じこぼー

自己投資の為に始めた読書が趣味に/本の感想や内容や日常を発信/ビジネス書心理学実用書な…

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自己投資の為に始めた読書が趣味に/本の感想や内容や日常を発信/ビジネス書心理学実用書など月100冊ほど読みます/1年半で78kg→59kgの減量/禁煙挑戦/Xbox/料理/Netflix/図書館好き/

最近の記事

子どもには聞かせられない動物のひみつ

この本は、イギリスの女性珍獣ハンターであるルーシー・クックが、世界中の動物たちの驚くべき性生活やサバイバル戦略を紹介するエッセイ集です。 パンダやペンギン、ウナギやハゲワシなどの人気者から嫌われ者まで、13種類の動物について、科学的な事実とユーモラスな解説を交えて語ります。 著者は、自ら現地に赴いて動物たちの姿を観察したり、専門家にインタビューしたりして、動物のひみつを探求しています。 著者のスタイルは、とてもわかりやすくて楽しいです。 動物たちの性格や行動を人間に例えたり

    • MOCT 「ソ連」を伝えたモスクワ放送の日本人

      この本は、青島顕さんが書いたノンフィクションで、2023年に第21回開高健ノンフィクション賞を受賞しました。 この本では、東西冷戦下のソ連で日本語放送を担当していた日本人たちの人生や思想を追っています。 彼らはなぜソ連に渡り、どのような活動をしていたのか。 そして、彼らは日本とソ連の間に「MOCT(モスト)」という架け橋を築こうとしたのか。 その背景や動機、苦悩や葛藤などを、著者が丹念に取材して描いています。 この本は、ソ連の日本語放送に携わった日本人たちの物語です。 彼

      • 生きるとはどういうことか

        この本は、養老孟司さんが2003年から2023年の間に執筆した随筆から、単行本未収録の作品を選んだものです。 養老孟司さんは、東京大学名誉教授で、医学博士(解剖学)です。『バカの壁』や『ヒトの見方』などの著書があります。 この本では、人生、環境、思考、脳・意識、世間、身体、教養などのテーマについて、鋭くもユーモラスに語っています。 また、虫や動物、植物などの自然に対する観察や感想も述べています。 この本のスタイルは、エッセイの名手として知られる養老孟司らしく、軽妙であり

        • ヴィクトリア朝ロンドンの日常生活

          この本は、ヴィクトリア朝時代のロンドンの歴史と文化を、一般市民の視点から紹介したものです。 著者のマイケル・アルパートは、ウェストミンスター大学名誉教授で、スペイン内戦やフランコ政権に関する著書があります。 この本では、ロンドンの食事、衣服、住宅、医療、教育、娯楽、犯罪、宗教など、さまざまな側面を詳しく説明しています。 また、当時の資料や写真、挿絵なども豊富に掲載しています。 この本のスタイルは、学術的でありながらも読みやすく、興味深いエピソードや逸話も盛り込まれています。

        子どもには聞かせられない動物のひみつ

          知らないと怖ろしいカラダの新常識100

          本書は、医学博士である川嶋朗氏が、人間のカラダに関する最新の知識や常識を紹介した一冊です。 高血圧やがんや認知症などの病気や症状について、科学的な根拠や事例に基づいて解説しています。 また、グルテンフリーや銀杏やビフィズス菌などの話題の食品や栄養素についても、デマや妄想を見抜くためのポイントを示しています。 本書は、人間のカラダに関する知識や理解を深めるとともに、健康に暮らすためのヒントを提供する一冊です。 「高血圧には減塩よりも減糖が効果的だということを知っていますか?

          知らないと怖ろしいカラダの新常識100

          元サラリーマンの精神科医が教える 働く人のためのメンタルヘルス術

          この本は、元リクルート社員で現在は精神科医と産業医として活躍する尾林誉史氏が、メンタル不調に悩む働く人のために書いた一冊です。 著者は、自身の経験や知識に基づいて、メンタルの変化に気づいたときの対処法や、医療機関とのつきあい方、治療や薬について、回復までの段階について、具体的に説明しています。 また、実際にメンタル不調に陥った30代女性と30代男性の事例を紹介し、著者が担当医としてどのようにサポートしたかも明かしています。 > 「メンタル不調は、それによってその方の人格や人

          元サラリーマンの精神科医が教える 働く人のためのメンタルヘルス術

          日本が滅びる前に 明石モデルがひらく国家の未来

          この本は、前明石市長で元衆議院議員の泉房穂氏が、日本の政治と社会の現状と課題について語った一冊です。 著者は、明石市で実施した子育て支援の施策を通じて、人口増や税収増などの成果を上げた「明石モデル」を紹介し、地方から国を変えていく可能性を示唆しています。 > 「子どもの存在を無視してきた社会。その社会がようやく子どもに目を向け始めています。この動きは、今後地方から国を変えていく大きな流れを形づくっていくのではないか。安心して子育てができる社会が実現すれば、絶望的なまでに落ち

          日本が滅びる前に 明石モデルがひらく国家の未来

          日本史サイエンス 蒙古襲来、秀吉の大返し、戦艦大和の謎に迫る

          本書は『日本史サイエンス〈弐〉 邪馬台国、秀吉の朝鮮出兵、日本海海戦の謎に迫る』の続編で、エンジニアの播田安弘さんが、数字を駆使して日本史の謎に迫る一冊です。 蒙古襲来、秀吉の大返し、戦艦大和の三つのテーマについて、科学的なデータや計算で分析し、新しい見解を示しています。 「蒙古軍は、日本の武士団に敗北したのではなく、自らの船に敗北したのである」 この一文は、本書の特徴をよく表していると思います。 播田さんは、蒙古軍が日本に上陸できなかった理由を、船の設計や構造、航海の条

          日本史サイエンス 蒙古襲来、秀吉の大返し、戦艦大和の謎に迫る

          お化け屋敷で科学する!

