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朝日新聞出版公式note「さんぽ」へようこそ! 既刊本の連載や新刊試し読み、著者インタビューや対談など、本にまつわるあれこれをゆるくお伝えしていきます。新刊・既刊はこちらで https://publications.asahi.com/

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    新刊が出る度に、広告を作り、POPを作り、チラシを作る。宣伝課のしがないスタッフが、独断と偏見で選んだ本の感想文をつらつら書き散らす。おすすめしたい本、そうでもない本と、ひどく自由に展開する予定

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    パンダ愛がもっと深まる記事をパンダ編集班がゆる~くお届けします。

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「脳トレ」の川島研究室考案!無理なくできる“脱スマホ習慣”【スマホはどこまで脳を壊すか】

■私たちの生活はオンラインなしには成り立たないのか?  本書では、オンライン習慣が持つリスクについて、科学的、医学的な根拠となる研究の結果をご紹介しながら明らかにしました。  オンラインでは前頭前野がはたらかず、ものを覚えることができなくなり、誰かと心を通わせることもできません。幼いころからオンライン習慣を続けてしまうと、学力が下がり、脳の発達も止まってしまいます。大人になってからもオンライン頼りの生活で前頭前野をサボらせ続けてしまうと、少しずつ脳がむしばまれていき、使わ

    • 知られざる、JAXA・宇宙飛行士「選抜試験」と「募集要項」の中身

       2022年、13年ぶりの日本人宇宙飛行士選抜試験が行われ、史上最多、前回の約4倍となる4000人以上の応募の中から、2人が選ばれた。史上最年長と史上最年少タイでの合格が、話題となったのも記憶に新しい。  宇宙飛行士になる人々は、どんな訓練を受け、宇宙のどんな場所で活動することになるのだろうか?  宇宙飛行士になりたいなら絶対に読んでほしい『夢の仕事場 動画と図解でよくわかる 宇宙飛行士』(鈴木喜生著/2022年11月刊/朝日新聞出版)から、宇宙飛行士になるまでの流れや、

    • 宮内悠介さん「ラウリ・クースクを探して」書評&インタビューまとめ

      「好書好日」書評 「日出る処のニューヒット」(第6回)   評者・杉江松恋さん(9月21日掲載) 「週刊文春」書評 評者・米光一成さん(9月21日発売号) 「産経新聞」書評 評者・ホラン千秋さん(9月9日掲載) 「日経新聞」書評(9月9日掲載) ※リンク先は有料記事です 「週刊新潮」書評 評者・石井千湖さん(9月9日発売号) Youtube『松井・杉江の「エンタメ丼」2023年9月号・その3』 杉江松恋さん紹介 「週刊ポスト」書評(9月4日発売号) 「毎日新聞」

      • 描きたかったのは、“何もなさなかった人物”/『ラウリ・クースクを探して』刊行記念!宮内悠介さんインタビュー

         テーブルに並ぶ硬いパン、風の匂い、どこか灰色の街並み。宮内悠介さん(44)の新刊『ラウリ・クースクを探して』のページをめくるたび、土地の空気に誘われ、その世界を生きているかのような感覚になった。  舞台はエストニア。1977年から、物語は始まる。  幼い頃から数字に魅せられていたラウリは、ある日コンピュータと出合い、そのなかに自分だけの世界を見いだし、やがてソ連のサイバネティクス研究所で働くことを夢見るようになる。仲間たちと儚くも濃い人間関係を築きながら、前へと進み続け

      「脳トレ」の川島研究室考案!無理なくできる“脱スマホ習慣”【スマホはどこまで脳を壊すか】

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        リアルな心理描写と驚愕のラストに震撼する『悪い女 藤堂玲花、仮面の日々』/大矢博子氏による解説を期間限定で特別掲載!

         本書は2014年に刊行された『ダナスの幻影』を大幅加筆修正のうえ改題・文庫化したものである。ノンシリーズとしてはデビュー作以来の2作目。近年の吉川英梨の活躍に慣れた読者からすると異色作と言ってもいいこの作品を、ようやく文庫でお届けできることを嬉しく思う。  吉川英梨は2008年、第3回日本ラブストーリー大賞エンタテインメント特別賞を受賞した『私の結婚に関する予言38』(宝島社文庫)でデビュー。ブレイクのきっかけとなったのは2011年、デビュー2作目として出された『アゲハ 

        リアルな心理描写と驚愕のラストに震撼する『悪い女 藤堂玲花、仮面の日々』/大矢博子氏による解説を期間限定で特別掲載!

