朝日新聞出版さんぽ

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朝日新聞出版公式note「さんぽ」へようこそ! 既刊本の連載や新刊試し読み、著者インタビューや対談など、本にまつわるあれこれをゆるくお伝えしていきます。新刊・既刊はこちらで https://publications.asahi.com/

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    新刊が出る度に、広告を作り、POPを作り、チラシを作る。宣伝課のしがないスタッフが、独断と偏見で選んだ本の感想文をつらつら書き散らす。おすすめしたい本、そうでもない本と、ひどく自由に展開する予定

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「お金はいらない、偉くもなりたくない、だから勉強しない」と子どもに言われたら、あなたは何と答えますか?

 勉強をしていて、「なんでこんなことをしなければいけないんだろう?」って思ったことはありませんか? ぼくは中学生のころ、特に興味がない教科や、先生と相性が合わないときに、よくそんなことを考えていました。いったいぼくたちは何のために学ぶのでしょうか?  あなたにやりたいことや夢があるなら、学ぶ理由は簡単です。よりよい人生を歩むためです。興味があることなら学ぶこと自体が楽しいですし、夢のためなら少々大変でも意味があります。自分のためではなく、世のため人のために実現したいことがあ

    • 【サッカー本大賞2024】宮市亮が3度目の膝の大ケガで「エゴイスト」にならずに済んだ理由 横浜F・マリノスの仲間たちの教え

      横浜F・マリノスで教えてもらったこと 吹っ切れていたとでもいうのだろうか。3度目の前十字靱帯断裂という大ケガを確信し、ピッチを退いたあと、ロッカールームに戻った僕は、状況をどこか冷静に考えることができていた。 試合に勝ち、優勝を勝ち取った日本代表チームのロッカールームには喜びがあふれていた。その雰囲気を壊したくなかった。自分の身に起きた出来事を泣いている場合ではないと思った。 優勝のために活躍した選手を、勝ったチームを祝福したかった。だから僕は、努めて平静を装った。「と

      • <祝・本屋大賞2024第3位&第9回渡辺淳一文学賞受賞!>【インタビュー】塩田武士が見た、松本清張の背中 話題作『存在のすべてを』で挑んだ「壁」

        「作家には定期的に必ず越えるべき壁が出てくると言いますが、私にとってはそれが『罪の声』でした。以前、作家の湊かなえさんのラジオに出演した時に、湊さんがこれから塩田さんは『罪の声』と闘うことになる、私が『告白』と闘ったように、と言われたことがあるんです。重たいなと思いました」  塩田武士さんが2016年に発表した『罪の声』は、「グリコ・森永事件」をモチーフにしたサスペンス小説だ。週刊文春ミステリーベスト10(国内部門第1位)、第7回山田風太郎賞を受賞するなど一世を風靡し、20

        • 【祝・本屋大賞2024第3位&第9回渡辺淳一文学賞受賞!】「生きている」重みと「生きてきた」凄み/塩田武士著『存在のすべてを』池上冬樹氏による書評を再公開

           塩田武士といえば、グリコ・森永事件を題材にした『罪の声』(2016年)だろう。迷宮入りした事件を、脅迫状のテープに使われた少年の声の主を主人公にして、犯罪に巻き込まれた家族と、未解決事件を追及する新聞記者の活躍を描いて、厚みのある社会派サスペンスに仕立てた。週刊文春ミステリーベスト10で第1位に輝き、第7回山田風太郎賞を受賞したのも当然だった。 『罪の声』から6年、新作『存在のすべてを』は、『罪の声』を超える塩田武士の代表作で、いちだんと成熟して読み応えがある。物語はまず

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          【祝・本屋大賞2024第3位&第9回渡辺淳一文学賞受賞!】塩田武士『存在のすべてを』刊行記念インタビュー/「虚」の中で「実」と出会う

           情熱を失った新聞記者が再び「書きたい」と奮い立つ題材に出会うという出発点はデビュー作『盤上のアルファ』(2011年)、子供たちの未来を奪う犯罪への憤りという点では代表作として知られる社会派ミステリー『罪の声』(2016年)、フェイクニュースが蔓延し虚実の見極めが難しい現代社会のデッサンという点では吉川英治文学新人賞受賞作『歪んだ波紋』(2018年)、関係者たちの証言によって犯人像が炙り出される構成上の演出は『朱色の化身』(2022年)……。塩田武士の最新作『存在のすべてを』

