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鏡の前のてるてる坊主

毎日のnote投稿を目指していたのに、昨日はさぼってしまった。
この前の記事で大ピンチと書いたので察してもらえるかと思うが、昨日は脳内雄叫びあがながら作業をしていたら、いつの間に日がまたがってしまっていた。因みに、それ以外にもヘマをして、毎日SNSに投稿している絵も本日分ができていない状態だ。
寝不足と肉体的疲労が重なると、碌なことになりませんな。

そんなヘロヘロな中、美容院に行ってきた。
何せ髪が日々最悪な状態を更新していて、グループ展が来週末(!)に迫っているのだ。
行き道すがら、こんなヨロヨロな顔で美容院の鏡の前に座るのは嫌だなと思った。

そもそも美容院という所は、好きな所かと言うと、どちらかというと仕方がないから行っている気持ちの方が強い。
人によっては美容院がリフレッシュの場所という人もいるか思うが、人見知りの私としてはまず美容師さんと話すのに、若干のストレスを感じる。どんなに長い間、担当してくれていても、どんないい人であっても、やっぱり友人のようにはなれないので気を使うのだ。
だからといって、全く話さないのもそれはそれで気まずい気がして、どっちに転んでもストレスを感じてしまうのだ。

もう1つ嫌なのが、髪を洗ってもらっている間以外、ずっと鏡の前に座ってなければいけないことだ。
てるてる坊主みたいな格好をして、髪を染めてもらっている時などはラップなんかして、ただでさえ奇妙な格好なのに、その格好が顔を強調させるせいか、やたらと自分の顔の欠点が見てきてしまうのだ。
普段は自分の顔に特別不満があるわけではないが、だからといってとても満足しているわけでもないので、そんなにまじまじと見ることはない。
それなのに強制的に長時間見せられる美容院には、おしゃれで素敵な美容師さんまでいる。そして私の後ろに立ってなんやかんやしてくれるとなると、遠近法の関係もあるかもしれないが、やたらと自分の顔が大きく見えて、肌の汚さやら、目の下のくまなどが気になってしょうがなくなるのだ。
「あーあ」と思いながら眺めているうちに、髪の毛だけ艷やかに美しくなっていく。

そうしてすべてが終わり、鏡から解放されると大変にホッとするのだった。
外に出る頃には、鏡の前で誓った「これからはもうちょっとちゃんと肌の手入れをしよう」というのは忘れ去り、ただ髪のサラサラ具合に気持ちよくなって、颯爽と歩くのだ。

そんなわけで、私にとって美容院は義務として行く所ではあるが、終わるとすっきりする所でもある。

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