村上春樹作品は考えるな、感じろ!

先週末の会社帰りに立ち寄った書店で、また村上春樹氏の小説を二冊買ってしまった。店に足を踏み入れたのが午後七時半過ぎ。以前ならば閉店までは暫らく時間があるので、じっくりと本選びの出来る時間帯。でも、昨今の社会情勢を反映してなのか、午後八時前には店内に閉店を知らせるアナウンスが流れた。焦った僕は書架から二冊の本を手に取り、レジへ向かう。一冊は早々に読んでおくべきだろうと考えていたデビュー作の『風の歌を

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I appreciate your kindness.
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第八回読書会:村上春樹『風の歌を聴け』レポート

3月の課題本としていたのですが、コロナの影響でなかなか開催できず、やっと7月12日に開催することができました。
3月より申込みいただいていた方には、本当にご迷惑をおかけしました。

読書会の運営もだいぶ軌道に乗ってきて、いよいよ定員枠を増やして大きくしようとしていた矢先でしたので、管理人自身も挫けるところがありましたが、ご参加いただける方の言葉を励みに開催に踏み切りました。

当日は定員を半分に減

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ありがとうございます!
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カバンに何を入れて出かけよう。

人生とは何か?何のために生きているのか?

誰しもが必ず一度は抱く普遍的な問い。ぐるぐると考えてしまいそうなこの問いに対して、なるほど!と思った文章がありました。

作家の村上春樹さんが読者からの質問に応える企画(現在は、文庫本になっています)です。

村上さんのところ
Amazon.co.jpによる

「人生をどう捉えているか」という質問に対して、
“僕は基本的に、人生とはただの容れ物だと思って

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"一人称単数"感想・考察 -リアルと夢と永遠と今と幻想

村上春樹は稀有な作家だ。

冒頭の一文を読んだだけで、おや?これはもしや…と思わせ、一段落読んで確信する。村上春樹の小説だ、と。

"風の歌を聴け"と"ノルウェイの森"しか読んだことがない自分がそう思うのだから、愛読者なんかは冒頭のページを開いただけで確信するかもしれない。

今日読んだ村上春樹の六年ぶりの短編集 "一人称単数" も、一話目の冒頭から妙な安心感があり、これから始まる村上春樹ワールド

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スキありがとうございます☺️励みになります!
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「猫を棄てる」を読んで

この投稿では、村上春樹さんの「猫を棄てる~父親について語るとき~」の感想のようなものをサクッと記します。(888字)

この本は、村上さんが、お父さんとの関係について語っていくエッセイです。

まず、絵に惹かれませんか?台湾人のイラストレーター「高妍」さんという方の絵です。絵の知識が全くない私ですが、限られた色で、とても丁寧に描かれていてますよね。まるで遠い記憶を思い出そうとするとき、心に浮かんで

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ありがとうございます!あなたのことも好きです!
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村上春樹はアボガドだと思います・・・

教室の窓際の席から、あるいは屋上から、空ばかり一人で見ていた奴が確かにいたような気がします。村上春樹のような変な奴は確かにいました。
そうなりきれなかっただけに、そういう人が羨ましかったのかも知れません・・・

ジャーナリストの鳥越俊太郎さんがラジオで先日話されていましたが、童貞をきちんと失ったのは28歳の時で、初めてのキスの時には射精をしてしまったと言ってました。

このエピソードは、村上春樹ワ

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とても嬉しいです ^_^
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羊をめぐる冒険の一皿〜村上レシピ

以前、著者の『騎士団長殺し』を読んだ時になぜか既視感があった。その理由を思い出したのがこの作品。 

そう、主人公の妻が他の男性を好きになり家を出る、もしくは主人公が家を出るという設定。
そして主人公自身にも新しい恋人ができるというところまで。

普通なら、まあまあドロドロした感情が渦巻き、口論の一つも展開される...的な状況である。しかし村上氏にかかると、それは何でもない日常の風景の中に馴染み、

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嬉しい❤️ありがとうございます!
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村上春樹『騎士団長殺し』

今日は村上春樹の『騎士団長殺し』について話します。

感想をPostしたいところですが、ネタバレする可能性があるため、ここでは、この小説に印象的に取り上げられていたクラシック音楽について書いてみます。

実は、私は20年以上のクラシックマニアです。
極めてマニアックな話が延々と続きますし、文章のオチもないので、関心のない方はこの時点で離脱することをお勧めします。
この機会にクラシック音楽にはまって

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『羊男のクリスマス』村上春樹 「一番読みやすい春樹文学」と、穏やかに

このnoteは、本の内容をまだその本を読んでない人に対してカッコよく語っている設定で書いています。なのでこの文章のままあなたも、お友達、後輩、恋人に語れます。 ぜひ文学をダシにしてカッコよく生きてください。

『羊男のクリスマス』村上春樹・佐々木マキ

【村上春樹の作品を語る上でのポイント】

①「春樹」と呼ぶ

②最近の長編作品を批判する

③自分を主人公へ寄せる

の3点です。

①に関して、

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ありがとうございます!今日は大吉です🎎🍓
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8/11(火)村上春樹「ダンス・ダンス・ダンス」

ホラーみが出てきました。ゾゾッ!!いやお化けとかではないと思うんですが、何もないはずのホテルの一体16階になにが、、、、??

最初はなんの話だか全然分からないのに、いつのまにか引き込まれてしまう引力が毎度すごい。よくある起承転結ってわけでもないので、次こうなるだろうな、とかこういう展開になってほしいな、みたいな邪念なしにス――っと進んでいけます。それが面白い。

上下巻読んでたら8月が終わってし

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ありがとうございます!
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