獣医師シワ男

埼玉県新座市北野でふじわら動物病院を開業している獣医師シワ男です。 西洋医学もやりつつ…

獣医師シワ男

埼玉県新座市北野でふじわら動物病院を開業している獣医師シワ男です。 西洋医学もやりつつ、東洋医学やホモトキシコロジー、オゾン療法などの治療も取り入れた統合医療を軸に動物に優しい治療を心掛けています。 終末期医療や看取り、ターミナルケア、緩和ケアなどにも力を入れています。

記事一覧

犬猫の性格が急に

犬猫がおとなしかった子が、急に怒りっぽくなったり、どこか触ると噛むようになったり 突然凶暴になったりした時は、病気のこともあるから注意して。 脳の病気になってい…

ぼくら飼主の超常体験

アメリカのメリーランド大学コンピューターサイエンス学部准教授のジェニファー・コルベック氏が 書いた犬の死後の霊的な体験の研究報告の論文が出た。 怪しいことをクソ…

6

犬猫の尿比重を

犬猫の尿検査をすると尿比重が低くなってることがある。 尿比重が 犬は1.030未満 猫は1.035未満 だと尿比重が低いと言うことになるのさ。 尿比重が低いってことは、糖…

4

動物の定期的な検査

共に暮らす動物が病気を患っていて、定期的に検査してる人もいると思う。 ぼくも慢性腎臓病や僧帽弁閉鎖不全症、心筋症、慢性膵炎などを患っている子は 定期的に検査をし…

10

ぼくら飼主と共に暮らす動物が

ぼくは、人間と共に暮らす動物が旅立つ時、ぼくら飼主と共に暮らして、よかったと思ってほしい。 動物との関りは、いろんな方法があると思う。 動物を保護して大切な命を…

8

動物とのコミュニケーション

動物は人間の言葉を話さないので ぼくら飼主は、共に暮らす動物とのコミュニケーションは お互いをよく見て表情や行動で気持ちを読み取ろうとする。 共に暮らす動物が、…

6

動物の腸内細菌とビタミンD

コロナ禍から人の方では、ビタミンDがよく話題になってる。 血中のビタミンD濃度が30ng/ml以上の人は コロナに感染しないとか、重症化しないって論文が出て ビタミンDが…

3

子供の数より動物の数が

ペットフード協会による2023年の全国犬猫飼育実態調査の結果を見ると   犬684,4万頭・猫906,9万頭で合わせると1,591.3万頭になる。 犬猫の頭数なので、ウサギやハムスタ…

7

動物を優先に飼い主が

動物の医療は、正しいことが動物に全てできるわけではない。 何かを得るためには、何かを犠牲にする必要もある。 例えば、慢性腎臓病の治療は、リンやFGF-23が上がってく…

10

動物の旅立ちに幸も不幸も

ぼくら飼主は、動物が交通事故で亡くなったり    若い時に旅立ったり、不慮の事故で亡くなったりすると不幸と思ってしまうし 長生きして寿命が全うできて、亡くなると…

4

犬は多くの汗をかかないけど

危険な災害級の暑さが続いてるねー。 動物と共に暮らしてる家庭は、冷房が切れないね。 電気代が高騰してる中でつらいけど 命には代えられないから、冷房がつけっぱなし…

6

猫の無症候性肥大型心筋症

猫の肥大型心筋症は猫の心臓の病気で最も多い病気。 まぁー猫で肥大型心筋症を患っている子は多いね。 うちでも猫で肥大型心筋症を抱えてる子は多い。 猫の健康診断する…

7

動物が続けることができるか

いくら体にいいものでも動物がイヤがったり、受け付けないものは、継続することが難しい。 動物が自ら喜んでくれるものや好きなことなら続けやすい。 歯磨きは毎日継続す…

7

旅立った動物は虹の橋で

旅立った動物が虹の橋のたもとで待ってる話をぼくはしてるけど アニマルコミュニケーターの横尾美香さん@mika_yokoo19によると 旅立った動物は忙しそうです。 自分がい…

獣医師シワ男
2週間前
7

動物自身のタイミングで

動物が旅立って逝くタイミングは 動物自身が選んだタイミングで旅立って逝く。 ぼくら飼主が仕事に行って帰ってきたら旅立っていたとか 何日も寝ないで看病していたのに…

獣医師シワ男
2週間前
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高齢者のペットロス

先日、医師の方と話をする会をいただいた時に気づいていなかった視点を教えてもらった。 ぼくは、高齢者も動物と共に暮らすことで生きる励みにもなるし 刺激にもなるし …

