何となくUNIX(いしい)

見たこと、行ったとこ、気になったこと、読んだものなど気ままに。 ポストは目安週一。 その他→ https://note.com/preview/n9afe2f6a7c4c?prev_access_key=0f42c8c4bcebfca65ffe5fddc94782b1

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最近の記事

高階秀爾さんの逝去、お悔やみ申し上げます。

著作以外にも、今年放送されたNHK日曜美術館でのインタビューが記憶に残っています。 美を見つめ、美を届ける(2)名画を見る眼 高階秀爾 初回放送日:2024年6月9日 美術を平易明晰でありながら広く深く書かれ、尊敬している人物でした。 ご冥福をお祈りいたします。

    • そうだ               佐倉、行こう。             【1館目:DIC川村記念美術館】

      先日、佐倉を訪れた。目的は、DIC川村記念美術館と国立歴史民俗博物館(歴博)。どちらも初めて。「念願」と言うより、「お伊勢参り」。一生のうち一度は行っとかないと、という位置づけ。 わたしの中で、千葉県佐倉市といえばこの2つ。これに佐倉城址(歴博もその一画に構えてる)を加え3大スポットでもいいのかもしれない(あくまで私見)。 DIC川村記念美術館も歴博も、大物である。ほんとうはどちらも1日1箇所に専念し、終わりを気にせずじっくり味わいたい。とはいえ、佐倉までの往復はかなり時

      • いざ、鎌倉(別館)へ。          鶴岡八幡宮の横にある美術館

        前回の記事の続き。 神奈川県立近代美術館ルポ、後編。 葉山館のあと、鎌倉別館へ向かった。 今回の記事のタイトルは、9月まで放送していた以下テレビアニメに影響された。深い意味はない。歴史モノでも珍しい鎌倉時代が舞台と知り、録画して、一通り見た。 ▶鎌倉別館まで 美術館までの道中。 鎌倉駅を下車。 天気が良かったこともあり、非常な賑わい。正直人が多すぎて面食らう。 9月下旬のこと。 駅を降りて一直線、雑踏にへこたれず進む。 非常に幅の狭い、すれ違う余裕など全く無い歩

        • 夏・海・美術館2024 神奈川県立近代美術館と「石田尚志 絵と窓の間」展

          先月のことになるが、神奈川県立近代美術館で、「石田尚志 絵と窓の間」展を観てきた。 神奈川県立近代美術館を訪れたのは、今回が初。この美術館が出来たのは戦後まだ日の浅い1951年(スタートはこれから初回する葉山ではなく、鎌倉の方)。日本で最初に近代を名に冠した公立美術館。日本の美術館の中ではトップクラスの古豪。以前より存在は注目していたが、ようやくこの夏(といっても9月も終わり近くだが)、訪れた。 同じ神奈川県にある横浜美術館が、交通の要衝である横浜駅から直ぐなのに対し、こ

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        • (勝手に)Good note賞 選考候補
          139本
        • (紙の)本屋・図書館・本棚・アーカイブ
          516本
        • 読むこと・読み方 / 書くこと・書き方
          225本
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          1,056本

        記事

          「DIC川村記念美術館、休館(閉館含み)入りを1月末から3月末に延期」ニュースで思ったこと

          一昨日10/1に発信され、非常に気になったアート・ニュース。 ずっと行きたいと思っている美術館なのにまだ行ったことがなく、1月末から休館という予定が発表されたあと、気になって仕方なかった。 いつかはまだ決めてないが、休館に入るまでには必ず行く。そして今回発表された「延長タイム」では特別にコレクション展をしてくれるとのこと。そのことは、素直にありがとうございます。感謝です。なんとか頑張って、1月までの企画展と延長タイムのコレクション展、2回行くかもしれません。そっちは個人的

          「DIC川村記念美術館、休館(閉館含み)入りを1月末から3月末に延期」ニュースで思ったこと

          秋田・白井晟一・建築・林芙美子

          たまたま出会った展覧会。 予備知識ゼロ。 9月30日まで。 一言でいうと、とてもいい雰囲気&デザインだった。 むろん、展示テーマ・内容とマッチしててこそ。 あとは写真で。 秋田を訪れることがあれば、行ってみたいと思った。 * * * 公式ページ?@Window Research Institute 以 上

          秋田・白井晟一・建築・林芙美子

          【書評】現代美術キュレーター10のギモン

          学芸員やキュレーターのような展覧会の提供者だけでなく、自ら積極的に足を運ぶような美術館ファン・展覧会愛好家にとっても、面白く為になる。内容・構成(目次)は以下公式を参照。タイトルについては、英題の "Curating contemporary art in Japan : 10 question to help guide your approach"の方が、しっくりくる。 オリジナル/初出はWeb連載で、Web青弓社(下記リンク)で今も読める。Webは(当たり前だが)横書

          【書評】現代美術キュレーター10のギモン

          09.01, 11:58

          08.06, 08:15 79 08.09, 11:02 79 09.01, 11:58 100→101 01.17, 05:46 29 03.11, 14:46 13

