あさぬまえりな

絵描きになろうと、意を決して退職。 その道のりは遠いなか、美術館行ったり、旅行いったり…

あさぬまえりな

絵描きになろうと、意を決して退職。 その道のりは遠いなか、美術館行ったり、旅行いったり、日々思うこともなどを綴っています。

最近の記事

NHK「100カメ 東京メトロ」を偶然見て思ったこと

「駆け込み乗車はおやめください」というアナウンスを聞いて、先日見たNHKの「100カメ」という番組を思い出した。特に見る予定もなくなんとなく見始めた番組だったのだが、東京メトロの駅や運転席、そして総合指令所にカメラを置いて働く様子を撮る番組だった。 東京メトロというと、路線数の多さと本数の多さが他の地方都市に比べても断トツだと思うが、その分、緊急事態が発生すると影響が絶大である。なんとはなしに見たものの、目が離せなくなった。 まずびっくりしたのがそのアナログさ。 問題が発生

    • アイヌについて書く時に思うこと

      9月8日の大阪文学フリマに参加する予定にしており、そこには去年の9月に北海道へ旅行した絵日記的なものを出そうと思っている。 その旅行というのはは、妹とともにアイヌ文化に興味をもって、ウポポイに行きたい!となったところから始まった。最終的にはウポポイ以外にも、アイヌ関連施設なども行き充実した旅になったので、それをまとめた訳だが、アイヌには素敵な文化だけではなく過酷な過去もある。しかもそれは和人、つまり私自身含めた、アイヌや琉球民族など以外の、いわゆる先祖代々日本語を使い、日本文

      • 夏眠暁を覚えず

        今朝は起きた時からとても眠かった。寝起きは良い方ではないので、すっきり目覚めることはほぼないのだが、それでもいつもに増して眠くて、寝足りない感じだったのだ。昨日は特段夜更かしをしたわけではない。 休日であったら二度寝ができるがそうはいかないので、えいやっと起きた。起きた瞬間に今晩また寝るのが楽しみだった。 元来、寝るのは好きである。 睡眠時間が短くても、あまりパフォーマンス落とすことなく稼働できるので、毎晩9時間寝ないといけない体質ではないのだとは思う。 でも寝るのが好きで

        • 母の意外な特技

          noteにも何度か書いているが、9月8日の大阪文学フリマに母と参加する予定でいる。 私は絵日記のような北海道旅行記を、母はエッセイ集を出す予定である。その母のエッセイ本について、表紙の絵を描いてくれないかと言われ、「じゃあ内容を読ませて」と言ってもなかなか見せてもらえず、今日、ようやく読む機会を得られた。 母がエッセイを書き始めたきっかけは、色んな思い出を留めておきたいと思い立ったからだと記憶している。 ただ自分の意志だけで書くとなると止めてしまいそうだからという理由で、エ

        NHK「100カメ 東京メトロ」を偶然見て思ったこと

        マガジン

        • 心にうつりゆくよしなしごとを
          110本
        • 毎月の振り返り
          13本

        記事

          新作に取り掛かる

          ずっと手掛けてきた北海道旅行記がひと段落つきそうだったので、9月末に予定している絵本のグループ展のための絵本作りに着手した。ラフも下絵も終わっているので、本日着手したのは本番の絵(という表現で合っているのか?)である。3作目となる今回の絵本は水彩画で制作していこうとしている。 いつも迷うのが、絵はどこから描き始めるのかということだ。 当り前のことながら全編を通して絵は一環していないといけない。でもやはり描き初めのものはぎこちなさがどこかあるし、最後になると手慣れて滑らかにな

          新作に取り掛かる

          全身の水が一巡した日

          今日も暑かった! ここのところ毎日思っているような気がするが、本日は一日のうちでも特に暑い13時頃から外に出たので余計に感じた。 日本舞踊のお稽古があったのだが、その前に図書館に行く必要があった。 図書館は家の最寄り駅から一駅。いつもであれば、40分くらいかけて図書館まで歩いていき、そこから電車に乗ってお稽古場に行くコースとなる。それはさすがに無理な話だろうと思いつつも、たった一駅乗るのもなんだか悔しい。ということで、途中までバスに乗り、そこから20分歩いて図書館に行くコー

          全身の水が一巡した日

          クラシック音楽を嗜む人に憧れて

          クラシックのコンサートのチケットをもらったので、アルバイトの帰りに行ってきた。終業時間の関係で途中からになったが、そこそこ楽しんだ。 クラシックのコンサートというと、高尚なイメージを持っていたが、ふと、なんでそんなイメージなのかなと考えた。 チケットが高いからだろうか。 ものによって高いかもしれないが、今回のは7000円くらいだった。テイラー・スウィフトのコンサートよりは安い。それなのにテイラーの音楽は特に「高尚」というイメージはない。 音楽へのアクセスの問題だろうか。

          クラシック音楽を嗜む人に憧れて

          「ときめきの髪飾り」展@細見美術館

          細かい細工などに目がないので、チラシを見たときに行きたいなと思っていたこの展覧会。 もう少し調べてみると、澤乃井櫛かんざし美術館所蔵のものが展示されているらしく、そしてその美術館は今、休業中。ということは、この展覧会を逃すと次にいつ見れるのか分からない。そう思うと行かなきゃ!となり、行ってきました。 まず思ったのが、単眼鏡を持ってくればよかった!それくらい細かく、細部まで贅を凝らしたものが多かったです。単眼鏡を忘れがちの身としては、展示室に入った途端に「また忘れたー」となり

