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専門医が教える 肝臓から脂肪を落とす食事術

肝臓の脂肪は、内臓脂肪より、皮下脂肪より、最も落としやすい脂肪だということを知っていますか?
私はこの本を読むまで知りませんでした。
著者の尾形哲先生は、肝臓外科医であり、生体肝移植の際に脂肪肝を改善する減量指導を行ってきた経験があります。
そのノウハウをもとに、佐久市立国保浅間総合病院に「スマート外来」という病院で痩せられる専門外来を開設しました。
この本は、その外来で行われている食事術を紹介したものです。

> 肝臓から脂肪を落とすには、糖質を減らすことが大切です。糖質は、肝臓でグリコーゲンという形に変わりますが、グリコーゲンの貯蔵量には限界があります。その限界を超えると、グリコーゲンは脂肪に変わって肝臓に蓄積されます。糖質を減らすことで、グリコーゲンの貯蔵量を減らし、脂肪の生成を抑えることができます。

- はじめに 脂肪肝はわずか3ヵ月で改善できる
- ケース1 中川由美さん 間違ったダイエットから脱却 6キロ減で脂肪肝が改善
- ケース2 前田広人さん スポーツドリンクが落とし穴だった 境界型糖尿病から卒業!
- ケース3 山口真理子さん 健康な自分をいたわることから 脱ストレスで減量エネルギーに!
- おわりに いつからでも、何度でも、始めよう

「肝臓から脂肪を落とす7日間実践レシピ」
朝昼晩の手間なし3食レシピが紹介されています。
スーパーで買える食材を使って、簡単に作れるメニューがたくさんあります。
例えば、朝食には「豆腐とツナのサラダ」や「ヨーグルトとフルーツのグラノーラ」、昼食には「鶏肉とキャベツの炒め物」や「豚肉と野菜の味噌汁」、夕食には「鮭とブロッコリーのチーズ焼き」や「牛肉と玉ねぎのカレー」などがあります。
どれもおいしそうで、栄養バランスもよさそうです。
このレシピを実践すれば、肝臓の脂肪を落としながら、満足感も得られると思います。

この本は、肝臓の健康に関心のある方におすすめです。
肝臓から脂肪を落とすことで、体重だけでなく、血糖値や血圧などの生活習慣病のリスクも低くなります。
肝臓は、沈黙の臓器と言われますが、この本を読んで、肝臓の声に耳を傾けてみてはいかがでしょうか。

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