イブリース

東大法学部卒・ダメリーマン 趣味は散歩とMBTIです。 300万PV達成!

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最近の記事

日本社会のレールから外れてはいけない、本当の理由について

 最近の日本社会はレールから外れることを肯定する向きがあるが、筆者としては全くこの手の意見には賛同できない。レールから外れた人生を肯定しているのは主にネットのうさんくさいインフルエンサーか、安定した日常に飽き飽きしている高級サラリーマンだろう。しかし、両者ともにレールから外れることのリスクを過小評価しがちである。  レールから外れることが何を意味するかというのは難しいのだが、適切な年齢で進学・就職し、日本社会の終身雇用のシステムに従って生きるということである。専門職などの別

    • 今まで書いた記事は全て防衛機制の産物だったらしい

       興味深い記事を拝読した。  防衛機制には「知性化」というパターンがあるらしい。身の回りの問題を一般的な立場で分析・考察することでストレスを解消することのようだ。例えばこんな例があるらしい。  なるほどなあと思った。というか、これは筆者そのものではないか!  親戚が死んだ時、「最近の日本人の寿命からすると長いとは言えなかったけど、心臓発作から20年に渡って特に制限もなく元気に暮らせたことを考えると、むしろ運が良かった方に違いない」と即座に述べて困惑されたこともあった。

      • ヒロインだと思ったら、ヘロインだった

         恋愛とは不思議なもので、中高生から社会人初期辺りは異様なまでの関心を集めるコンテンツなのに、ある年齢からはむしろ言及されるのがはばかられるコンテンツである。若者の時は恋愛しか話題がないのかと思うくらいに興味関心を寄せているのに、結婚すると不要な心理機能となってしまう。なんとも不思議なものだ。  筆者は恋愛への関心が無い部類の人間だ。基本的に恋愛とは下らないものがと思っているし、そんなことよりも婚活した方が生産的だと思っている。不倫やら三角関係やら、トラブルの元だ。折角知的

        • 「学歴狂」を見て気が付いた、意外な共通点

           作家の佐川恭一氏が興味深い連載を投稿している。  学歴狂の詩という連載なのだが、京大文学部卒の佐川氏が人生の中で出会った様々な学歴エピソードを延々と語っている。なんというか、筆者やその他のブロガーが良くしている学歴トークと良く似ているかもしれない。京大入学後にしばらく訪れた高揚感を佐川氏は「スーパー学歴タイム」と読んでいるが、本当によく分かる。ある種の現実離れした万能感と言えるだろうか。自分が自分であるという理由で全肯定されているような、特有の気分である。  一般的な学

        日本社会のレールから外れてはいけない、本当の理由について

          <MBTI>乃木坂メンバーで考える、INFPの地雷度

           前回は地雷系INFPという人種について議論した。今回はより具体的な例を挙げることで地雷系INFPの性質について考察してみたいと思う。かなりマニア向けなのでほとんどの人のニーズには答えられないかもしれないが、MBTIと乃木坂について詳しいよという人には刺さるかもしれない。かなり辛辣な表現が続くので、ファンの方には申し訳ない。  今回はINFPと思われる、あるいはINFPということになっている坂道アイドルのメンバーについて個別に議論し、地雷系INFPになる可能性があるメンバー

          <MBTI>乃木坂メンバーで考える、INFPの地雷度

          北朝鮮・金正恩体制はどうして崩壊しないのか

           ここ最近、拉致問題や核問題での進展が無いこともあって、北朝鮮は恐怖の独裁国家というよりも、ネットミームのような扱いとなっている。最高指導者の体重や髪型は日本人にも親しみが深いだろう。北朝鮮は国際的に孤立している上に改革が全く行われていないため、風変わりな国として好奇の対象となっている。  それにしても、北朝鮮は昔から崩壊論が囁かれているのにも関わらず、なかなか崩壊しない。 北朝鮮は世界でも指折りの奇妙な国だ。共産主義国の多くはソ連のように崩壊するか、中国のように改革

