。その女性は見た目は若いですが、採用責任者でした。即、報告されてNGとなりました。 他の
今、私を悩ませているのは、何度も書いてきた「面談のドタキャン」です。 賞与が出た後から夏休み明けくらいまでは、転職求職者が一気に増える時期なのですが、一方で「ドタキャン」の増える時期です。 おそらく転職活動を始めてみたら、求人の多さに驚き、スカウトも大量に来るので「ご自身の市場価値」が高いことに気づく方も多いことでしょう。 そうなると先に約束していた約束をすっぽかしたり、多くの面談予定が入ってしまったことでスケジュール管理ができなくなったり、なれていないので現職の業務が落ち