        塩田武士『存在のすべてを』刊行記念インタビュー/「虚」の中で「実」と出会う

         情熱を失った新聞記者が再び「書きたい」と奮い立つ題材に出会うという出発点はデビュー作『盤上のアルファ』(2011年)、子供たちの未来を奪う犯罪への憤りという点では代表作として知られる社会派ミステリー『罪の声』(2016年)、フェイクニュースが蔓延し虚実の見極めが難しい現代社会のデッサンという点では吉川英治文学新人賞受賞作『歪んだ波紋』(2018年)、関係者たちの証言によって犯人像が炙り出される構成上の演出は『朱色の化身』(2022年)……。塩田武士の最新作『存在のすべてを』

        塩田武士『存在のすべてを』刊行記念インタビュー/「虚」の中で「実」と出会う

        オンライン会話での脳活動は「ひとりでボーッとしながら何も考えていない」状態と同じという驚きの実験結果【スマホはどこまで脳を壊すか】

        ■オンラインで会話をしても脳と脳はつながらない  コロナ禍の影響で私たちのコミュニケーションの形式は大きく変化しました。オンライン・コミュニケーションの機会が多くなり、みなさんはどのように感じているでしょう。対面でのコミュニケーションが普通だった「旧・ノーマル」時代と比べて、人と人との物理的な距離は明らかに広がりました。物理的な距離の広がりと比例するように、心の距離まで離れつつあるような感覚を持ってはいませんか?  大学にいると、「オンライン授業が増えて家から出なくなった

        オンライン会話での脳活動は「ひとりでボーッとしながら何も考えていない」状態と同じという驚きの実験結果【スマホはどこまで脳を壊すか】

        「笑いあり涙あり感動あり!短編集ならではの醍醐味」書評ライターの松井ゆかりさんが、大好評の森絵都さん最新刊『獣の夜』をレビュー!

         森絵都作品の魅力はいくつも列挙できるが、思わず笑ってしまうユーモアというのも間違いなく筆頭にカウントされる要素のひとつだ。本書でそれがとりわけ顕著に感じられるのは、表題作であろうか。主人公の紗弓が夜の約束に備えて仕事を片づけていたところに、一本の電話が入った。予期せぬ頼みごとをしてきたのは、大学時代に同じサークルだった泰介だ。夜の約束というのはやはりサークル仲間で現在は泰介の妻となっている美也のサプライズ誕生会のことなのだが、泰介は自分が彼女をパーティー会場に連れて行くはず

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        「こんなにも『好き』を考える小説を私は他に知らない」尾崎世界観さんが、町屋良平さんの最新作『恋の幽霊』を読みときます。

        恋のアウトレイジ  幽霊を怖いと感じるのは、見てしまった瞬間より、見てしまうまでの時間だと思っている。実際に見て「うわ、幽霊だ」となるのは、ただの驚きでしかないからだ。 「この辺りに幽霊がいて、今にも出てきそうだな」と思っている時間の方が、実際に見た瞬間よりも遥かに怖い。私はまだ幽霊を見たことがないから、物心ついてからずっと幽霊を怖がっている。でも一度見てしまえば、「見える人」として上書きされてしまうから、「ずっと見えなくて怖い」が正しい幽霊との付き合い方だと思う。  

        「こんなにも『好き』を考える小説を私は他に知らない」尾崎世界観さんが、町屋良平さんの最新作『恋の幽霊』を読みときます。

        「この作品は、蘇生と題された喪失の物語だ」俳優・中嶋朋子さんによる、小川洋子著『貴婦人Aの蘇生 新装版』巻末エッセイを特別公開

        喪失と再生  20代の後半だったろうか、小川洋子さんの「薬指の標本」「まぶた」といった作品に次々出会い、えもいわれぬやすらかさを覚え喜びに震えた。手渡されたのは、異なるものたちの、ささやかな声に充ちる世界。そこで私は深いやすらぎを得て、初めて呼吸することが叶ったような感覚になった。胸のうち、無意識に抱えていた言語化できない違和感、社会や常識に与えられた物差しでは、どうしてもはかりようのない、心の中の襞。その微細な凹凸を、丁寧に、その襞の在りようのまま、寸分違わぬ正確さで読み

        「この作品は、蘇生と題された喪失の物語だ」俳優・中嶋朋子さんによる、小川洋子著『貴婦人Aの蘇生 新装版』巻末エッセイを特別公開

        オンライン会議を長くやっても結論が出ない理由【スマホはどこまで脳を壊すか】

        ■オンライン会議で脳にサボり癖がつく!?  そもそも「コミュニケーション」とは何でしょうか。私は自著『スマホはどこまで脳を壊すか』の中で、「人と人とが双方向的な情報のやりとりを通じて心を通わせること」と定義して論じました。  心理学者のロイ・バウマイスター博士とマーク・リアリー博士の論文によると、ヒトは持続可能でポジティブな人間関係を形成し維持することを望む「所属欲求(Need to belong)」を、基本的欲求の一つとして持っているといいます。ヒトにとって集団で生活す

