何となくUNIX(いしい)

見たこと、行ったとこ、気になったこと、読んだものなど気ままに。 ポストは目安週一。 そ…

何となくUNIX(いしい)

見たこと、行ったとこ、気になったこと、読んだものなど気ままに。 ポストは目安週一。 その他→ https://note.com/preview/n9afe2f6a7c4c?prev_access_key=0f42c8c4bcebfca65ffe5fddc94782b1

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【書評】現代美術キュレーター10のギモン

学芸員やキュレーターのような展覧会の提供者だけでなく、自ら積極的に足を運ぶような美術館ファン・展覧会愛好家にとっても、面白く為になる。内容・構成(目次)は以下公式を参照。タイトルについては、英題の "Curating contemporary art in Japan : 10 question to help guide your approach"の方が、しっくりくる。 オリジナル/初出はWeb連載で、Web青弓社(下記リンク)で今も読める。Webは(当たり前だが)横書

    • 09.01, 11:58

      08.06, 08:15 79 08.09, 11:02 79 09.01, 11:58 100→101 01.17, 05:46 29 03.11, 14:46 13

      • 08.09, 11:02

        08.06, 08:15 79 08.09, 11:02 78→79 09.01, 11:58 100 01.17, 05:46 29 03.11, 14:46 13 画像は、三島喜美代展@練馬区立美術館より。《20世紀の記憶》。 目を凝らさなければ、見えなくなってきた。 忘れたら、思い出せないかもしれない。

        • 08.06, 08:15

          08.06, 08:15 78→79 08.09, 11:02 78 09.01, 11:58 100 01.17, 05:46 29 03.11, 14:46 13

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        記事

          ~「再現」のバリエーションと進化を楽しむ~ MOMATプレイバック展1953-1954→1955

          先日、東京国立近代美術館(MOMAT)のコレクション展を観てきた。 ここ数年、年2,3回のペースでコレクション展を観てきたが、相変わらず、いい。今回はコレクション展だけを観たが、それだけで十二分かつ大満足だった。今特別展「TORIO」が開催されているが、そちらは来月に回す。 なぜ今回わざわざコレクション展だけ観に行ったか。それは、コレクション展の中で注目の展示企画(作品ではなく)があり、それをじっくり観察したかったため。ということで、以降ではそれにフォーカスして語る。とは

          ~「再現」のバリエーションと進化を楽しむ~ MOMATプレイバック展1953-1954→1955

          【アート番組ウォッチ】明日6/9のNHK日美は、高階秀爾回!

          見逃し配信化も進んできたので、初放見逃してもなんとかなることが多い昨今ですが。 どの本を読んでも毎回その読みやすさと内容の鋭さ広さに感服し、書き手としての美術史研究家のお手本あるいは最高峰は、この方だろうと勝手に思っている、高階秀爾(たかしなしゅうじ)。 ※1冊だけ紹介するなら、私はこれを推したい。『本の遠近法』。 今まで本でしか接したことがなかったのだが(私に限らず大多数の人はそうだと思うが)、なんと明日のNHK日曜美術館に出演するという! 今年度NHK日曜美術館の

          【アート番組ウォッチ】明日6/9のNHK日美は、高階秀爾回!

          問い/きっかけとしてのアート、そしてアクション。【開館30周年記念 ヨーゼフ・ボイス】

          JOSEPH BEUYS ヨーゼフ・ボイス マルセル・デュシャンやアンディ・ウォーホルと並び評されるほどの現代芸術家らしい。しかし知名度の点では、前2者とあきらかに開きがある。少なくとも現時点の日本では。 しかし国内に、ボイスの作品をコレクションの中心とし、展示している美術館が存在する。カスヤの森現代美術館。横須賀で30年前にオープンした。 開館30周年を迎えた今年、その名もズバリ「ヨーゼフ・ボイス」展が開かれ、この機を逃すまいと、足を運んだ。 カスヤの森現代美術館に

          問い/きっかけとしてのアート、そしてアクション。【開館30周年記念 ヨーゼフ・ボイス】

          都心一等地に毎年ポップアップする無料ギャラリー【ART AWARD TOKYO MARUNOUCHI】

          多分、テレビCMだったと思う。 東京丸の内地下にある「行幸地下ギャラリー」(空間そのものは以前から知っていたが、その名前は今回知った)。そこで、無料のアート展示イベント「AATM」なるものの開催を知り、付近を通るついでに、足を延ばし鑑賞してきた。 既に5月12日で終了したイベントだが、毎年この界隈で開催されているようなので、来年のためにも今回の鑑賞記録を書き残す。また、関心あったけど行けなかった方、今までご存じなかった方のため共有する。 ★基礎インフォ★ 行幸地下ギャ

          都心一等地に毎年ポップアップする無料ギャラリー【ART AWARD TOKYO MARUNOUCHI】

          横須賀でジブリプロデューサーを追体験【鈴木敏夫とジブリ展】(体験レポ編)

          間に別の記事(埼玉県立近代美術館「アブソリュート・チェアーズ」展。もうすぐ5月12日で終了する展覧会なので)を挟んだが、横須賀のジブリ展とその会場である横須賀美術館について、予告通り今度は体験レポを書く。一部記憶だよりなところもあるので、そのあたりはご容赦ください。 (前の記事) なお、私はこの展覧会を観るまで、鈴木敏夫についてはジブリ作品のクレジットに名前があるな~程度しか、知らなかった。コアなジブリファンの方々なら、私とはまた違った見方、味わい方があるかと思う。以上、

