川口 竜也 / 川口市出身の自称読書家

川口市出身の川口と申します。 大学卒業後リサイクル工場に従事。転職を繰り返し、2023…

川口 竜也 / 川口市出身の自称読書家

川口市出身の川口と申します。 大学卒業後リサイクル工場に従事。転職を繰り返し、2023年2月からWebライターへ転身。 神保町にて読書会『東京読書倶楽部』を主催。本を読まないと上手く時間を使えないタイプ。 「誰かの心に言葉を届ける人」になるためにnoteを毎日更新しております。

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東京読書倶楽部

川口市出身の自称読書家 川口竜也です! 毎回読書会の報告や宣伝を行っていますが、そもそも東京読書倶楽部ではどんな読書会を行っているのか気になる方も多いと思われます。 本記事では、東京読書倶楽部ってどんな読書会なのか紹介していきます! 東京読書倶楽部とは東京読書倶楽部は、日本最大の古書店街である神保町にて、ほぼ毎週読書会を開催しております。2022年2月に第1回を開催して以来、主催者一人で2年ほど続けております。 その本が面白いのは、 その人の人生経験が その本を面白く

    • 8月24日 読書会報告

      川口市出身の自称読書家 川口竜也です! 2024年8月24日(土)の夜に開催した、東京読書倶楽部の読書会の報告です! この日はリピーターが10名の合計11名でお酒を飲みながら読書会、その名もBOOK & BOOZE! 常連さんであっという間に席が埋まるため、嬉しい限りである。 好きな本や読書の話題ばかりの飲み会だからか、そりゃお酒も進みますわな。 (開始1時間でほぼお酒がなくなり、途中に買いに行ったのは私主催者の失態である)。 紹介して頂いた本桜庭一樹「砂糖菓子の弾

      • 心のモヤモヤを書き出すこと

        川口市出身の自称読書家 川口竜也です! 何だかんだnoteの連続投稿を続けて、今日で770日目。仕事でもないのに2年以上もnoteを書き続けている。 旅先でもつい記事を書いていたのだから、もはや日常動作の一部である。お風呂キャンセルはあっても、noteキャンセルだけはしないでいる。 もちろん、「書くことがない」と、夜遅くまで悶々としている日は未だにある。30分くらい執筆画面で右往左往している日もある。 それに、書こうと思っても、書けないことだってある。 ネガティブな

        • 読書記録「ホワイトハウス」

          川口市出身の自称読書家 川口竜也です! 今回読んだのは、景山民夫さんの「ホワイトハウス」角川書店 (1997) です! ・あらすじ 栃木県那須塩原駅から車で約1時間ほどの山荘は、斉木にとって「立地はともかく建築物としては申し分ない」物件と思われた。 外装を白色のペンキで塗られた一軒家。無垢材のフローリングやドイツ製のシステムキッチンに、薪ストーブの暖炉が2つなど、インテリアへのこだわりが見える。 ガーデニングも好きな家族だったのだろう。大きな庭にはブルーベリーの生け垣

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        • 読書会報告
          101本
        • 読書記録
          200本
        • 言の葉の力
          19本
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          20本
        • 読書論
          161本
        • ディズニー 名言集
          58本

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          アイデアは身近に(みたてのくみたて)

          川口市出身の自称読書家 川口竜也です! 私事ではありますが、昔からミニチュアとか小さいものが好きなタイプである。 普通に「シルバニアファミリー」とか好きだったし、食玩の小さな料理とかと組み合わせて、一人でずっと遊んでいた方である。 今でも「ハム太郎」とか大好きだし、方向性と世界観が好みの樫木祐人さんの「ハクメイとミコチ」は全巻買っている。 そんなわけで(どんなわけで?)、東京 日本橋は高島屋で催されている「田中達也展 みたてのくみたて」を訪れた次第。 以前読んだno

          アイデアは身近に(みたてのくみたて)

          「本なんて読むの?」と言われた乙女の話

          先日、読書会でお会いした乙女が語った話である。 居酒屋で一人晩酌を楽しんでいると、突然年齢不詳の男性から声を掛けられたと言う。 ナンパ目的かもしれないが、一人居酒屋ではこういうコミュニケーションも楽しいものどと、話に付き合ったらしい。 しかし事件は趣味の話で起こる。乙女が「趣味は読書です」と話したら、男性から「本なんて読むの?」と小馬鹿にされたとのこと。 その時点で男性に対する興味は冷め、だんまりを決め込んだと語る。なんなら飲みかけのビールを頭からかけてやろうかと。

          「本なんて読むの?」と言われた乙女の話

          読書記録「新釈 走れメロス 他四篇」

          川口市出身の自称読書家 川口竜也です! 今回読んだのは、森見登美彦さんの「新釈 走れメロス」KADOKAWA (2015) です! ・あらすじ 芽野史郎は激怒した。かの邪智暴虐の図書館警察長官を除かねばならんと決意した。 芽野は阿呆な大学生である。惰眠を貪り、落第を重ねて生活してきたが、厄介なことに邪悪に対しては人一倍敏感であった。 「たまには講義にでも出るか」とキャンパスに向かうと、学園祭のために講義は全て休講となっていた。 唯一の友人である芹名に会おうと「詭弁論

          読書記録「新釈 走れメロス 他四篇」

          頂き読書家(自称)