          北朝鮮・金正恩体制はどうして崩壊しないのか

          帝王切開する医者 「メスに……メスっ……」

          帝王切開する医者 「メスに……メスっ……」

          女ヲタク「オスを……推すっ!」

          女ヲタク「オスを……推すっ!」

          未開部族の成人の儀式を見て思うこと 「いにしえの……イニシエーションっ……」

          未開部族の成人の儀式を見て思うこと 「いにしえの……イニシエーションっ……」

          夢か鬱か

           最近、寝不足でかなり憂鬱な気分が続いている。こういった時、だいたい来るアドバイスが「寝よう」とか「陽の光を浴びよう」といった話である。筆者はこうした対処法が有効でることは否定しない。しかし、ちょっと引っかかってしまうことがあるのである。  筆者の前提としている世界観では、人間は頭で考えることによって動く生き物だ。だから理性⇒精神状態である。デカルトの心身二元論的な前提にも近いかもしれない。精神の働きは独立しており、外形を観察し、それを元に判断を下すわけだ。外界の状況が悪け

          note書きまくる⇒寝不足⇒メンタルが鬱状態⇒ストレス解消で更に記事を書く⇒寝不足(無限ループ)

          note書きまくる⇒寝不足⇒メンタルが鬱状態⇒ストレス解消で更に記事を書く⇒寝不足(無限ループ)

          結局何がしたいんだっけなあ

           またまた人生を振り返って鬱状態になってしまった。いつでも思い出すのは思春期の15歳〜20歳辺りである。あの頃は悩みも多かったけど、人生が漠然と光り輝いていたように思えていた。現在は暗くても、未来は明るいはず。そう信じて疑わなかった。それを青年期っていうのだろうか。  将来のことなど何も考えなかったと思うけど、それでも自分なりに明るい未来を感じ取っていたはずだ。あの頃はきっとエリートになれると思っていた。日本を動かす何者かになれると思っていた。歴史の舞台を傍観者ではなく、当

          結局何がしたいんだっけなあ

          『地雷系INFP』という魔物について解説する

           INFPはとにかく「生きづらい、生きづらい」と叫んでいる。これは実際にINFPが社会生活上の困難に突き当たることがおおいからでもあり、彼らが自らの生きづらさを見つめるのが好きだからでもある。  INFPは一般に男性の方が女性よりも予後が悪いとも言われる。F型は全般的に「優しい」、裏を返せば「軟弱」という印象を与えることが多いからだ。ESFPとかENFPであればそれでも大して問題にはならないのだが、INFP男性の場合は結構ハードモードである。「弱い」ことが社会的に良しとされ

          『地雷系INFP』という魔物について解説する

          ビュー数を増やそう系のアカウント、それしか記事のネタがないがち。

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          かわいいINFP女は一定の確率でやばいのがいるよ、っていう記事を書こうかしら。INFP女は確かにINFP男に手の届かない生存戦略が可能だけど、それが良いとは限らないという話です。

          かわいいINFP女は一定の確率でやばいのがいるよ、っていう記事を書こうかしら。INFP女は確かにINFP男に手の届かない生存戦略が可能だけど、それが良いとは限らないという話です。

          なぜ帝国は東西に長いのか?

           定期的に執筆したくなる、需要があるのか無いのかわからない世界史シリーズである!今回は世界史において東西方向の移動が南北方向よりも容易であり、これが世界史的動きに大きな影響を与えているのではないかという考察である。  ジャレド・ダイアモンドの「銃・病原菌・鉄」ではユーラシア大陸が発展した理由の一つを東西方向に長いことに求めていた。東西方向は気候が同じなので農作物の移植がしやすく、これが農耕の拡大に影響を与えたという話である。  どうにも世界の歴史を見ていると、東西方向への

          なぜ帝国は東西に長いのか?