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「さまざまな人の想いについて、寄り添いながら掘り起こす」そんなインタビューマガジンです。
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優しさが流れるように。後編 劇団「水中ランナー」 座長 堀之内 良太 さん

優しさが流れるように。後編 劇団「水中ランナー」 座長 堀之内 良太 さん

宮崎から東京に上京し、舞台の世界と出会った堀之内さん。気がつくとその世界に、のめり込んでいきますが、「もう、このままでは続けられない」と一旦は舞台役者を辞める覚悟をします。そして、「どうせ辞めるならば、好きなことを、好きな人としてから辞めよう」と劇団「水中ランナー」を旗揚げ。

そんな堀之内さんに今回公演した作品の話を中心に、もう少しお話をお聞きしました。
前編はこちら。

この続きは、ハッピーか

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優しさが流れるように。前編 劇団「水中ランナー」 座長 堀之内 良太 さん

優しさが流れるように。前編 劇団「水中ランナー」 座長 堀之内 良太 さん

最近、映画館へ足を運ぶことにハマりました。
ソーシャルディスタンスの観点から「隣に誰も座らない」ので快適であることも影響しているかもしれません。

自宅だと、ついつい家のことや、LINEのメッセージなどが気になって、物語に集中できないことがよくあります。それが一度、大きなスクリーンがある箱のなかに入ってしまうと、集中せざるをえない。あの空間、好きです。

そんな映画よりも、もっと「人」が間近に感じ

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大切に思えること。 後編 高野地 みかん農家 西田 佳奈美・昌平さんご家族

大切に思えること。 後編 高野地 みかん農家 西田 佳奈美・昌平さんご家族

今回、みかん農家を営むご家族のお話をお伺いに、愛媛県八幡浜市高野地へ出向きました。西田佳奈美・昌平さん夫妻は昨年、2020年9月にこの地で、みかん農家の3代目として生きていくことを決め、広島県から移住。

そんなご家族に今回、高野地を案内していただきました。現地に着いて、まず、佳奈美さんのお父さま坂本幸一さんから、みかん栽培についてお話を伺いました。その様子は前編で。

地域の人々が集う場所、

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大切に思えること。 前編 高野地 みかん農家 西田 佳奈美・昌平さんご家族

大切に思えること。 前編 高野地 みかん農家 西田 佳奈美・昌平さんご家族

高野地(たかのじ)。愛媛県の西に位置し、宇和海が一望できる標高約300 メートルの高地。愛媛県内のみかん生産量約46%を占める八幡浜市の中でも代表とされる名産地だ。※

そんな情報をもとに、私はみかん農業を営む、とある家族に会いに向かった。山登りをするように車でジグザクと上り、たどり着くと、「ここは、私がずっと住んできた国、日本なのか?」と思わざるを得なかった。とにかく気持ちがいい。空気が澄んでお

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あの時の想いを今、叶えに。コピーライター 阿部広太郎さん 後編

あの時の想いを今、叶えに。コピーライター 阿部広太郎さん 後編

自分自身の中に引いてしまった線・枠組みを「解釈」の仕方で越えてほしい。そんな想いで幅広い活動をされているコピーライターの阿部広太郎さん。お話をもう少し、お聞きしました。

前編はこちら

あの時、やり残したこと。───自分の中に引いてしまった線を越えるきっかけになってほしい、という想いから著書「それ、勝手を決めつけかもよ?」を執筆されたとお聞きしました。その想いを行動に変える阿部さんの原動力は、ど

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あの時の想いを今、叶えに。コピーライター 阿部広太郎さん 前編

あの時の想いを今、叶えに。コピーライター 阿部広太郎さん 前編

「本を読む人が、減っている」。
と言われはじめ、ずいぶんと年月が経っているように思います。スマートフォンやSNSなどが、私たちのライフスタイルに大きく影響を与えていることが分かる一つの事象かもしれません。

2021年5月。一人のコピーライターが一冊の本を出版しました。「それ、勝手な決めつけかもよ?」というタイトル。

中を開くと、まるで詩集のよう。
短いセンテンスを通して、まるで「私だけに」語り

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忘れたくない、大事なこと。後編 一般社団法人 ティシュー 代表 田島 大資さん

忘れたくない、大事なこと。後編 一般社団法人 ティシュー 代表 田島 大資さん

動画を制作しました。よろしければご覧ください。

ゼロから創造的なものを作りたい、という自身の気持ちに気付き、様々な経験を積んできた田島さん。現在の、まちづくりを始めとしたイノベーションに関わる企画・プロデュースのお仕事について、さらにお話を聞いてみました。

