川口 竜也 / 川口市出身の自称読書家

川口市出身の川口と申します。 大学卒業後リサイクル工場に従事。転職を繰り返し、2023…

川口 竜也 / 川口市出身の自称読書家

川口市出身の川口と申します。 大学卒業後リサイクル工場に従事。転職を繰り返し、2023年2月からライターへ転身。 読書は毎日欠かさず継続、神保町にて読書会『東京読書倶楽部』を主催。 「誰かの心に言葉を届ける人」になるためにnoteを毎日更新しております。

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東京読書倶楽部

川口市出身の自称読書家 川口竜也です! 毎回読書会の報告や宣伝を行っていますが、そもそも東京読書倶楽部ではどんな読書会を行っているのか気になる方も多いと思われま…

読書記録「シアター!」

川口市出身の自称読書家 川口竜也です! 今回読んだのは、有川浩さんの「シアター!」アスキー・メディアワークス (2009) です! ・あらすじ 春川兄弟の父は劇団の役者だ…

4月27日 読書会報告

川口市出身の自称読書家 川口竜也です! 2024年4月27日の夜に開催した、東京読書倶楽部の読書会の報告です! この日は新規の方が3名、リピーターが6名の合計10名でお酒を…

三連休の最後は、文京区は不忍ブックストリートの一箱古本市を歩き回る。一箱という制限の中で何を売るか、店主(箱主)ごとに色やテーマが違って面白い。巡っている間、たまたま隣の人が絶賛していたのもあって、安野光雅訳の「小さな家のローラ」を購入。またしても、積読は増えるばかりである。

自称読書家 花を愛でる

川口市出身の自称読書家 川口竜也です! 大型連休にも関わらず、何も予定を立てていない人。旅行に行くわけでも、友人からBBQに誘われることもなく、自称読書家は静かに生…

わたしの言葉で伝える

川口市出身の自称読書家 川口竜也です! ゴールデンウィーク。連休中は、実家に帰ること以外何の予定も立てていなかったため、初日からすでに休日を持て余している。 さ…

ゴールデンウィークに浮かれて、独り神保町で呑み歩く。最近渋谷から移転した「stacks bookstore」は、店内でクラフトビールを飲めるとあって、仕事終わりに(読書会終了後も含めて)度々訪れる。さて、明日からは何して過ごそうか。

読書記録「ニューヨークの魔法使い」

川口市出身の自称読書家 川口竜也です! 今回読んだのは、シャンナ・スウェンドソン 今泉敦子訳「ニューヨークの魔法使い」東京創元社 (2006)です! ・あらすじ テキサス…

読まない本は風水的に悪いらしい

川口市出身の自称読書家 川口竜也です! 独り暮らしの部屋の本棚はそこまで大きくないため、なるべく床置きしない冊数をキープするようにしている。 読み終わった本のほ…

4月20日 読書会報告

川口市出身の自称読書家 川口竜也です! 2024年4月20日の午後に開催した「東京読書倶楽部」読書会の報告です! この日は新規の方が4名、リピーターが3名の合計8名で神保…

ビジネス書は役に立っただろうか

川口市出身の自称読書家 川口竜也です! 先日の読書会にて、川口さんってビジネス書とか読むんですかと聞かれた。 最近は小説ばかりだけど、読まないことはないよと答え…

読書記録「百年の孤独」

川口市出身の自称読書家 川口竜也です! 今回読んだのは、G・ガルシア=マルケス 鼓 直訳「百年の孤独」新潮社 (1999) です! ・あらすじ メルキアデスの遺した書によると…

1日何ページ読めば読書家か?

川口市出身の自称読書家 川口竜也です! 読書に関する質問は多々あれど、個人的に苦手な質問の一つに「その本どれくらいで読み終えたの?」がある。 何が嫌って、まるで…

"Keep moving forward (前進し続けるんだ)" 映画「ルイスと未来泥棒」(2007年)

読書という孤独な旅

川口市出身の自称読書家 川口竜也です! 長編の物語を読んでいるとき、本を紐解いている時間が、まるで遠い国を旅をしている気持ちになることはないだろうか。 先日、神…

4月13日 読書会報告

川口市出身の自称読書家 川口竜也です! 2024年4月13日(土)の朝に開催した「東京読書倶楽部」読書会の報告です! この日はリピーター様が6名の計7名で朝活×読書会。募集…

