るい

4歳と1歳の息子の育児中。 「書く」ことや「自分の好き」に対する新しい向き合い方を模索…

るい

4歳と1歳の息子の育児中。 「書く」ことや「自分の好き」に対する新しい向き合い方を模索中✏️ 育児、家族、暮らし、読書したことなど、自分の興味があることや考えたことなどを、宝箱に詰め込んでいく。 アイコンは「いとうみゆき」さんのPicrewより。

マガジン

  • 「子育て・育児」「母である私」

    長男と次男の成長記録や思い出に関する記事。母である自分に関する記事。ほか、子育てや育児、母親業に関する記事などをまとめてみる。

  • 何度も読み直したい記事

    私が「スキ」だった皆様の記事から、何度も読み直したいと思ったお気に入りの記事のまとめ。 もう一度読み直したくても、なかなか探せないことが多い自分用に。

  • 「創作」「ショートショート」

    「毎週ショートショートnote」の企画に参加したときの作品。 寝る前の息子に「何かお話して」と言われて、適当にしゃべった創作話。 いずれは、オリジナルの物語を書けるようになりたい、な。

  • 「るい」の定番記事

    「ビュー数」や「スキ」が多い記事をまとめてみました。また、記事を分析し、「スキ率」の高い記事や、「自分らしさ」が出る記事などもこちらに。 「るい」という人間がどんな記事を書いているのか、興味を持っていただいた際には、よかったらこのマガジンからどうぞ。

  • 「夫婦」

    夫婦についてや、夫とのエピソードについての記事が増えたので、この宝箱に詰めておく。珈琲次郎さんの企画された「仲良し夫婦サークル」の記事もここに。

最近の記事

「ま、いっか」ができる人に。

「ま、いっか」って、できない子なんです。 とあるお母さんがおっしゃった。 教師一年目の、懇談でのことである。 まあ、いっか。 まあ、良いか。 まあ、いいかあ。 書き方ひとつで、なんだかニュアンスがやや変わる気がしてくるが、そのお母さんは「ま、いっか」と言っていた気がする。 そのお母さんいわく、娘は真面目で融通が効かなくて。 大してできるわけでもないのに、完璧主義で。 しかもそれを、人にも押しつけるんです。 もー、困ってますほんと。 わたしに似て、頑固でねえ、おほほ。

    • 雪解けアルペジオ【毎週ショートショートnote】

      奏でられるアルペジオを聴きながら、玲奈は外を見つめた。 寒い冬が終わる。 雪が溶けたら、いよいよ卒業だ。 玲奈が県外の高校に行くと決めた時、一番寂しがったのは、隣のさくらだ。 幼馴染のさくらとは、ずっと同じフォークソング部だった。 二人の間には、いつもギターがあった。 「うちの高校、フォークソング部あるかな」 玲奈がつぶやくと、アルペジオがぴたり止まった。 「ないなら、作りなよ。」 __だから、ギターやめないでね。 さくらとの約束を思い出しながら、玲奈は川沿いを

      • 春ギター【毎週ショートショートnote】

        店先で、ひときわ目立つ桃色ボディ。 桜のあしらわれたそのアコギは、「春ギター 格安」のポップが添えられていた。 安っぽい、おもちゃみたい。 でもなぜか、惹かれてしまった。 ゆみこの小遣いで買えるほどの値段だった。 河川敷で鳴らしてみる。 案外いい音だ。 調子に乗って、一曲演奏。 晴天の下、単独ライブだ。 川むこうの桜に流され、「桜ソング」をかき鳴らす。 定番の「さくら」に、ちょっと古いやつだって。 思わず、歌も口ずさむ。 フォークソング部は、廃部だ。 先輩の卒業で、部

        • お風呂で、飛んだり跳ねたりおどったり。

          最近、子どもたちとお風呂に入る。 夫の帰りが遅いので、長男次男とわたしの3人風呂だ。 ワンオペ風呂というのは大変で。 自分は果たして髪や体を洗ったのだろうか、とたびたび記憶を失う。 でも、いっしょに風呂に入ると、お風呂でしか見られない子どもの成長や言動があって、それはそれで、けっこうおもしろい。 長男は、顔に水がかかるのをものすごく嫌う。 ちびっと飛び散った湯が顔につくと、即座にタオルタオル。 タオルがなければ、手でこする。 濡れた手で拭うと、余計に顔が濡れてしまう。