前編はこちら

抽象的な概念を、どう伝えていくか。──現在は具体的にどのようなお仕事をされているのですか。

 まちづくりをはじめとした、

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忘れたくない、大事なこと。前編 一般社団法人 ティシュー 代表 田島 大資さん

忘れたくない、大事なこと。前編 一般社団法人 ティシュー 代表 田島 大資さん

何かを作って、世の中にリリースする。
小さなことから大きなことまで、
ゼロから、モノやサービスをつくる労力が以前に比べ、小さくなりました。

だからこそつくる責任、そして、使う責任を考えなければなりません。

自分が作ったもの、そして「使う」と自分が選んだものが、社会や環境へどんな影響を与えるのか。
私たちの行動のひとつひとつは、未来へと繋がっているのです。

そんなことについて、今一度考えるきっ

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年月が紡ぐ世界観。後編 Bar RR 代表 大山 暁 さん

年月が紡ぐ世界観。後編 Bar RR 代表 大山 暁 さん

トム・クルーズ主演の映画「カクテル」の華やかな世界観に憧れて、バーの世界に入った大山さん。その世界に入ってみると厳しい世界で想像とは違ったが、その独特の世界観に引き込まれていきました。そんな大山さんに、もう少しお話を聞いてみました。

前編はこちら

自分が生まれ育った街にこの世界観を、作りたかった。──独立してお店を始めた時、どんな気持ちで始めたのですか。

 19歳でバーテンダーとして働き始め

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年月が紡ぐ世界観。前編 bar RR バーテンダー 大山 暁 さん

年月が紡ぐ世界観。前編 bar RR バーテンダー 大山 暁 さん

ひとりで、BARの扉を開いたのは、いつだっただろうか。緊張と不安と、ワクワクが入り混じったあの感覚。

一度、その世界を知ってしまうと、とても居心地が良く、ついつい寄ってしまう。だけども、経験から言って、女性がひとりで楽しく、安心安全に通えるBARは数が少ない。BAR選びは、多少は失敗も必要な世界だと、個人的には感じる。

敷居は高いが、一度入ってしまうと抜け出せないBARの世界。そんな世界の中に

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みんなで、新しい時代へ。フリーランス教師 木野 雄介さん 前編

みんなで、新しい時代へ。フリーランス教師 木野 雄介さん 前編

縄文時代から、弥生時代へ。奈良時代から、平安時代へ。
新しい時代へ、世の中が変わる時には、ドラマがある。
歴史は繰り返す。だから、歴史から学びなさい。

聞いたことがある言葉だと、思います。
私は、学生時代、歴史の勉強が好きではありませんでした。

今回のインタビューをきっかけに、改めて日本史を勉強すると、人間ドラマの宝庫でした。楽しめたのはきっと、「暗記しよう」と思わなかったからかもしれません。

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言葉を越えて、伝わる想い。 後編 Lomalia 伊藤 タケシさん

言葉を越えて、伝わる想い。 後編 Lomalia 伊藤 タケシさん

美容院 Lomalia トップデザイナーの伊藤タケシさん。

一度、美容師の世界から離れるも「お客さまと末永くお付き合いをしたい」という自分の理念に気づき、ふたたび美容の世界へ。
そんな伊藤さんが、仕事において大切にしている想いについて、さらにお聞きしました。

前編はこちら

髪ひとつで、人生を変えられる。──伊藤さんの、美容への想いをお聞かせください。

 美容業界のモノ、サービスってたくさん

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言葉を越えて、伝わる想い。前編 Lomalia 伊藤 タケシさん

言葉を越えて、伝わる想い。前編 Lomalia 伊藤 タケシさん

動画版を今回制作しました。よろしければご覧ください。

コンプレックスのない人間はいない。

容姿、性格、生い立ち…。
さまざまなコンプレックスが、人々の中に無数に存在している。

もし、その中の一つが解消されたら?
今まで無理だと諦めていたものが、綺麗にスッとなくなったら?

それだけで人生が、以前とは違う色を纏って見えるのではないか。
人の人生を変える可能性が、美容の世界にはある。

「お客さ

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みんなで、新しい時代へ。フリーランス教師 木野 雄介さん 後編

みんなで、新しい時代へ。フリーランス教師 木野 雄介さん 後編

非常勤講師として学校で教鞭をとりながら、民間会社の教育関係事業にも携わるフリーランス複業教師の木野雄介さん。

昨年、10年勤めた学校を辞めることを決断した木野さん。教育への想いを、さらにお聞きしてみました。

前編はこちら

「君は、この攻略本でいきなよ」とは言えない。──一人一人がイキイキと社会を生きていくために、学ぶモチベーションを生徒が自分で見つける。という教育観を持ったきっかけを教えてく

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