(令和三年・2021/06/11〜06/16) 📚📚📚「宮崎正弘の国際情勢解題」 …

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~     ◇◆☆◇◆◇◆☆◇◆◇◆☆◇◆◇◆☆◇◇◆☆◇◆◇☆◆◇◆☆◇◆◇☆◇◆◇  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 「宮崎正弘の国際情勢解題」  令和三年(202…

書評 「氷川清話」

明治維新、数少ない幕府側の偉人として知られる勝海舟。西郷との談判で江戸の市民と街を戦禍から守ったことが有名だ。 その勝海舟の維新後の語りを後述筆記の形式で書き連ねたもの。維新前の歴史の背景から、明治政府の要人や政策の評価、移り変わる時代の世相を読み解く。かと言って、理屈立てて解説…

ボーダレスジャパン田口一成さん著 『9割の社会問題はビジネスで解決できる』を読んで…

ボーダレスジャパン代表の田口一成さんの著書『9割の社会問題はビジネスで解決できる』を読んだ。 本書では、『ソーシャルビジネス』と普通のビジネスの違い、そしてボーダレスジャパンの仕組みの詳細が説明されている。社会起業家育成、ビジネス創出・サポート・独り立ち、そして給与の価格設定(最低…

【書評】三浦しをん『エレジーは流れない』 社会人でも自分が「何者」か分からず足掻い…

作者買いしている方が何人かいるのですが、そのうちの1人が三浦しをんさんです。待ちに待った長編小説でした。買うっきゃないよね。 しをんさんは、キャラ造形が本当に上手で、あたかも現実の人物が掛け合ってるかのように、会話を繰り広げるのが凄いところ。 本作の主人公、穂積 怜(ほずみ れい…

Don't think! Feel

書評:小林秀雄・江藤淳『小林秀雄 江藤淳 全対話』(中公文庫) ここで小林秀雄が語っていることは、そんなに難しい話ではない。 だから、ことさらに「深〜い」とか「有難〜い」などと、信者自慢などしなくてもいい。小林だって、そんなことを望むほど野暮ではないだろう。 では、小林秀雄は、一体…

無自覚に前提された〈神の実在〉

書評:ジョン・ボウカー『入門 神とはなにか』(知泉書館) 本書は、タイトルどおり「神とは何か」を問うた本である。しかし、最大の問題点は、著者自身が無自覚に「神の実在」を前提してしまっている点だ。 つまり本書における「神とは何か」という問いは、実質的に「神は、どのように(人々によっ…

記憶の彼方の〈幻〉

書評:佐々木守『竜宮城はどこですか』(くもんの児童文学) 佐々木守と言えば、知る人ぞ知る名脚本家だ。そしてさらに、漫画原作者、放送作家としても活躍した人である。 私を含む普通の者は、脚本家の名前など、知らなくて当然。映画やテレビドラマの世界は、まだまだ監督がメインで、脚本家は次席…

最後は〈美意識〉

書評:橘玲『上級国民/下級国民』(小学館新書) 本書は、先ごろ話題になった「上級国民」という言葉についての考察をマクラに、現代社会を「知識社会化・リベラル化・グローバル化」という特性において捉え、その行くつく先を論じた作品だと言えるだろう。 「上級国民/下級国民」というキャッチー…

当たり前の日常を共に

書評:矢寺圭太『ぽんこつポン子』第1巻(ビッグコミックス) 「承認欲求」という言葉は、ネット時代の重要なキーワードだ。誰もが広く発信できる時代だからこそ、自身の存在意義を広く認めて欲しいという欲望に多くの人がとらわれ、その歯止めがきかなくなった。 しかし、アイドルのような美貌や、…

書評『人が死なない防災(片田敏孝)』|神様にはなれない行政・命を守る一人ひとりの決…

1.災害対策基本法ー防災行政の興隆第三条 国は、前条の基本理念(以下「基本理念」という。)にのつとり、国土並びに国民の生命、身体及び財産を災害から保護する使命を有することに鑑み、組織及び機能の全てを挙げて防災に関し万全の措置を講ずる責務を有する。(昭和三十六年法律第二百二十三号 …