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東京読書倶楽部

川口市出身の自称読書家 川口竜也です! 毎回読書会の報告や宣伝を行っていますが、そもそも東京読書倶楽部ではどんな読書会を行っているのか気になる方も多いと思われます。 本記事では、東京読書倶楽部ってどんな読書会なのか紹介していきます! 東京読書倶楽部とは東京読書倶楽部は、日本最大の古書店街である神保町にて、ほぼ毎週読書会を開催しております。2022年2月に第1回を開催して以来、主催者一人で2年ほど続けております。 その本が面白いのは、 その人の人生経験が その本を面白く

読書記録「シアター!」

川口市出身の自称読書家 川口竜也です! 今回読んだのは、有川浩さんの「シアター!」アスキー・メディアワークス (2009) です! ・あらすじ 春川兄弟の父は劇団の役者だった。役者と言っても小劇団の無名な役者であって、日銭をアルバイトで稼ぐような有り様だった。 兄・春川司にとって、父は叶わぬ夢を追い続けた駄目な男という印象だった。役者なんて安定しない仕事は、目指すべきではないと。 逆に、弟・春川巧にとって父は、当時イジメられっ子だった自分が、自己実現できる場所を教えて

4月27日 読書会報告

川口市出身の自称読書家 川口竜也です! 2024年4月27日の夜に開催した、東京読書倶楽部の読書会の報告です! この日は新規の方が3名、リピーターが6名の合計10名でお酒を飲みながら読書会、その名もBOOK & BOOZE! 同じ本を読んでも感想や考え方は異なる。逆に今まで知らなかった世界を知り、再読のきっかけになるのも読書会の楽しみなり。 紹介して頂いた本冬木糸一「『これから何が起こるのか』を知るための教養 SF超入門」ダイヤモンド社 古典から近代のSF作品56冊

三連休の最後は、文京区は不忍ブックストリートの一箱古本市を歩き回る。一箱という制限の中で何を売るか、店主(箱主)ごとに色やテーマが違って面白い。巡っている間、たまたま隣の人が絶賛していたのもあって、安野光雅訳の「小さな家のローラ」を購入。またしても、積読は増えるばかりである。

自称読書家 花を愛でる

川口市出身の自称読書家 川口竜也です! 大型連休にも関わらず、何も予定を立てていない人。旅行に行くわけでも、友人からBBQに誘われることもなく、自称読書家は静かに生きている。 でも折角のいい天気。ちょこっと自転車でひとっ走りしたい気分。 そうだ、前々からお花を飾りたかったんだと思い、最寄りの園芸センターにぷらっとお出掛けしようと決める。 地元で造園が盛んだったのもあってか、お花や植物には馴染みがある。母もベランダでお花を育てていたからか、花があることに違和があまりない

わたしの言葉で伝える

川口市出身の自称読書家 川口竜也です! ゴールデンウィーク。連休中は、実家に帰ること以外何の予定も立てていなかったため、初日からすでに休日を持て余している。 さすがにどこかに行こうと、候補を幾つか立てているうちに、東京都現代美術館(MOT)にて気になる企画展を見つけたり。 5人のアーティストさんが、"わたしの言葉"についての思索を示す作品を紹介する「翻訳できないわたしの言葉」展へ。 「わたしの言葉」というものは、ただ単に公用語という意味ではない。 私の場合、日本人の

ゴールデンウィークに浮かれて、独り神保町で呑み歩く。最近渋谷から移転した「stacks bookstore」は、店内でクラフトビールを飲めるとあって、仕事終わりに(読書会終了後も含めて)度々訪れる。さて、明日からは何して過ごそうか。

読書記録「ニューヨークの魔法使い」

川口市出身の自称読書家 川口竜也です! 今回読んだのは、シャンナ・スウェンドソン 今泉敦子訳「ニューヨークの魔法使い」東京創元社 (2006)です! ・あらすじ テキサス出身のキャスリーン・チャンドラー(ケイティ)は、何度も「ニューヨークは変わった街」と聞いていたが、これほどとは思っていなかった。 変質者や強盗ならテキサスにもいた。だけど、宙に浮いた妖精や耳のとがったエルフが当たり前のように地下鉄に乗り、街を歩けば教会の屋根にガーゴイルがいるとは思わなかった。 いや、

