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2050年を生きる僕らのマニフェスト 「お金」からの解放

この本は、クラウドファンディングの草分けである「キックスターター」の共同創業者であるヤンシー・ストリックラーさんが、ミレニアル世代とZ世代が主導する2050年の世界を構想するものです。

> 価値についてもっと幅広い考えを受けいれれば、公平性や熟達(マスタリー)、パーパス、コミュニティ、知識、家族、信念、伝統、そしてサステナビリティを高められる無限の可能性がある。

上記の文章が本書のメッセージを端的に表しています。
著者は、お金だけが価値の尺度ではないと主張し、松下幸之助の経営哲学や日本の「箱詰め弁当」をヒントに、お金より大事なものを優先する斬新なアイデアを提示します。
著者は、このアイデアを「ベントーイズム」と名付け、自分の欲望だけでなく、将来の自分や社会の利益も考慮することで、より豊かで幸せな人生を送ることができると説きます。

- 第1章 シンプルなアイデア
- 第2章 対向車線を横切らないルール
- 第3章 何もかも同じなわけ
- 第4章 マレットエコノミー
- 第5章 罠
- 第6章 本当に価値があるのは何か
- 第7章 ベントーイズム
- 第8章 アデルのツアーは続く
- 第9章 完璧な逆立ちの仕方
- 第10章 社会的価値最大化層

この本で私が一番興味深かったのは、ベントーイズムの実践です。
著者が自身の経験や他の人の事例を紹介しながら、ベントーイズムをどのように日常生活や仕事に取り入れることができるかを具体的に説明します。
ベントーイズムは、単なる理論ではなく、実際に行動に移すことで、自分や社会のためになる選択をすることができるということがわかります。

この本は、お金に支配されるのではなく、お金を使って自分の価値観を実現する方法を教えてくれる本です。
自分の人生や仕事について見直すきっかけになると思います。
あなたもこの本を読んで、2050年の世界を生きる僕らのマニフェストを作ってみませんか?

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