花を通して人と関わり、旅をする。
大学時代、就職活動が思い通りに行かず自暴自棄になっていた。そんな私を家から連れ出してくれた友人Kには感謝してもしきれない。日が照りつける8月の昼間、二人で永遠に続くかと思われた広大な田園を自転車で駆け抜けた。その時、自分がいかに社会に対して無知であるか思い知らされた。私達が日々の生活の中で関わる職業はほとんどが第三次産業と呼ばれる。サービス業や金融、ITなどが当てはまるだろう。そのため、少なくとも私は、仕事のほとんどを第三次産業から選ぼうとしてしまっていた。しかし、目の前の田