読まない本は風水的に悪いらしい

川口市出身の自称読書家 川口竜也です! 独り暮らしの部屋の本棚はそこまで大きくないため、なるべく床置きしない冊数をキープするようにしている。 読み終わった本のほとんどは、実家の本棚に送るようにしているのだが、風水的な考えだと、読まない本を溜め込むのは運気が乱れる可能性があるという。 私自身、風水に精通しているわけではなく、聞きかじりの知識しかない。 だけど風水って位置や方角が重要らしいから、「木の気」ってなんやねんとは思う(本業の方がおりましたら謝罪します)。 でも

4月20日 読書会報告

川口市出身の自称読書家 川口竜也です! 2024年4月20日の午後に開催した「東京読書倶楽部」読書会の報告です! この日は新規の方が4名、リピーターが3名の合計8名で神保町散策×読書会。英文学科の女学生からシナリオを書くご年輩の方まで、幅広い年代が神保町に集まって本を語らいました。 重めの海外文学から心地よく読める小説まで、たとえ自読んだことがない本であっても、その人の本への熱量が伝わることは、とても素敵なことです。 紹介して頂いた本ディーノ・ブッツァーティ「タタール

ビジネス書は役に立っただろうか

川口市出身の自称読書家 川口竜也です! 先日の読書会にて、川口さんってビジネス書とか読むんですかと聞かれた。 最近は小説ばかりだけど、読まないことはないよと答えたところ、さらに何か役に立ったことはありますかと聞かれた。 結論、読んだからこそ、今の仕事観や人生観を作り上げたとは思うけれども、即効性のある実用的な技術を得たかと問われたら、あまりない気がする。 後者はただ単純に、書いてあることを実際にやらないという、本を読んでもアウトプットしなかったからというのもある。

読書記録「百年の孤独」

川口市出身の自称読書家 川口竜也です! 今回読んだのは、G・ガルシア=マルケス 鼓 直訳「百年の孤独」新潮社 (1999) です! ・あらすじ メルキアデスの遺した書によると、「この一族の最初の者は樹につながれ、最後の者は蟻のむさぼるところとなる」と記されていた。 ウルスラ・イグアランがホセ・アルカディオ・ブエンディアと結婚するに当たり、一つだけ気がかりなことがあった。彼女のいとこに「豚のしっぽ」を持つ子どもが生まれたことがあり、その二の舞いだけは避けたいと。 2人が

1日何ページ読めば読書家か?

川口市出身の自称読書家 川口竜也です! 読書に関する質問は多々あれど、個人的に苦手な質問の一つに「その本どれくらいで読み終えたの?」がある。 何が嫌って、まるで自分が試されているかのような質問だからだ。 難しく考えなければ、「この本?1週間くらいかな」って言えば終わりではある。日数を聞かれているだけだから、結論さえ答えれば良い。 ちなみに私の感覚だと、小説だと50頁/30分くらいのペースである。一旦休憩を挟もうと思うタイミングが、50頁読んだか、30分を過ぎた頃である

"Keep moving forward (前進し続けるんだ)" 映画「ルイスと未来泥棒」(2007年)

読書という孤独な旅

川口市出身の自称読書家 川口竜也です! 長編の物語を読んでいるとき、本を紐解いている時間が、まるで遠い国を旅をしている気持ちになることはないだろうか。 先日、神保町は春の古本まつりにて購入した、ガルシア=マルケスの「百年の孤独」。3週間ほど前から読み進めて、現在400頁、この旅ももうすぐ終わる。 ファンタジー寄りの物語かと思いきや、急に現実の戦争やストライキに巻き込まれた家族は、親の名を継ぎ「アウレリャノ」や「アルカディオ」と名付けられた子孫たち。 もはや誰が誰だか分

4月13日 読書会報告

川口市出身の自称読書家 川口竜也です! 2024年4月13日(土)の朝に開催した「東京読書倶楽部」読書会の報告です! この日はリピーター様が6名の計7名で朝活×読書会。募集開始から1時間で席が埋まってしまうほどの盛況ぶりです。 普段なら神保町のブックカフェにて開催しておりますが、申込み時点で非常に人数が多くなったためレンタルスペースにて開催。 周りを気にする必要がない分、より密度の深い話ができるかも。 紹介して頂いた本宮部みゆき「模倣犯」小学館 世間を騒がす”連続