          この本の著者は、日本科学未来館という科学館のスタッフさんです。 この本は、フジテレビジョンとの共同企画で、お化け屋敷をテーマにした科学展示をもとに作られました。 恐怖という感情の正体や、お化け屋敷で見る怪奇現象の科学的な解説を楽しく読むことができます。 「お化け屋敷で科学する!」というタイトルに惹かれて手に取ったこの本は、私の期待を裏切りませんでした。 恐怖という感情をテーマにした体験型学習アトラクションで、物理学、化学、生物学などの先端科学で怪奇現象を解き明かすという、斬

          お化け屋敷で科学する!

          働くならこれだけは知っとけ!労働法

          回は、星田淳也さんの『働くならこれだけは知っとけ!労働法』についてご紹介します。 この本は、労働法の基本から実務までをわかりやすく解説した入門書です。 就職活動中の方、一般の会社員の方、そして経営者の方も含めて、最低限知っておくべき労働法の内容が網羅されています。 本書印象に残ったところは、次のような箇所です。 > 「労働法は、労働者と使用者の間の利害調整を目的とする法律です。労働者と使用者は、労働契約によって結ばれますが、その契約は、労働者の自由意思によって締結されたもの

          働くならこれだけは知っとけ!労働法

          宗教が変えた世界史 ビフォーとアフターが一目でわかる

          書籍『宗教が変えた世界史』は、祝田秀全氏が監修し、かみゆ歴史編集部が編著した本です。 本書は、宗教が人類史においてどんな役割を担い、どう歴史を変えてきたかをオールカラーで丁寧に読み解く一冊です。 本書で印象に残ったのは、以下の箇所です。 > 「宗教は、人間の心の中だけでなく、社会や政治、文化や芸術、科学や技術など、あらゆる分野に影響を与えてきました。宗教は、時には平和と協調をもたらし、時には戦争と対立を引き起こしました。宗教は、人々の価値観や世界観を形成し、歴史の流れを変

          宗教が変えた世界史 ビフォーとアフターが一目でわかる

          専門医が教える 肝臓から脂肪を落とす食事術

          肝臓の脂肪は、内臓脂肪より、皮下脂肪より、最も落としやすい脂肪だということを知っていますか? 私はこの本を読むまで知りませんでした。 著者の尾形哲先生は、肝臓外科医であり、生体肝移植の際に脂肪肝を改善する減量指導を行ってきた経験があります。 そのノウハウをもとに、佐久市立国保浅間総合病院に「スマート外来」という病院で痩せられる専門外来を開設しました。 この本は、その外来で行われている食事術を紹介したものです。 > 肝臓から脂肪を落とすには、糖質を減らすことが大切です。糖質は

          専門医が教える 肝臓から脂肪を落とす食事術

          サーカスの子

          『サーカスの子』は、ノンフィクション作家の稲泉連さんが、幼いころ母とともにキグレサーカスで暮らした経験をもとに書いた私的ノンフィクションです。 著者は、四十年近い歳月を経て、当時の芸人たちの物語を聞きにいくとともに、自分の記憶をたどっていきます。 > 僕がそのときいた「サーカス」という一つの共同体は、華やかな芸と人々の色濃い生活が同居する場所、いわば夢と現が混ざり合ったあわいのある場所だった。 (本文より) この一文は、本書のテーマである「サーカスの時代」を象徴するものだ

          サーカスの子

          2050年を生きる僕らのマニフェスト 「お金」からの解放

          この本は、クラウドファンディングの草分けである「キックスターター」の共同創業者であるヤンシー・ストリックラーさんが、ミレニアル世代とZ世代が主導する2050年の世界を構想するものです。 > 価値についてもっと幅広い考えを受けいれれば、公平性や熟達(マスタリー)、パーパス、コミュニティ、知識、家族、信念、伝統、そしてサステナビリティを高められる無限の可能性がある。 上記の文章が本書のメッセージを端的に表しています。 著者は、お金だけが価値の尺度ではないと主張し、松下幸之助の

          2050年を生きる僕らのマニフェスト 「お金」からの解放

          クレーム対応以前の「お客様対応」 お怒り対応マニュアル

          本書はクレーム対応のプロが教える、お客様の感情に寄り添う新しい対応法を紹介した一冊です。 「お客様の怒りは、その人の価値観や感性に基づいて発生するものです。そのため、私たちが正しいと思っていることが、お客様にとっては不快であったり、不合理であったりすることがあります。そのような場合には、お客様の気持ちを否定したり、論理的に説明したりするのではなく、まずはお客様の気持ちを受け止めて、共感してあげることが大切です。」 上記の文章は、本書でもっとも大切にすべき内容だと感じました

          クレーム対応以前の「お客様対応」 お怒り対応マニュアル

          名古屋市美術館 ガウディとサグラダファミリア展

          『名古屋市美術館 ガウディとサグラダファミリア展』に小学3年生の娘と一緒に行きたくて 誘うためのいいやり取りはないか、と思い、AIに会話のシミュレートをしてもらいました。 興味持ってもらいたいなぁ 父:ねえ、この教会の写真を見てごらん。どんな感じがする? 娘:うわー、すごい! こんな教会見たことない! どこにあるの? 父:これはスペインのバルセロナという街にあるサグラダ・ファミリアという教会なんだ。ガウディという天才建築家が作ったんだよ。 娘:ガウディって誰? 父:ガウデ

          名古屋市美術館 ガウディとサグラダファミリア展