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【美術館の名作椅子#04】東京国立博物館本館

【美術館の名作椅子#04】東京国立博物館本館

東京国立博物館本館設計:渡辺 仁
開館:1938年

・Barcelona Day bed

デザイナー:ミース・ファン・デル・ローエ
発表:1930年 
メーカー:Knoll
価格:¥2,970,000(2024年5月現在)

名作バルセロナチェアのデイベッドバージョン。
構造もバルセロナチェア同様にシートの下にレザーバンドが張ってある。
レザーバンドなので使っているうちに伸びてくるのは避け

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【美術館の名作椅子#05】東京国立博物館法隆寺宝物館

【美術館の名作椅子#05】東京国立博物館法隆寺宝物館

東京国立博物館法隆寺宝物館設計:谷口 吉生
開館:1999年

・Cab 413 Chair

デザイナー:マリオ・ベリーニ
発表:1977年
メーカー:Cassina
価格:¥418,000(2024年5月現在)

アームなしの412とともにMoMAにも収蔵されている名作チェア。
この椅子は東京国立近代美術館にも大量に採用されている。
ここ法隆寺宝物館ではエントランスに数脚並ぶが、なんとこの椅子

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【お仕事のご紹介】「国立アートリサーチセンター 国際シンポジウム」レポート

【お仕事のご紹介】「国立アートリサーチセンター 国際シンポジウム」レポート

2023年、⽇本における新たなアート振興の拠点として設立された国立アートリサーチセンター(NCAR)が、2024年3月に開催した国際シンポジウムと、アーティストや学芸員、キュレーター向けの2つのワークショップ(招待制・非公開)を取材し、レポートの構成と執筆を担当しました。
Webメディア「TOKYO ART BEAT」で公開されています。

いずれもグローバルの視点から考える、現代アートのアーカイ

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俺たち、日々是波乱万丈の廃棄物監視員~ホンネで語る県職員の仕事について~

俺たち、日々是波乱万丈の廃棄物監視員~ホンネで語る県職員の仕事について~



イントロダクションこんにちは、廃棄物Gメンの∞(インフィニティー)です。

皆さんは県職員の仕事についてどんなイメージをお持ちでしょうか?
企画、財政、地域振興、観光誘客や産業振興、企業誘致、未来のまちづくり、教育・文化・芸術振興、人事・職員採用、国際交流など、そのような仕事を第一に思い浮かべるかもしれません。
しかし、そういった「華やかな仕事」ばかりが県職員の仕事ではありません。

県職員の

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24/5/28(火)20:54「超絶彫刻&昭和<美人画巨匠>東郷青児作にド級値」開運!なんでも鑑定団

24/5/28(火)20:54「超絶彫刻&昭和<美人画巨匠>東郷青児作にド級値」開運!なんでも鑑定団

テレ東の人気番組をPC・スマホで!テレ東系リアルタイム配信(無料)!

■エッ東郷青児!?…昭和<美人画巨匠>の超大作にド級鑑定額
■上野&皇居前のアノ像を作った…<天才彫刻家作>ウマすぎる像に驚き値
■人気<ロレックス>に…仰天鑑定

今回の見どころコレクションは全てネットオークションで入手した絵画コレクターが登場!その審美眼は鑑定団で証明済みで、過去2回出演し、2回とも高額鑑定を出している。そ

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アートニュース(6月2日)関西

アートニュース(6月2日)関西


展覧会情報やってます。

【6月23日まで|烏丸御池】「松尾大社展 みやこの西の守護神」京都文化博物館
https://artexhibition.jp/topics/news/20240521-AEJ2035159/

【6月25日まで|大阪市内各地】アートとデザインで大阪を周遊する「Osaka Art & Design」が今年も開幕
https://numero.jp/news-202405

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アートニュース(6月2日)

アートニュース(6月2日)


アートニュース絵から飛び出したワニと脈絡のないアイテムの意味は? 騙し絵の達人が描いた「不思議な絵」のナゾを解く
https://bunshun.jp/articles/-/71005

300年早かった画家エル・グレコ。その驚くべき風変わりな画風を7つの傑作でひも解く
https://artnewsjapan.com/article/2314

東京開催感性を刺激する【おすすめアート展覧会】8

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【アート番組ウォッチ】明日6/9のNHK日美は、高階秀爾回!