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          夢を追いかけ続け、叶えた藤岡陽子さんだからこそ書けた『メイド・イン京都』 モデルとなったデザイナー・谷口富美さんによる文庫解説を特別公開

           藤岡陽子さんの『メイド・イン京都』(朝日文庫)が刊行されました。  物語のモデルとなった、デザイナー・谷口富美さんが解説を寄せてくださいました。学生時代から藤岡陽子さんを見てきた谷口さんによる解説の全文を掲載します。 「ひさみちゃんをモデルに小説を書かせて欲しい」  藤岡陽子先生にそう言われたとき、背中がじんわり熱くなり、「私の人生でこんなに輝かしいことが起こるのか!」と叫び声が、お腹の底から脳に向かって聞こえ、星屑にあたたかく包まれたようでした。 「ひさみちゃんが

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          汚職事件を追う捜査二課の刑事を描いた、堂場瞬一さんの『内通者』が文庫新装版として刊行! 現役大学生の書評家・あわいゆきさんによる文庫版解説を特別公開

          〈時代〉と〈世代〉を超えて、愛され続けるための秘訣  普遍的な小説、とは一体なんでしょう? たとえば国語の教科書に長く載り続けているような古典や近代文学は、読んだことがある、というひとも多いかもしれません。太宰治『人間失格』などは特に、中高生を対象にした読書調査アンケートでもここ数年、読んでいる本の上位に居続けています。あるいは老若男女楽しめるように書かれている軽快なエンターテインメント小説も、世代にかかわらず親しまれているでしょう。  一方で、どんなひとが読んでも面白い

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          “漢字”に隠された残酷な歴史 「辛」から派生した入れ墨にまつわる痛い漢字たち

           例えば、「辛」の古代文字は、手で握るグリップがついた大きな針の形を表している。古代中国では、刑罰や通過儀礼などで「入れ墨」が用いられた。「辛」は、その入れ墨を入れるための針を表し、入れ墨をするときの痛みから「つらい」などの意味になった。  もう一つ、「辛」から派生した文字がある。「童」だ。小さい子どもを意味する「童」に「辛」が隠されているとは意外だが、「童」の古代文字は、上半分が「辛」と「目」の組み合わせ、下半分は「東」の元の形だ。つまり、「童」はもともとは、刑罰として目

          “漢字”に隠された残酷な歴史 「辛」から派生した入れ墨にまつわる痛い漢字たち

          【サッカー本大賞2024】3度の前十字靭帯断裂。引退を考えた宮市亮に「引退撤回」を決意させたチームメイトやサポーターの驚きの行動

          横浜F・マリノスの仲間からもらったやさしさ 右膝に大ケガ(3度目の前十字靭帯断裂)を負った日本代表戦の翌々日(7月29日)は、横浜F・マリノスのチームが練習している場所に行くことにした。翌日に鹿島アントラーズ戦を控え、午前中から非公開練習を行っていた。 右膝にまた大ケガをしてからまだF・マリノスの選手たちには会っていなかった。心配をしてくれているだろうみんなに、あいさつがしたかった。大事な試合に向けた激励のつもりだった。 競技場に着くと、入り口でオーストラリア人のヘッド

          【サッカー本大賞2024】3度の前十字靭帯断裂。引退を考えた宮市亮に「引退撤回」を決意させたチームメイトやサポーターの驚きの行動

          書きたかった荒唐無稽な「変なもの」/『虎と兎』筆者・吉川永青さん刊行記念エッセイ

           これまで純粋な歴史小説を書いてきた私にとって、今作『虎と兎』は異色の一作だろう。何と言ってもアメリカが舞台である。主人公の三村虎太郎も架空の人物で、これがインディアン戦争と呼ばれる一連の戦いに身を投じるという荒唐無稽な物語だ。  とは言え、歴史小説の枠組みを大きく逸脱している訳ではない。主要登場人物で架空の存在は三人のみ、他は全て実在の人物である。物語中の諸々の事件もアメリカ史に準拠し、アメリカ先住民の思想その他も調べ得る限り事実に即するよう留意した。  それでも、やは

