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山口晃氏の田中一村鑑賞術(NHK・日曜美術館)紹介と公募展落選の理由を考えてみた
(長文になります)
はじめに 先日放映されたNHKの日曜美術館の番組、「奄美への道標(みちしるべ) 画家・田中一村」では、何人かのゲストが出ていました。
中でも画家の山口晃氏が出演していたのを見て、番組中彼の発言に注目しました。
私は常々美術の専門家(研究者や美術評論家など)と違って画家の赤瀬川原平氏や山口晃氏の絵画に関する発言は、実作者ならではの見方が多く、大いに納得できると思っていまし
「清里現代美術館アーカイブブック エフェメラ・出版プロジェクト」 1990年、伊藤家の4兄弟の協力により、ボイス・ライナー・フルクサスを軸にしたコレクションで山梨県清里に清里現代美術館を設立。(現在は閉館) 信吾氏本人は東京で美術教員を続け、兄の修吾氏が館長となる。
私の中学1年と2年時(1994~1995年)、目黒区立第二中学校で美術の教員だった故・伊藤信吾先生と彼のご兄弟が長年運営してきた #清里現代美術館 のアーカイブブックが5月に出版されました。200万円以上のクラウドファンディングにも成功しました。そして広尾の中央図書館にも配架となりました。
目黒区の皆様もどうぞぜひ宜しくお願いします。これは例えば区出身のプロサッカー選手の名場面集がDVD化される
予算なくても「魅力ある展示」、気づき生むアイデア・工夫を探る――ふじのくに地球環境史ミュージアム/江戸東京博物館/東洋文庫(文化観光のコツ その②)
「目指したい理想の展示はあるが、予算が……」
どんな規模の博物館・美術館でも、展示や解説に満足のいく予算を投じられるケースはあまり多くはないでしょう。予算が限られる中で、わかりやすく効果的な展示・解説が求められます。今回は大きなコストをかけずにアイデアと工夫で来館者を魅了してきた、オリジナリティにあふれる展示の実例をご紹介します。
元校舎、つくえ・いす・教室を効果的に利活用 廃校となった高校
【展覧会レポ】横浜市民ギャラリーあざみ野「SHIMURAbros 雲をつかんで虹を見た」
【約3,900文字、写真約40枚】
横浜市民ギャラリーあざみ野で「SHIMURAbros 雲をつかんで虹を見た」を鑑賞しました。その感想を書きます。
▶︎結論すごく「現代アートっぽい」作品が無料で見られるため、とてもお得な展覧会です。いつもの横浜市民ギャラリーあざみ野と雰囲気も違い新鮮です。作品の見た目がシンプルに美しいことに加え、普段の生活とは違った物の見方に気付くことができるかも。あざみ野の
山下公園・青の螺旋階段(神奈川県横浜市)
横浜の山下公園にある青の螺旋階段。
公園内の歩道橋につながる階段で、その名のとおり、青いぐるぐるーーが楽しめます。
ファンタジーな香り!!
山下公園・青の螺旋階段|住所住所:神奈川県横浜市中区山下町16
【展覧会レポ】今、なにかと話題の美術館に行ってきたら、まさかの出会いがあったよ@DIC川村記念美術館
9月の初めのまだまだ猛暑日が続くときに、DIC川村記念美術館へ初めて行ってきましたので、その感想を残しておきたいと思います。
結論から申し上げますと
佐倉市にあるからこそ、DIC川村記念美術館はより魅力的である言えると思います。
館内の建築や作品が素晴らしいのはもちろんのこと、広大な庭園の素晴らしさ、豊かな自然や四季折々の花々を見ることができました。
DIC川村記念美術館と言えば、
休館する
「お客さんが見つけやすい置き方」を追求したい
森永卓郎さんの著書、売れています。
「全国書店員あるある」かもしれませんが「森本さんの本、どこ?」と訊かれることが多いです。
少し前までは細かいジャンルごとに分けていました。いまは単行本に関してはほぼ一緒にしています。新書などはまた別ですが。
お問い合わせが多いのは、昨年発売された↓でしょうか。
本当は、新書も元棚に少し残しつつ「森永コーナー」に揃えると見つけやすい。少し前までのひろゆきさ
【おーーーい】ハニワと土偶の近代 東京国立近代美術館
物心ついた頃からテレビでハニワが喋る教育番組が放送されていた世代である。
今年度の展示予定を見て「なぜハニワ?現物そのものは博物館管轄では?」と思ったがなるほどこういう切り口だったのか、という展覧会。
東京国立博物館(東博)でも特別展「ハニワ」が控えているのでコラボというかフィーチャリングというかそんな位置づけかもしれない。
展示品は東博からも多数。
近代得意の時代考証的展示。資料がおもしろ