見逃し配信化も進んできたので、初放見逃してもなんとかなることが多い昨今ですが。

どの本を読んでも毎回その読みやすさと内容の鋭さ広さに感服し、書き手としての美術史研究家のお手本あるいは最高峰は、この方だろうと勝手に思っている、高階秀爾(たかしなしゅうじ)。

※1冊だけ紹介するなら、私はこれを推したい。『本の遠近法』。

今まで本でしか接したことがなかったのだが(私に限らず大多数の人はそうだと思う

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新時代の日本画を見定めるのは可能か

新時代の日本画を見定めるのは可能か

上野の森美術館(東京・上野)で6月4日まで開催中の「第9回 東山魁夷記念 日経日本画大賞」展。選考結果を、大変興味深く受け止めた。

ともすれば保守的になりかねない日本画の表現を、若い作家たちはどう切り開いているのかを知りたい。はたして新時代の日本画を見定めるのは可能か。そんな期待を持って、3年に一度、作家・作品の顕彰を続けているこの展覧会に出かけた。

大賞を受賞した村山春菜は日展に所属する。日

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【TDSレポ】写真約70枚で振り返る、未就学児と緩く楽しむ11時間

【TDSレポ】写真約70枚で振り返る、未就学児と緩く楽しむ11時間

【約2,800文字、写真約70枚】
東京ディズニーシー(以下、TDS)に、8年ぶりに行きました。最近、カメラを買い替えた(SONYのα7ii→α7iv)ため、カメラの練習も兼ねてたくさん撮影しつつ、TDSを未就学児2人と楽しんだ感想を書きます。

結論から言うと、TDSはいつ行っても楽しい!今回は主に、1)人が少なく比較的スムーズだった、2)子供が大満足で親も嬉しい、3)写真をたくさん撮影したこと

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全国自然博物館の旅㊲豊田ホタルの里ミュージアム

全国自然博物館の旅㊲豊田ホタルの里ミュージアム

5月下旬から6月上旬はホタルの発光観察のメインシーズン。すでにホタル観察に出かけられた方は多いのではないでしょうか。
幻想的なホタルの光を見るのなら、やはり名所に行くのがベスト。この度は、ホタル観察の聖地・山口県の豊田町に立つ自然博物館に行って参りました。

天然記念物の地でホタルが舞う!山口県の下関市が擁する豊田町。この地は、国内屈指のホタル観察の聖地です。木屋川流域のゲンジボタルの生息地は国の

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★2023年★全国紙5紙に選ばれた7冊(新聞書評の研究2023)

★2023年★全国紙5紙に選ばれた7冊(新聞書評の研究2023)

はじめに筆者は2017年11月にツイッターアカウント「新聞書評速報 汗牛充棟」を開設しました。全国紙5紙(読売、朝日、日経、毎日、産経=部数順)の書評に取り上げられた本を1冊ずつ、ひたすら呟いています。

https://twitter.com/syohyomachine

なんでそんなことを始めたのかは総論をご覧ください。

全紙に掲載された7タイトル本稿で取り上げるのは、新聞掲載日ベースで20

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鉄道の磁気乗車券がなくなる

鉄道の磁気乗車券がなくなる

JR東日本と鉄道8社が、QRコードを使用した普通乗車券を2026年度末以降に導入すると発表した。

各社共通の管理システムを取り入れ、1枚の切符で異なる路線を乗り換えられるようにする。

磁気乗車券は機械的に高度な処理をしている分、詰まるなどの改札機の故障リスクが高く、用紙に金属成分を入れるため、リサイクルできない問題点があった。

長らく使っていた磁気切符、無くなるとなると名残惜しいものだ。記念

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パブリックドメインから歌川国芳の団扇絵を集めてみた

パブリックドメインから歌川国芳の団扇絵を集めてみた

はじめに

 歌川国芳(1797~1861)は、多彩なジャンルで活躍した浮世絵師です。現代人にも高い人気を誇ることから、さまざまに紹介されてきましたが、国芳が団扇絵も積極的に手がけていたということは、これまであまり注目されてきませんでした。
 そこで太田記念美術館では、世界で初めて、国芳の団扇絵だけを220点ご紹介する「国芳の団扇絵ー猫と歌舞伎とチャキチャキ娘」展を2024年6月1日から7月28日

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