芸術性の高い物語文学
私は前の記事『純文学とは何か?』で、純文学とは「物語性のあるなしに関わらず、芸術性の高い散文」と定義した。それに寄れば、エンタメ、娯楽小説、直木賞を受賞するような作品などは純文学ではない。しかし、そうなると純文学ではないが芸術性の高い物語というエンタメと純文学の隙間を埋める作品があることになる。私はこれこそが芸術性の高い物語であり、小説でもない純文学でもない、まだ呼称はないが、「大文学」とでも言っておこうか、それこそが物語芸術の最高峰だと思う。
面白い物語を求めるのは世の常で