          書きたかった荒唐無稽な「変なもの」/『虎と兎』筆者・吉川永青さん刊行記念エッセイ

          【新直木賞作家・河﨑秋子さんエッセイ】直木賞をとっても 地球は割れないが

           誠に遺憾ながら、私の力では地球は割れない。  その事実に気づいたのは、幼稚園の年長ぐらいの頃だっただろうか。  物心ついた時に見ていた『Dr.スランプ』のアニメで、紫色のロングヘアーをなびかせ、メガネの奥のつぶらな瞳を輝かせた少女型ロボット・アラレちゃんは、「ほいっ」というごく軽い掛け声と共に鉄拳を地面に叩き込み、ぱかんと地球を割っていた。  ……そうか、地球って割れるのか。じゃあ自分も、大きくなったら地球が割れるのかもしれない。  幼い私はそう思った。幼児が世界を

          【新直木賞作家・河﨑秋子さんエッセイ】直木賞をとっても 地球は割れないが

          知ってますか? 封書・ハガキ・一筆せんの正しい使い方

           ハガキは本来、気楽な文面のやりとりに使うものだ。あらたまった内容の文面は、基本的に封書で送るのが礼儀。お祝い、お礼、お詫び、依頼や相談などは、封書が適している。  一方、年賀状や暑中見舞い、お中元・お歳暮のお礼、引っ越しや結婚・出産の通知などはハガキで送るのが一般的だ。ただし、送る時機を逃してしまったらハガキはNG。近況報告を兼ねて、封書で挨拶状を出すのがいい。ただし、「直接会う前に取り急ぎ出す」という目的なら、お礼やお詫びの文面でもハガキを使っていい。会ったあとに封書で

          知ってますか? 封書・ハガキ・一筆せんの正しい使い方

          「ほめ上手」上級者が“ちょい足し”する最強のことばとは

           日本人はほめるのが苦手、とよく言われますが、“食わず嫌い”をしていませんか。SNSの「いいね!」ボタンを押すように、いいなと思ったことを、素直にことばにするだけです。お互いにちょっと照れくさいかもしれないけれど、その瞬間が豊かなひとときになりますよ。 ■相手との距離を瞬間で縮めるひとこと 「はじめまして」「こんにちは」などのあいさつの「次」にくることばを、「第二のあいさつ」と呼んでいます。なかでも、次に紹介することばはよく使うことばなので、覚えておくと便利です。  は

          「ほめ上手」上級者が“ちょい足し”する最強のことばとは

          【菜の花忌シンポジウム】作家・司馬遼太郎さんを偲び今年も開催/『街道をゆく』をテーマに、大紀行が未来に伝えるメッセージを語り合う

          司会・古屋和雄:まず『街道をゆく』が皆さんにとってどういう作品か、教えてください。 今村翔吾:僕が『街道をゆく』を全部続けて読んだのはたぶん中学2、3年生頃。司馬さんの小説を全部読み切って、読むものがなくなって……といったら失礼ですけど。読んでみて、小説にフィードバックされているところが随所に感じられて、「二度楽しめる」感じだったのを覚えていますね。 ■憧れだったモンゴルへ 岸本葉子:なんといっても足での探索と、頭での探索。実際に司馬さんと一緒に歩いて、移動をしている感

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          「小説についてはいつも孤独という言葉で考えています」/町屋良平さんによる江國香織インタビューを特別公開!

          言葉の要請から物語が生まれる■街そのものを描くということ 町屋:江國さんの作品を読んだのは『冷静と情熱のあいだ』が最初で、実はそれが私の文学体験のほとんど原点に近いものでした。もちろんそこに書かれている世界は高校生の私には経験したことのないものだったのですが、読み終わったあとにグッと引き込まれていた自分に気づき、しばらく興奮を抑えられなかったのを覚えています。どんどん日本の小説を読めるようになったのは、それからでした。以来、江國さんの小説をずっと好きで読んできた人間の個人的

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          バレたらクビ?退職金は没収?労災申請は?退職日に注意? 現役社労士が教える副業トラブル回避術

           副業とは本業以外の仕事全般のこと。形態はさまざまで、個人事業主などの自営業から、パートタイマーや派遣、在宅での内職、投資などが一般的だ。近年は、本業に支障が出ない範囲で副業を認める会社も多い。  とはいえ、正社員や契約社員の副業を就業規則で禁じている企業や団体も少なくないし、副業は人によって働き方が違うため、何かトラブルが起こったときにどう対応していいか分からず、1人で抱え込んでしまうケースも散見される。『読めば得する 働く人のもらえるお金と手続き 実例150』(朝日新聞

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