獣医師シワ男
2週間前
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犬猫の性格が急に

犬猫の性格が急に

犬猫がおとなしかった子が、急に怒りっぽくなったり、どこか触ると噛むようになったり

突然凶暴になったりした時は、病気のこともあるから注意して。

脳の病気になっていたり、関節の病気になってることがある。

チワワの子が「最近、怒りっぽくなったんです」って言われて

元々おとなしい子だったから、いろいろ確認してみたら

なんか右眼の動きが悪くて、右の前足をつまづく仕草があったので

脳の異常があるか

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ぼくら飼主の超常体験

ぼくら飼主の超常体験

アメリカのメリーランド大学コンピューターサイエンス学部准教授のジェニファー・コルベック氏が

書いた犬の死後の霊的な体験の研究報告の論文が出た。

怪しいことをクソマジメに書いてくれていてうれしい。笑

こういうクソ怪しい話は、大好物でたまらん。笑

人の霊は冷たくて、何だか怖いイメージだけど

共に暮らした動物の霊は、暖かくて、安らぎをもたらしてくれるイメージ。

ぼくら飼主は、旅立った共に暮ら

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犬猫の尿比重を

犬猫の尿比重を

犬猫の尿検査をすると尿比重が低くなってることがある。

尿比重が

犬は1.030未満

猫は1.035未満

だと尿比重が低いと言うことになるのさ。

尿比重が低いってことは、糖尿病や副腎の病気、腎臓の機能が低下していて

お水をいっぱい飲んでる可能性がある。

尿比重が低いと血液検査して、血糖値や腎臓の値、副腎の値を確認するんだけど、異常がないこともある。

血液検査で異常がなければ、ぼくら飼

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動物の定期的な検査

動物の定期的な検査

共に暮らす動物が病気を患っていて、定期的に検査してる人もいると思う。

ぼくも慢性腎臓病や僧帽弁閉鎖不全症、心筋症、慢性膵炎などを患っている子は

定期的に検査をしてもらうようにしてる。

病気にもよるし、症状にもよるけど

3か月や6か月で検査してる子もいる。

ぼくは動物の病気が維持できているかどうか

進行していないか

他に悪いところが出てきてないか

薬の副作用が起きていないかなどチェッ

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ぼくら飼主と共に暮らす動物が

ぼくら飼主と共に暮らす動物が

ぼくは、人間と共に暮らす動物が旅立つ時、ぼくら飼主と共に暮らして、よかったと思ってほしい。

動物との関りは、いろんな方法があると思う。

動物を保護して大切な命を守っていたり

里親を探して動物と里親をつないだり

老犬、老猫ホームで動物の介護をしたり

動物をトリミングしたり

しつけの訓練をしたり

動物の医療をしたり

動物看護師として働いたり

アニマルコミュニケーションして動物の気持ち

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動物とのコミュニケーション

動物とのコミュニケーション

動物は人間の言葉を話さないので

ぼくら飼主は、共に暮らす動物とのコミュニケーションは

お互いをよく見て表情や行動で気持ちを読み取ろうとする。

共に暮らす動物が、はしゃいでうれしそうな顔をしていれば、うれしんだなって思うし

おとなしくして、不安そうな顔をしていれば

不安なのかな?

痛いのかな?

怖いのかな?

調子悪いのかな?

