中村哲朗(なかてつ)
読むだけで人生の質が上がる、アカデミックな学びに関する記事たち。
『自己実現プログラム』を作るうえで取り入れているエッセンスや土台にある考え方の一部をご紹介。
「自己実現」という言葉が世に浸透しつつあります。 ですが「自己実現ってどういうもの?」と聞かれると、案外答えられないのではないでしょうか。 なんとなく、「ありのままの自分で生きること」とか「自分自身に正直でいること」みたいなイメージなのかなと。 自己実現というのは、しっかりその実体を掴むことができれば、人生を大きく変えるものになり得ます。 ということで、今回は「自己実現」をテーマに書いてみようと思います。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
私は年間100冊以上本を読みます。 別に冊数でマウントを取りたいわけではなく、仕事柄どうしても心理学や教育関連の本などは色々と目を通さないといけないという事情もあって、結果的に年間それくらいになるというだけです。(もちろん小説やビジネス書、エッセイなども読みますが) 本は読んだ冊数というよりは質の高い本をどれだけ読んだかが大事ですので、あまり冊数にこだわっているわけではありません。(一応年間の数値目標は置いている、くらいの感じです) 私は本を読んだときは、専用のアプリを使
遅ればせながら明けましておめでとうございます。 2024年もどうぞよろしくお願いいたします。 一発目は何を書こうかなーと色々と考えていたときに、朝井リョウさんの『スター』という小説を読みました。朝井リョウさんの小説は、現代社会のリアルな光と闇に巧みに切り込んで、それぞれの境遇で生きている人たちの葛藤や声にならない心の叫びを、これでもかというくらい的確な表現で言語化してくれます。 登場人物がたまに自分と重なることがあるのですが、「なんかモヤモヤするんだけどうまく言葉にできな
「THE GOOD LIFE」という本がある。 ハーバード大学医学大学院の精神医学教授であるロバート・ウォールディンガー氏と、ハーバード成人発達研究の副責任者でありブリンマー大学の心理学教授であるマーク・シュルツ氏によって書かれた「幸福研究」についての本だ。 史上最長の84年にわたる研究から導き出された「健康で幸せな人生を送る鍵」について、その一切が記されている。 結論を一言で述べると「幸福の鍵は”良い人間関係”にある」ということになる。以上。実にシンプルである。 しか
みなさんは新しく家電やデバイスなどを買ったときに「取扱説明書を読んでから使うタイプ」でしょうか?それとも「とりあえず使ってみるタイプ」でしょうか? 私は基本的に後者です。「まぁとりあえず使ってみればわかるだろう」ということで説明書には目を通さずカチャカチャといじってみて、どこかで躓いたらその時に説明書に戻ってくる、というやり方をとることが多いです。 一方、先に説明書を熟読して、使い方やポイントを概ね頭に入れてから触り始めるという方もいるかと思います。これは別に好みや相性の
「周りの目を気にせずに、自分らしく生きればいいんだよ!」 と言われた経験のある方、少なくないのではないでしょうか。 別にこの言葉自体を否定するわけではないですし、なんなら「自分らしく生きること」については私も大いに推奨していきたいところではあります。 ただ、昨今こうしたことが言葉の表面だけすくい取られて多くの人を追い込んでいるようにも見えるので、今回は「周りの目が気になって悩んでる」という方に向けて書いてみたいと思います。 <周りの目を気にするのは悪いことなのか> ま
どうも、なかてつです。 noteを開設して1年ちょっと。大変有難いことに、気が付いたら1200人以上の方にフォローしていただいております。支えてくださっているフォロワーさんたちには感謝しかありません。いつも稚拙な文章を読んでいただき本当にありがとうございます。 これまで私の思想がゴリゴリに詰まった記事や、生活の足しになる学びや知識などを中心に発信してきましたが、そういえばまだ自己紹介というか自分についての発信をほとんどしてなかったなと思い、自己紹介系の記事を投稿してみようと
私はときどき、どうしようもなく、生きるのが下手だと感じることがあります。生きるということは、ほとんどイコールで社会に迎合し、適応して生活をするということです。そしてこの「社会への迎合・適応」というのが、どうしても自分には向いていないと感じることがあります。 常にそれを感じているというわけではなく、その時の心情や状況など色んなものが重なったときに「やっぱりどうにも生きづらいなぁ」って感じることがあるといったというかんじ。 とはいえ社会に迎合している”フリ”はできるし、適応能