        「ま、いっか」ができる人に。

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        • 「子育て・育児」「母である私」
          47本
        • 何度も読み直したい記事
          59本
        • 「創作」「ショートショート」
          14本
        • 「るい」の定番記事
          13本
        • 「夫婦」
          16本
        • 「note」・「書くこと」
          34本

        記事

          「幸せを、シェアしたい」とおもうこと。

          夫婦が仲良しでいるための秘訣、「秘訣」かあ。 「秘訣」ってなにかしらべてみると、「人に知られていない最も効果的な方法」と書いてあった。 とっておきの手段。奥の手。 むむむ、と考えこむ。 今回も、珈琲次郎さんの企画に参加しようとおもって、テーマについて一日考えていた。 今週のテーマは「パートナーと仲良くなる秘訣」。 しかも、珈琲次郎さん調べ「夫婦の仲良し三箇条」である「コミュニケーション・スキンシップ・会話」は、それだけでは「秘訣」と言えないとのこと。 うちの夫婦ならで

          「幸せを、シェアしたい」とおもうこと。

          記事を分析してみたら。

          みどりさんの書いておられる「記事の分析」をやってみた。 「スキ数」÷「ビュー数」=「スキ率」で計算するやり方だ。 あるいは、「ビュー数」÷「スキ数」=「何人に一人がスキを押してくれたか」を計算しても良いとのこと。 わたしは、後者で計算した。 それをもとに、記事を4つの領域に分類する。 4つの領域は、以下のとおり。 「ビュー数」と「スキ率」が高い記事は「知名度をあげてくれる記事」。 「ビュー数」は少なくても「スキ率」が高い記事は「自分らしさが出る記事」。 それらふたつ

          記事を分析してみたら。

          世界観にハマる、浸る、語る。

          いえーい、買っちゃった。 これ。 『ダンジョン飯ワールドガイド冒険者バイブル完全版』! いやあ。 こういうのを買うのは、ひさしぶりだ。 よっぽど作品が好きでなければ、こういうのは買わないから。 この本、とても良かった。 こういう作品の設定集って好きだ。 昔、ファイナルファンタジーXを貸してもらって、やってみたけど全然うまく進めなくて。 そのとき、いっしょに借りていた攻略本だか設定資料集だかにどハマりした。ゲームそっちのけでずっと眺めた。 めちゃくちゃ分厚かったけど、F

          世界観にハマる、浸る、語る。

          寄り添ってくれて、ありがとう。

          ひさしぶりに、図書館で「母の友」をまとめ借りした。 「母の友」という雑誌があることは、母になるまで知らなかった。 母になって、雑誌コーナーでそれを見つけたとき、なんとなく今読むものなんだろうと手に取った。 片手で持てるサイズ。 優しい色とあったかい表紙の絵柄。 そして、どの号も当たり前のように、「母」であるわたしの気持ちを代弁してくれる言葉が載っていて、それを読むたびに「ああ、わたしは間違ってないんだ」と心底安心した。 たとえば、今年の4月号には。 「子育てを"たのしむ

          寄り添ってくれて、ありがとう。

          さらけ出さなくても、えぐらなくてもいいんだよ。

          もも(momo)さんの記事の、とある言葉に心が揺れた。 momoさんは、松浦弥太郎さんの『エッセイストのように生きる』をお読みになり、その感想を書いておられる。 その記事のなかに、この言葉が出てきたのだ。 この文章は、自分を傷つけていないか。 なるほど。 他人(読み手)を傷つけないかどうかは、けっこう真剣に配慮して書いてきたが、そういえば自分のことはあまり考えていなかったな。 はたと冷静に思いながら、自分の記事を思い返した。 自分なんてダメ、わたしなんてクソ。 みた

          さらけ出さなくても、えぐらなくてもいいんだよ。

          夜中3時36分の記録。

          悪夢をみた。 次男を車に置いていく夢だ。 ふだん、車に子どもを置き去りにすることなんてない。 でも、夢の中のわたしは、なんの対策もしないまま、寝ているわけでもない次男を置いて、急ぎ買い物に行ってしまう。 大急ぎで買うのにレジはもたつき、時間がかかる。 慌てて戻ると、遠くから次男の泣き声。 走って行くと、なぜか車は空いていて、チャイルドシートから抜け出した次男が、駐車場を彷徨っている。 それを抱きしめ、何度も謝る。 というのを、連続2回も見た。 ありえない内容だ。 悪夢だ