と思う。

表情や行動で、動物の気持ちを読み取ろうとする

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動物の腸内細菌とビタミンD

動物の腸内細菌とビタミンD

コロナ禍から人の方では、ビタミンDがよく話題になってる。

血中のビタミンD濃度が30ng/ml以上の人は

コロナに感染しないとか、重症化しないって論文が出て

ビタミンDがいいんじゃないかっていろんなところで言われる。

ビタミンDは、免疫にいいとか、がんにいいって言うことは、前から言われていた。

今回の論文はビタミンDが腸内細菌を増やして

それがT細胞を刺激して、がん細胞を攻撃している可

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子供の数より動物の数が

子供の数より動物の数が

ペットフード協会による2023年の全国犬猫飼育実態調査の結果を見ると

 
犬684,4万頭・猫906,9万頭で合わせると1,591.3万頭になる。

犬猫の頭数なので、ウサギやハムスターなどを加えると

動物と共に暮らしている人はもっと多いことになる。

2023年の15歳の子供の数は1435万人で、子供の数より動物の数の方が多い。

これは、動物の数は増えてはいないから

子供の数が単純に減っ

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動物を優先に飼い主が

動物を優先に飼い主が

動物の医療は、正しいことが動物に全てできるわけではない。

何かを得るためには、何かを犠牲にする必要もある。

例えば、慢性腎臓病の治療は、リンやFGF-23が上がってくれば、腎臓病用の療法食に切り替えていく。

リンが上昇してくると慢性腎臓病は進行していくので、リンの摂取を抑える必要があるのさ。

腎臓病用の療法食を食べなければ、リンの摂取を抑えることは難しい。

例えリンの吸着剤を飲ませてもリ

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動物の旅立ちに幸も不幸も

動物の旅立ちに幸も不幸も

ぼくら飼主は、動物が交通事故で亡くなったり

  

若い時に旅立ったり、不慮の事故で亡くなったりすると不幸と思ってしまうし

長生きして寿命が全うできて、亡くなると幸福と思う傾向がある。

死に幸も不幸もなく、肉体の命が終わって旅立っただけ。

死ぬまでの過程が、苦しいとか、つらいとか、穏やかとか、楽とかはあるけど

「死」そのものには、幸も不幸もなく、肉体の命が終わっただけ。

なので、死ぬま

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犬は多くの汗をかかないけど

犬は多くの汗をかかないけど

危険な災害級の暑さが続いてるねー。

動物と共に暮らしてる家庭は、冷房が切れないね。

電気代が高騰してる中でつらいけど

命には代えられないから、冷房がつけっぱなしだね。

犬は、暑くても人のように多くの汗をかくことはないくて

どんなに暑くなってもだらだら汗が出ることはないよねー。

人のように汗をかくことで、体温調整ができないのさ。

その代わり暑くなると呼吸をハァハァして、パンティングする

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猫の無症候性肥大型心筋症

猫の無症候性肥大型心筋症

猫の肥大型心筋症は猫の心臓の病気で最も多い病気。

まぁー猫で肥大型心筋症を患っている子は多いね。

うちでも猫で肥大型心筋症を抱えてる子は多い。

猫の健康診断すると肥大型心筋症になってる子が見つかるんだけど

症状がない肥大型心筋症の西洋医学の治療方法は今のところない。

肥大型心筋症が見つかっても症状がなければ、定期的に検査をしながら

経過をみていき、症状が出てきたら治療を開始する。

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動物が続けることができるか

動物が続けることができるか

いくら体にいいものでも動物がイヤがったり、受け付けないものは、継続することが難しい。

動物が自ら喜んでくれるものや好きなことなら続けやすい。

歯磨きは毎日継続することが、とても重要だけど

イヤがってる動物を捕まえてムリに歯磨きを毎日するなんてできないし、歯磨きが虐待になりかねない。

体にいい漢方薬だって、喜んで飲んでくれたり

イヤがらずに飲んでくれるなら続けやすいけど

苦くてイヤがって

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旅立った動物は虹の橋で

旅立った動物は虹の橋で

旅立った動物が虹の橋のたもとで待ってる話をぼくはしてるけど

アニマルコミュニケーターの横尾美香さん@mika_yokoo19によると

旅立った動物は忙しそうです。

自分がいなくなった後の飼い主さんのサポートに奔走してます。

飼い主さんの心が穏やかになるまで…

飼い主さんが自分が置いて

行ったギフトに気づくまで…

あれやこれやと一生懸命です。

だそうです。

確かになって思う。

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動物自身のタイミングで

動物自身のタイミングで

動物が旅立って逝くタイミングは

動物自身が選んだタイミングで旅立って逝く。

ぼくら飼主が仕事に行って帰ってきたら旅立っていたとか

何日も寝ないで看病していたのに

たまたま寝てしまった時に旅立ったとか

お風呂に入っている間に旅立っていたと言うことがあると思う。

看取ってあげられなかった。

側にいてあげられなかった。

旅立つ時に寂しい思いをさせてしまった。

と後悔するし、自分自身を責

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高齢者のペットロス

高齢者のペットロス

先日、医師の方と話をする会をいただいた時に気づいていなかった視点を教えてもらった。

ぼくは、高齢者も動物と共に暮らすことで生きる励みにもなるし

刺激にもなるし

運動にもなって、認知機能の低下を抑える効果もあるからいいと思っていたんだけど

動物が旅立った時にペットロスになってしまって、その後の落ち込みによっては

病気や認知機能の低下が進行したり

外に出なくなってしまったり

生きる励みが

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