2005年発表の長編小説で、映画やドラマなどの映像化も何度もされています。作者のカズオ・イシグロさんは、2017年にノーベル文学賞を受賞したことでも有名ですね。
ずっと読みたいと思っていたのですが頁数に腰が引けてしまっていて、ようやく手に取りました。
ざっくりとあらすじ。31歳の優秀な介護人キャシーは「提供者」と呼ばれる人々の世話をしています。生まれ育った施設での親友、トミーやルースもまた提供
(ハヤカワepi文庫さまに敬意を込めて)
まずはじめに、一年のはじめにはハヤカワepi文庫を読まないといけない。そういう自分の中のルールあるいは慣例、もしくは習性のようなものがある。誰しもそうである。気づいていないだけで、右足から家を出る。そういう類の話だ。
そして今年は、トニ・モリスン、『ビラウド』を読んだ。去年、ようやく増刷して、書店で入手することができるようになった。前々から読みたか