          川口市出身の自称読書家 川口竜也です! 普段から「読書が趣味です」と公言しているおかげもあってか、人様からやたらと本をいただく機会に恵まれている。 先日、会社の先輩から「川口さんホラー小説が苦手と仰っていたので、あまり怖くないホラー作品を」と景山民夫さんの「ホワイトハウス」を頂いた次第。 高校時代の同級生が、我が一人暮らしの邸宅に遊びに来た時も、手土産ではないが「もう読まないだろうから」と葉間中顕さんの「ロスト・ケア」をもらった。 クリスマスや誕生日には親戚に絵本をプ

          8月17日 読書会報告

          川口市出身の自称読書家 川口竜也です! 2024年8月17日(土)の朝に開催した「東京読書倶楽部」読書会の報告です! この日はリピーター様が4名、新規の方が1名の計6名で朝活×読書会。 不思議な世界に陶酔するも良し。物語から未来の在り様に思いを馳せるのも良き。だからこそ読書に終わりはないのである。 紹介して頂いた本カズオ・イシグロ「クララとお日さま」早川書房 近未来の英語圏。子どもの遊び相手として、AF(Artificial Friends/人工知能を搭載したロボッ

          雨の音を聴け

          川口市出身の自称読書家 川口竜也です! 急な雷雨は読書家の天敵。自分が濡れるよりも、本が濡れると大分ヘコム。 雨宿りしようにも、大抵考えることは皆同じである。カフェは満席、床屋も長蛇の列。 雨宿りしながら本を読むのもオツではあるが、吹き込むような雨だと本が濡れてしまう。 かといって、最寄り駅から自宅までの十数分を、タクシーを使うほど金銭的な余裕はない。さっさと折り畳み傘を買えという話ではあるが。 そのため重要なのは、この雨はあとどれくらいで止むか見極めることである。

          読書記録「シャーロック・ホームズの凱旋」

          川口市出身の自称読書家 川口竜也です! 今回読んだのは、森見登美彦さんの「シャーロック・ホームズの凱旋」中央公論新社 (2023) です! ・あらすじ 寺町通221Bに事務所を構えるシャーロック・ホームズ。彼はここ1年近く、スランプに悩まされていた。 かつてはヴィクトリア朝京都にその名を轟かせていた名探偵だが、「赤毛連盟事件」の推理に失敗して以来、彼のスランプは洛中洛外にまで広がっていた。 何とかホームズのスランプから復帰してもらいたいと願うのは、彼の相棒 ジョン・H

          読書記録「シャーロック・ホームズの凱旋」

          神保町のワインバーでの出来事。いつも通り本を読みながらお酒を飲んでいたら、隣の方から「今時ハードカバーを読んでいて偉い!」と褒められる。 だが内心「森見登美彦さんの『ペンギンハイウェイ』だから全然偉くは…」と、教訓のない物語を読んでいるのだと、なぜか申し訳なくなる自称読書家なり。

          神保町のワインバーでの出来事。いつも通り本を読みながらお酒を飲んでいたら、隣の方から「今時ハードカバーを読んでいて偉い!」と褒められる。 だが内心「森見登美彦さんの『ペンギンハイウェイ』だから全然偉くは…」と、教訓のない物語を読んでいるのだと、なぜか申し訳なくなる自称読書家なり。

          競技:読書(自由形)

          川口市出身の自称読書家 川口竜也です! 7月26日から8月11日にかけて開催されたパリオリンピック。リアルタイムではほとんど見ることなく、いつの間にか閉会していた。 もっとも、全く見なかったわけではない。セーヌ川で泳いだ選手が体調不良になったとか、無課金おじさんが銀メダルを取ったとか。……正味15分くらいは見ているだろう。 あくまでも個人的な心情であるが、どうもスポーツ観戦が苦手である。 たまに「日本代表が負けたから、仕事に身が入らない」などと語る人も見受けられるが、

          本と旅する

          川口市出身の自称読書家 川口竜也です! すでに東京に帰って3日も経っているのに、未だに京都の気分が抜けてない人。それだけ向こうの生活が楽しかったのだろう。 それはさておき、話は京都旅行の1ヶ月ほど前に遡る。 当時見たテレビにて、都内のスタンプラリーを巡る外国人観光客の中に、持参した本にスタンプを押している方がいた。 てっきり東京が舞台の小説なのかと思いきや、名言を集めた自己啓発的な本でズッコケたが、これはこれで面白いなと思った。 パスポートに出入国のスタンプを押して

          読書記録「有頂天家族」

          川口市出身の自称読書家 川口竜也です! 今回読んだのは、森見登美彦さんの「有頂天家族」幻冬舎 (2010) です! ・あらすじ 桓武天皇が平安京に都を移して千二百年。京都の歴史は人間と狸、そして天狗の三つ巴の歴史と言っても過言ではない。 かくいう私は狸である。名を下鴨矢三郎と申す。 下鴨家と言えば、かつて狸界を統括した「偽右衛門」下鴨総一郎の一族であり、夷川家と並ぶ名門であった。 しかし、下鴨家の子孫は、生真面目だが土壇場に弱い長男 矢一郎、井の中の蛙になった次男

          「車の旅って今とは全然違ってた。道はあんな風に地形を切り裂くんじゃなくて、地形に沿って作られてたの。車は楽しみに行くために走ってたんじゃなくて、楽しみながら走ってたの」映画 "カーズ" (2006年)より

          「車の旅って今とは全然違ってた。道はあんな風に地形を切り裂くんじゃなくて、地形に沿って作られてたの。車は楽しみに行くために走ってたんじゃなくて、楽しみながら走ってたの」映画 "カーズ" (2006年)より