『ともぐい/河﨑秋子』を読み終えた。脳内のさまよう足取りは重かった、、、
つたない思考で読書メモ、、、
『ともぐい/河﨑秋子/分類913.6カ』を読み終えた。半年かかって順番まわってきた図書館予約の本。ハッピーな小説とはいえない。
タイトルの響きはおぞましい。
「ともぐい」、生きるためにといえば、自然界は無駄がない。主人公の熊爪は鉄砲打ち、熊を追う。時代の流れに無縁だとしても、人と煩わしくも関わる。山だけで生涯を完結してもいいはずなのに、温もりも欲しい。熊爪の生死観は孤独といわない孤独な獣と同化していそう。感情は持たない方がいい。私の脳内は獣の匂