          08.09, 11:02

          08.06, 08:15 79 08.09, 11:02 78→79 09.01, 11:58 100 01.17, 05:46 29 03.11, 14:46 13 画像は、三島喜美代展@練馬区立美術館より。《20世紀の記憶》。 目を凝らさなければ、見えなくなってきた。 忘れたら、思い出せないかもしれない。

          08.06, 08:15

          08.06, 08:15 78→79 08.09, 11:02 78 09.01, 11:58 100 01.17, 05:46 29 03.11, 14:46 13

          ~「再現」のバリエーションと進化を楽しむ~ MOMATプレイバック展1953-1954→1955

          先日、東京国立近代美術館(MOMAT)のコレクション展を観てきた。 ここ数年、年2,3回のペースでコレクション展を観てきたが、相変わらず、いい。今回はコレクション展だけを観たが、それだけで十二分かつ大満足だった。今特別展「TORIO」が開催されているが、そちらは来月に回す。 なぜ今回わざわざコレクション展だけ観に行ったか。それは、コレクション展の中で注目の展示企画(作品ではなく)があり、それをじっくり観察したかったため。ということで、以降ではそれにフォーカスして語る。とは

          ~「再現」のバリエーションと進化を楽しむ~ MOMATプレイバック展1953-1954→1955

          【アート番組ウォッチ】明日6/9のNHK日美は、高階秀爾回!

          見逃し配信化も進んできたので、初放見逃してもなんとかなることが多い昨今ですが。 どの本を読んでも毎回その読みやすさと内容の鋭さ広さに感服し、書き手としての美術史研究家のお手本あるいは最高峰は、この方だろうと勝手に思っている、高階秀爾(たかしなしゅうじ)。 ※1冊だけ紹介するなら、私はこれを推したい。『本の遠近法』。 今まで本でしか接したことがなかったのだが(私に限らず大多数の人はそうだと思うが)、なんと明日のNHK日曜美術館に出演するという! 今年度NHK日曜美術館の

          【アート番組ウォッチ】明日6/9のNHK日美は、高階秀爾回!

          問い/きっかけとしてのアート、そしてアクション。【開館30周年記念 ヨーゼフ・ボイス】

          JOSEPH BEUYS ヨーゼフ・ボイス マルセル・デュシャンやアンディ・ウォーホルと並び評されるほどの現代芸術家らしい。しかし知名度の点では、前2者とあきらかに開きがある。少なくとも現時点の日本では。 しかし国内に、ボイスの作品をコレクションの中心とし、展示している美術館が存在する。カスヤの森現代美術館。横須賀で30年前にオープンした。 開館30周年を迎えた今年、その名もズバリ「ヨーゼフ・ボイス」展が開かれ、この機を逃すまいと、足を運んだ。 カスヤの森現代美術館に

          問い/きっかけとしてのアート、そしてアクション。【開館30周年記念 ヨーゼフ・ボイス】

          都心一等地に毎年ポップアップする無料ギャラリー【ART AWARD TOKYO MARUNOUCHI】

          多分、テレビCMだったと思う。 東京丸の内地下にある「行幸地下ギャラリー」(空間そのものは以前から知っていたが、その名前は今回知った)。そこで、無料のアート展示イベント「AATM」なるものの開催を知り、付近を通るついでに、足を延ばし鑑賞してきた。 既に5月12日で終了したイベントだが、毎年この界隈で開催されているようなので、来年のためにも今回の鑑賞記録を書き残す。また、関心あったけど行けなかった方、今までご存じなかった方のため共有する。 ★基礎インフォ★ 行幸地下ギャ

          都心一等地に毎年ポップアップする無料ギャラリー【ART AWARD TOKYO MARUNOUCHI】

          横須賀でジブリプロデューサーを追体験【鈴木敏夫とジブリ展】(体験レポ編)

          間に別の記事(埼玉県立近代美術館「アブソリュート・チェアーズ」展。もうすぐ5月12日で終了する展覧会なので)を挟んだが、横須賀のジブリ展とその会場である横須賀美術館について、予告通り今度は体験レポを書く。一部記憶だよりなところもあるので、そのあたりはご容赦ください。 (前の記事) なお、私はこの展覧会を観るまで、鈴木敏夫についてはジブリ作品のクレジットに名前があるな~程度しか、知らなかった。コアなジブリファンの方々なら、私とはまた違った見方、味わい方があるかと思う。以上、

          横須賀でジブリプロデューサーを追体験【鈴木敏夫とジブリ展】(体験レポ編)

          アートな椅子。アートの中の椅子。椅子が語るもの。椅子により伝わるもの。

          高価な椅子と言われれば、何を思い浮かべるだろうか。 一定以上の年齢であれば、たとえば、「ハーマンミラー」や「イームズ」あたりの名を挙げるかもしれない。 しかしこの「アブソリュート・チェアーズ」展は、椅子の展覧会ではあるが、それらは対象としていない。それらはプロダクトデザイン/デザイナーズ・チェアであり、アートを第一の目的とした一点物のアート作品ではないからである。もちろんこの認識区分を意図的に撹拌するような「作品」もいまでは無尽蔵に存在すると思うが、その点はこの展覧会(お

          アートな椅子。アートの中の椅子。椅子が語るもの。椅子により伝わるもの。