「夢中になれるもの」を見つけている人ってどれくらいいるのでしょう。 「夢中になれるもの」という定義が広いので答えにバラつきは出そうですが、とは言え「ある」と自信を持って回答できる人はほとんどいないはず。割合で言うと恐らく1%にも満たないくらいじゃないでしょうか。 その一方で、「夢中になれるものがなくて悩んでいる」という人はけっこうな数いると思います。「自分には夢中になれるものがない」「心からのめり込める好きなことがない」「何かに熱中してる人が羨ましい」こういった声は学生・
人生に不安はつきものです。不安は、時には喜びや安らぎを強めるスパイスにもなり得ますが、基本的にはないに越したことはありません。 「不安を取り除きたい」という人はたくさんいても、「不安になりたい」という人はいないはずです。 不安を抱えると「積極的にチャレンジできない」「選択肢が狭まる」「健康を損ねる」といった様々な悪影響を引き起こしてしまいます。 逆に不安をコントロールできるようになると、抑うつの予防になり、自己肯定感が高まって自信が付き、可能性や選択肢が広がります。
みなさんは普段、自分の「呼吸」に意識を向けているでしょうか。 恐らくですが、自分の心臓が動いているのを意識していないのと同様に、呼吸についても生物として当たり前の営みすぎて、普段から意識して生活しているという人はほとんどいないのではないかと思います。 ではたった今、自分はどうやって呼吸しているでしょうか。 自分がどう呼吸しているかを意識して観察しだすとなぜか「あれ?どんなタイミングで息を吸ってどう吐いてたっけ?」というように、急に呼吸が下手になったりすることもありますが
日本は自殺が多い国とよく言われます。 世界での自殺死亡率はTOP10に入り、先進国の中では最も高い結果となっています。昨年は2万2千人ほど、つまり毎日60人もの人が、日本のどこかで自ら命を絶っているということになります。 私は事業を通していつの日にか自殺者数を限りなく0にしたい、という想いを持っている人間ですが、だからといって「自殺なんて絶対だめだよ」「生きてればそのうちいいことあるよ」なんてことを言うつもりはありません。 場合によっては死んでしまった方が良いと思うくらい
「これまでの人生で、自分は一度も嘘をついたことがない」 という人はいないでしょう。 本当に一度も全く嘘をついたことがない人がいたらアレですが、まぁそんな人いないでしょうし、それを主張すると逆に嘘つきのレッテル貼られるので現実には出会うことはありません。 誰しも嘘をついたことはあるし、しかもその回数や頻度も決して少なくないはず。 そういう意味だと、世の中に"嘘つき"ってごまんといるわけですね。 <自分は嘘つき?正直者?> 以前にも少し触れましたが、言葉ってものにはそれ
こんにちは、なかてつです。 今回は「失敗」をテーマに書いてみたいと思います。 というのも、会社員を辞めて起業したことに対して、友人知人から「失敗するのは怖くなかったのか?」という質問をいただく機会が非常に多く、また最近関わることの増えた現役の中高生からもこの質問はよくいただくので、ちょっとフォーカスしてみようかな、となった次第です。 まぁ誰だって失敗するのは嫌ですもんね。なるべくであれば失敗しないに越したことはない。 ですが、結論から言うと個人的には「失敗しない方がよっ
「みんな誰しも眠っている才能がある。それを見つけて人生を豊かにしよう!」 以前、別の記事(才能ハラスメントについて)でも言及しましたが、 「才能」については、その中身について深く掘り下げて理解しないことには、なんとなく耳障りのいいことだけが独り歩きして非常に危険だと思っています。 特に「100の質問に答えていけば自ずと才能が見つかります!」とか「簡単なたった3つのステップで、あなたの隠れた才能を見つけます!」みたいなものを使って得られた結果を鵜呑みにして、「あぁ、じゃあ自
私は人生を通して「優しい世界」の実現に貢献したいと思っています。 別にスピリチュアルな話をしようと言うのではなく、極めて現実的なことを述べるつもりです。 <世の中は”心無い問題”に溢れている> 世の中は、兎に角にも問題が多いです。 例を挙げるのも馬鹿らしくなるほど、実に多くの問題が日常に散らばっています。 私はその中でも「優しさの欠如」によって引き起こされる問題に強い憤りを感じています。 いじめ、ネットでの誹謗中傷、迷惑行為、DV、ネグレクト、詐欺、パワハラ、ブラッ