          横須賀でジブリプロデューサーを追体験【鈴木敏夫とジブリ展】(体験レポ編)

          アートな椅子。アートの中の椅子。椅子が語るもの。椅子により伝わるもの。

          高価な椅子と言われれば、何を思い浮かべるだろうか。 一定以上の年齢であれば、たとえば、「ハーマンミラー」や「イームズ」あたりの名を挙げるかもしれない。 しかしこの「アブソリュート・チェアーズ」展は、椅子の展覧会ではあるが、それらは対象としていない。それらはプロダクトデザイン/デザイナーズ・チェアであり、アートを第一の目的とした一点物のアート作品ではないからである。もちろんこの認識区分を意図的に撹拌するような「作品」もいまでは無尽蔵に存在すると思うが、その点はこの展覧会(お

          アートな椅子。アートの中の椅子。椅子が語るもの。椅子により伝わるもの。

          横須賀でジブリプロデューサーを追体験するチャンス!【鈴木敏夫とジブリ展】(これから行く人向け編)

          実は、横須賀の別の美術館に行くつもりだった。 ただ、折角横須賀に行くので、そこだけでなくもう何箇所かミュージアムを巡ることを検討した。 そうしたところ、いつの間にか横須賀美術館がメインとなってしまった。「まだ行ったこと無かったけど、そういえば、ここも結構話題の美術館だったな」と。 なので、きっかけ/目的としてはジブリ展ではなく、横須賀美術館そのものだった。ジブリ展については「アトラクション寄りの展覧会かな?たまにはそういうのもいいか」的な期待だった。ジブリ作品への想いは

          横須賀でジブリプロデューサーを追体験するチャンス!【鈴木敏夫とジブリ展】(これから行く人向け編)

          6年間&5年間お疲れ様でした。

          3月31日放送のNHK日曜美術館アートシーン。 録画していたが、視るのはちょっと遅くなった。 (録画するので、遅れるという面もあるが) 中盤7分過ぎあたりで、いつもの番組終わりのチャイムのような音楽が流れる。あれ?もう?15分番組なのに??ひょっとして録画ミスった??? 場面はNHKのスタジオに変わり、司会の小野正嗣さんと柴田祐規子さん。あ、この放送回でこの番組の司会最後だから、挨拶があるのか。 とても貴重な回、保存回になった。 基本語り手は小野さんで、柴田さんは終

          6年間&5年間お疲れ様でした。

          愛され長生きする書斎「吉村昭書斎」

          昨年、ゆいの森あらかわ(荒川区立図書館)内にある吉村昭記念文学館で、昭和を代表するノンフィクション作家吉村昭の書斎の再現展示(精巧な複製)に遭遇し、なかなかに感銘を受けた。レトロ趣味あるいは文学(文豪?)趣味にカテゴライズされるのかもしれないが、文筆家然とした良い空間/体験だった。 その後、三鷹市にある実物の書斎の方が、移築・手入され、この3月から公開されていることを知った。その名もズバリ「三鷹市吉村昭書斎」。よくある「~~館」ではなく堂々とストレートに「書斎」を名乗るあた

          愛され長生きする書斎「吉村昭書斎」

          東近美、特別展を書くか、コレクション展を書くか

          ここを訪れると、よくそれに悩む。 * * * 今回、まず、特別展「中平卓馬」展を観たくて足を運んだ。最近写真展に対する関心が高まっているため。 そして折角来たので&特別展のチケットで見れる&もともとここのコレクション展は素晴らしいので、当然コレクション展も見ていく。 そして鑑賞後。 私は、展覧会で、「おっ!」あるいは「えっ?」と思うモノ(あるいはコト)に出会えたり、全体を通じて一定以上得るモノがあったあるいは一定以上楽しめたと思えたら、なるべくこのようなレビューをno

          東近美、特別展を書くか、コレクション展を書くか

          初めて見るタイプのニュース。美術館がこういったことを自ら積極的に発信するのは、珍しい?そうでもない?飛び抜けて目玉の作品だからだろうけど。 【重要なお知らせ】福田平八郎《漣》の一時展示休止のお知らせ(没後50年 福田平八郎) https://nakka-art.jp/news/fukudaheihachiro-2024-3/

          初めて見るタイプのニュース。美術館がこういったことを自ら積極的に発信するのは、珍しい?そうでもない?飛び抜けて目玉の作品だからだろうけど。 【重要なお知らせ】福田平八郎《漣》の一時展示休止のお知らせ(没後50年 福田平八郎) https://nakka-art.jp/news/fukudaheihachiro-2024-3/

          世田谷・アートワールド・アラカルト:沿線の物語展 完結編@世田谷美術館

          カタログあるいは名鑑的な展覧会が、好きである。 教養第一主義と揶揄されるかもしれないが。 雑多な展覧会も、好きである。 ビシッと全体を通してコンセプトとストーリーが 貫かれているような展覧会もいいが。 もうあと数日で終わってしまうが、 ここ数年世田谷美術館がシリーズで手掛けてきた展覧会 「美術家たちの沿線物語」。 その最終部(チラシいわく完結編) を見てきた。 美術家たちの沿線物語 京王線・井の頭線篇 世田谷美術館 SETAGAYA ART MUSEUM 美術家たち

          世田谷・アートワールド・アラカルト:沿線の物語展 完結編@世田谷美術館