          夜中3時36分の記録。

          あえて、子どもと「ひと悶着」する時間を。

          子育てに関するプログラムの事後セミナーに参加してきた。 ファシリテーターの先生の話がとても勉強になるセミナーで、8人ほどの参加者が、ひとりひとり子育ての悩みを打ち明けた。 子どもの性別も年代も違うのに、それぞれの「母としての悩み」はどれも共感できるものばかり。 そして、それに対する先生の専門的かつ的確なお話は、やっぱり自分の「子育て観」によく響いた。 わたしも、自分の悩みを打ち明けた。 先月、我慢の限界で爆発してしまったこと。 あまり主張しないタイプの長男が心配で、押

          あえて、子どもと「ひと悶着」する時間を。

          オバケレインコート【毎週ショートショートnote】

          「最近の合羽って、可愛いのね」 ママ友が感心したように言うので、私も頷いた。 小雨の降る公園は、園帰りの親子で賑わう。 子どもたちは雨合羽に長靴で飛び回り、母達は苦い顔で見守る。 「あの子は恐竜、あっちはウサギ」 ママ友の目線の先には、恐竜モチーフの合羽と、うさぎ耳のついた合羽。 たしかに。 昔は合羽=ダサいだったけど、こんなふうなら可愛いかも。 「あっちの子は、オバケだね」 私は、奥の木の下を指差した。 白いオバケのような合羽の子どもが、恐竜やウサギ達をじっと見つ

          オバケレインコート【毎週ショートショートnote】

          あこがれの「おばちゃん」。

          幼馴染のお母さんが好きだった。 「おばちゃん」と呼んでいた。 保育士をしていて、やんわりとウェーブした髪を結び、キツネみたいに細い目はいつもニッコリ弧を描いていた。 小さなかわいい口で「◯◯ちゃん」とわたしを呼んでくれた。 「おばちゃん」は、わたしの憧れの母親像だ。 子どもの頃から好きだったが、親になった今はもっと素敵に感じる。 おばちゃんみたいな、お母さんになりたい。 わたしの目指す母親像は、まちがいなくこの「おばちゃん」だった。 うちの母にはなりたくない、というので

          あこがれの「おばちゃん」。

          「雲やさん」

          空には、雲を売るお店があります。 「雲やさん」です。 雲やさんには、4つの雲が売っています。 ひとつ目は、「はれぐも」。 水色で、もくもくしています。 太陽が売っています。 ひとつ100円です。 ふたつ目は、「あめぐも」。 すこし形がプロペラみたいです。 雲が売っています。 ひとつ102円です。 みっつ目は、「かみなりぐも」。 とげとげしたところがあります。 鬼が売っています。 ひとつ120万円です。 よっつ目は、「ゆきぐも」。 白いところがあります。 寒い風が売

          「雲やさん」

          「遊び心」という余裕を忘れずにいたい。

          長男と「お話作り」をするのは楽しい。 noteにもいくつか投稿している。 忘れてしまうのは、あまりに惜しくて。 寝る前や、ふとした隙間時間に、他愛のないひとことから始まる「お話作ろ」の合図。 いっしょにアイディアを出しながら、手探りでお話を膨らませるのはおもしろい。 4歳の長男から飛び出すアイディアは、わたしではとうてい思いつかない。 とてつもなく純度が高くて、子どもらしいアイデアやひとこと。 それらをなるべくそのまま残しつつ、ストーリーとして展開させていくのが、わたし

          「遊び心」という余裕を忘れずにいたい。

          「パズルどろぼう」。

          それは、子どものいるおうちで起こります。 夜、みんなが寝静まったとき、部屋の隅っこからそれはあらわれます。 「パズルどろぼう」です。 小さな住人は、カーテンの隙間や、ソファーの下や、時々は冷蔵庫の裏から、ひょこひょこと出てくるのです。 体と手足があって、目がふたつあります。 あまり力はなさそう。 でも、すばやくて、すぐに隙間に隠れることができます。 彼らは、夜な夜な部屋にあらわれ、あるものを探し、盗んでいきます。 それは、パズルです。 ジグソーパズルのピースをひ

          「パズルどろぼう」。