          「ときめきの髪飾り」展@細見美術館

          苦手な夏がやってきた

          いよいよ暑さも本格的になってきた。 「暑いのと寒いの、どっちが得意?」と聞かれたら、食い気味に「寒いの!」と言うくらい暑いのが苦手である。よって、夏が一番嫌いな季節である。 夏のじりじりと照りつける太陽。上から押さえつけるかのような太陽光と、下から射すような反射光。肌にぴっとりと貼りつく熱気。もはや逃げ場がない。 ちょっと動くだけでも暑さが倍増するが、じっとしていたってものすごく暑い。 汗がだらだらと流れて、その汗も熱を持っているかのように、熱湯が肌をつたうかのように存在感

          苦手な夏がやってきた

          単純なポーズほど描くのが難しいという話

          9月8日の大阪文学フリマに出る予定にしている。 その時に出そうと思っているのが、去年妹と行った北海道の旅行記。絵をふんだんに使った絵日記みたいなものだ。 9月末には絵本のグループ展があり、そちらにも新しい本を出す予定なので、まずはこの旅行記を終わらせようと躍起になっている。 本当は先月終わらせる予定だったのだが、大幅に遅れている状態。でもようやくイラストの方はほぼ終わり、あとは表紙となった。 文章や構成についてはもう少し推敲を重ねていこうと思っている。今はそんな状況である。

          単純なポーズほど描くのが難しいという話

          元仲間の外野からの批判に耐えるには?

          冗談口調で「外国に住む妹が帰国するのだけれども、外国人ぶっておいしい日本食を食べたいと言う」的なことを言われているのを聞いて、分かる!と思ってしまった。 念のため補足しておくと、それ以降の文章からも妹さんへの愛を感じるので、この言葉は皮肉でもなんでもなく、本当に冗談である。 分かる!と思ったのは、外国人ぶった記憶もあれば、外国人ぶたれたこともあるということだ。 イギリスに数年住み久しぶりに一時帰国した時には、「おいしい日本食食べたい」「京都行きたい」と、外国人観光客のような

          元仲間の外野からの批判に耐えるには?

          『さびしい夜にはペンを持て』とnote

          『さみしい夜にはペンを持て』という本が面白いと教えてもらって読んでみた。 中学生くらいの子がターゲットとなっているため、自分にどんぴしゃの内容という訳ではなかったが、共感できるところが多々あった。 簡単に本の紹介をすると、物語はありつつも、とんでもなくざっくりとした内容としては、日記の勧めとその書き方についてといった感じ。 舞台は海の中で、主人公のタコジローは中学生。スクールカーストの下の方に属し、からかいや笑いの的になっている。ある朝、学校に行きたくなくなって、つい学校の

          『さびしい夜にはペンを持て』とnote

          過去作品への向き合い方

          そういえば、今年の初め頃に応募した絵本コンテストの結果は出たのかしら?と急に思い出し見てみた。 そうしたら、とっくの昔に10に絞り込まれ、最終結果も出ていた。ここまで音信不通だったところから察せられる通り、落選していた。 どこにも自分の名前がないページを見ながら思ったのは「なーーーんだ」。 強がりでもなんでもなく、悔しさもあまりなかった。 だからって落選するつもりで制作して出したのではない。 その時は出せるだけの力を注いだし、出来上がったのもその時のベストと間違いなく言える

          過去作品への向き合い方

          人の振り見て気を引き締める日

          美術館の監視員の主要な仕事に、展示されている作品保護のため、お客様にルールを守ってもらうようお願いすることがある。例えば、展示室内で飲食しないでくださいということであったり、作品に手を触れないでくださいということであったり、そんなルールである。 このアルバイトに就いた時の研修で言われたのが、注意ではなく、ご協力をお願いするというスタンスで、ということだった。それに少々驚いたのを覚えている。この仕事を始める前にも美術館はよく行っており、声を掛けられたこともある。その時受けた印象

          人の振り見て気を引き締める日

          大阪おいしいものめぐり:アラブ料理専門店 七つの丘〜Seven Hills

          前職の同僚たちと3名で定期的に美味しいものを食べようという会、その名も美食倶楽部。 今回は2ヶ月ぶりの開催となり、「アラブ料理専門店 七つの丘〜Seven Hills」に行きました。 今回も大変美味しく、見つけてきてくれたメンバーに称賛の嵐となりました。 モロッコ料理の「ル・マルケシュ」が非常に美味しく、その流れでちょっと似ているであろうアラブ料理にしたわけですが、やはりスパイスが効いていてまた美味しかったです。 一皿の量もなかなかあって、3人でようやく色んな種類が食べられ

          大阪おいしいものめぐり:アラブ料理専門店 七つの丘〜Seven Hills

          自分の知られざる癖を知ったとき

          最近、自分に歯を食いしばる癖があるということを知った。正確に言うと、口を閉じている時に歯もぴったり引っ付けるという癖だ。 なぜ今更知ったかというと簡単な話である。それが特別なことだとはまったく思っていなかったからだ。例えば、髪をいじる癖がであれば、周りの人と比較して自分は髪をいじる回数が多いなとか分かる。ところが、口を閉じている時に歯をどうしているかなんて透視しない限り分からない。 一般の人が歯を離していると知ったのは、母か誰か、健康関連の情報収集をよくする人に「口を閉じて

          自分の知られざる癖を知ったとき