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池田嘉郎『ロシアとは何ものか 過去が貫く現在』(中公選書、2024年)の書評を掲載していただきました

先日、この重厚なロシア史に関する新刊を書評する機会を得られました。
大変光栄なことでした。

このような読みどころ満載…どころか、もはや最初から最後まで読みどころしかない本を、800字きっちり!で書評するのは至難の業でしたし、各章の紹介などは全く字数からはみ出してしまって、泣く泣く削除せざるを得ませんでした。

(また、実はこの書評提出予定と、例の茨城県警関連の報道が完全に重なってしまい、私の負担が大きくなってしまって、やむなく掲載を一週間後ろ倒しにしていただいた経緯があります。その節は、共同通信さんに本当に御迷惑をおかけいたしました)

共同通信の方が調べて下さったところ、今回執筆させていただいた書評は少なくとも以下の18紙に掲載いただいたとのことでした。

2024/07/07 下野新聞
2024/07/14 茨城新聞
2024/07/17 千葉日報
2024/07/14 信濃毎日新聞
2024/07/13 山梨日日新聞
2024/07/21 静岡新聞
2024/07/13 中部経済新聞
2024/07/14 福井新聞
2024/07/13 京都新聞
2024/07/06 山陰中央新報
2024/07/21 愛媛新聞
2024/07/14 徳島新聞
2024/07/20 高知新聞
2024/07/14 佐賀新聞
2024/07/14 熊本日日新聞
2024/07/06 沖縄タイムス
2024/08/02 伊勢新聞
2024/08/11 宮崎日日新聞

(共同通信社の方々が集計して下さいましたが、もしかしたら漏れている新聞がある可能性があるとのこと。
もしこちらに挙げられなかった新聞があれば、お手数ですがご連絡をいただけますと幸いです)

沖縄タイムスに掲載された書評を、ご許可をいただいて転載させていただきます。

↑ これが、削りに削った涙の結晶です…

この『ロシアとは何ものか』は、ロシアの特殊性を歴史学の観点から徹底的に突き詰めています。とりわけ、ロシアとヨーロッパを比較し、「近大ヨーロッパ文明」に「おける」ロシアとはなにか、あるいはそこから「外れる」ロシアとはなにかを丁寧に論じた第二章「ヨーロッパとロシアの二十世紀」は必読。

また、第四章「クリミア半島の歴史」、第十章「蘇る帝国地図ーーロシア=ウクライナ戦争」も、この侵略を理解していただくにあたって、必ず読んでいただきたい論考です。

このような機会を与えて下さった共同通信社に深く感謝いたします。
また、私などのまことに舌足らずな書評を、こんなに多くの新聞に掲載していただけるとは思わず、ただただ恐縮するばかりです。本当にありがとうございました。
これを機会に、池田先生の『ロシアとは何ものか』が、多くの方々に読まれるのを、心から願っています。

8月下旬から9月にかけて、また何本か記事の掲載が予定されています。
メディアの皆様には、いつもお声かけいただき、本当に感謝しております。
掲載されましたら、またこのnoteでお知らせしますね。

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