        オンライン会議を長くやっても結論が出ない理由【スマホはどこまで脳を壊すか】

        身長153センチ・60歳・バブル世代・元看護師の「大人コーデ」を生み出した5つのルーティーン

         53歳でインスタグラムをはじめ、日々のコーディネートをアップし続けた結果、ファッションブランドのディレクターになった女性がいる。石橋洋子さん。2022年11月17日で60歳になった。  初の著書『アンダー153cm、60歳。カッコよく着こなす大人コーデ』は、ネットで公開した一部抜粋して掲載した記事が大きな反響を呼んだ。特筆すべきは、同世代のみならず、30代、40代女性からの支持を多く受けたことだ。何が彼女たちに刺さったのか? 上記の記事では、彼女が掲げる5つのルールを紹

        身長153センチ・60歳・バブル世代・元看護師の「大人コーデ」を生み出した5つのルーティーン

        子ども向けの日本史人物事典『ふしぎ・なぞとき 日本史人物事典』が発売!読み応え抜群の漫画付きで楽しく学べます♪

        特選「マンガ日本史」4本掲載!「卑弥呼物語」「徳川家康物語」「渋沢栄一物語」「紫式部物語」が読めます! 伊藤賀一監修/地人館編著 『ふしぎ・なぞとき 日本史人物事典』 ISBN:9784023341357 定価:1760円(本体1600円+税10%) 発売日:2023年8月21日(月) A5判並製 288ページ

        子ども向けの日本史人物事典『ふしぎ・なぞとき 日本史人物事典』が発売!読み応え抜群の漫画付きで楽しく学べます♪

        秋季号は創作が4本に、新連載もスタート!連載3本堂々完結。インタビュー、対談も充実!<「小説TRIPPER」2023年秋季号ラインナップ紹介>

        ◆女性作家による時代小説競作「母親」永井紗耶子 「母の顔」《直木賞受賞後第一作》  十六歳の絵師の千鶴は、日本橋の乾物商・駿河屋惣兵衛の依頼を受け、妾お仙の亡くなったおっ母さんの似絵を描くことに。身重のお仙が「母になるのが怖い」と話すのを聞き、母親の似絵がそばにあればお仙の心も落ちつくのではという惣兵衛の思惑だったが……。千鶴とお仙のやりとりを通じて、さまざまな“母”の顔が浮かびあがる秀作。 藤原緋沙子 「鈴虫鳴く」  女髪結のおまつが、浅草寺で迷子になっていた2歳の千

        秋季号は創作が4本に、新連載もスタート!連載3本堂々完結。インタビュー、対談も充実!<「小説TRIPPER」2023年秋季号ラインナップ紹介>

        言葉の襞にまで分け入って、他者の言葉に耳を傾ける/小川公代著『世界文学をケアで読み解く』阿部賢一さんによる書評を公開

        多様な他者の声に耳を傾ける 「ケア」という言葉が様々な場で口にされるようになって久しい。介護サービスを利用している人であればケアマネージャーと頻繁に会うだろうし、そうではなくてもヤングケアラーという言葉は耳にするだろう。一般的に「ケア」は介護や福祉の文脈で用いられているが、近年、社会学、倫理学でもその射程を広げている。著作『ケアの倫理とエンパワメント』(講談社、2021年)などを通して、ケアと文学研究を連動させる実践をしてきたのが小川公代さんだ。対象を世界文学に広げてその可

        言葉の襞にまで分け入って、他者の言葉に耳を傾ける/小川公代著『世界文学をケアで読み解く』阿部賢一さんによる書評を公開

        歴史の転換点を宗教で学ぶ『ビフォーとアフターが一目でわかる 宗教が変えた世界史』が大好評発売中!

        オールカラーでイラスト図解、写真資料も豊富に掲載! 祝田秀全監修/朝日新聞出版編著 『ビフォーとアフターが一目でわかる 宗教が変えた世界史』 ISBN:9784023341258 定価:1760円(本体1600円+税10%) 発売日:2023年8月21日(月) A5判並製 192ページ

        歴史の転換点を宗教で学ぶ『ビフォーとアフターが一目でわかる 宗教が変えた世界史』が大好評発売中!