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読書感想 『2028年 街から書店が消える日』
こんにちは。
小島俊一『2028年 街から書店が消える日』を読みました。なかなか衝撃的なタイトルですね、出版業界の現状に警鐘を鳴らし構造転換を求める強いメッセージという感じの本でした。
業界の置かれている状況や利益の形態が一般読者にもわかりやすいように語られている一方で、ちょっとインタビューとかの聞き方と書き方が恣意的かなーという気もします。まあ事実、旧態依然のままでは業界全体が立ち行かなくな
イチ書店員が「武者修行@街の本屋」から学んだこと
レスラーと書店員は似ている。
プロレスリング・ノアで昨年9月から武者修行に励んでいた大岩陵平選手の同団体ラストマッチが、後楽園ホールでおこなわれました。
この1年で新日本プロレスでは学べぬスキル、気づけぬ発想にたくさん触れることができたはず。先月引退した小川良成さんにも成長を認められていました。今後の躍進が楽しみです。
かつて小さな街の本屋で1年半働かせてもらったことを思い出しました。全国チ
「こち亀」と「秋本治さん」から学んだこと
あれから8年経ちましたか。
2016年9月17日に発売された「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の最終話が載った週刊少年ジャンプ、いまも保存しています。同じ日に出た最終巻の200巻に収められたものとはオチが異なるという試みが斬新でした。
「まさか終わるなんて」と驚く同僚がいたけど、長年コミックスを集めている身からすると意外ではなかったです。ある時期を境に分厚くなった(=収録話数が増えた)から。何ら
都内在住のイチ書店員が「コード決済で10%ポイント還元」に思うこと
QRコード決済で最大10%のポイント還元。
前回は3月1日から31日までの予定でしたが、23日に早期終了。今回は予算が増えているので、もう少し続いてくれそう。いつ始まるのかはわかりませんが(一部報道によると12月をめどに実施とか)。
何もやらないよりはいいと思います。
一方で、QRコード決済を導入していない個人商店や使っていない人には得がない。3月におこなった際もそういう声は上がっていたので
「至高の虚像」&「哀しき実像」
少し前に出た↓の売れ行きが好調です。
出版社は河出書房新社。「新資料を中心に、秋霜烈日の裏の生身のあたたかさに迫る」との紹介文に惹かれました。ドラマや小説でお馴染みの「鬼の副長」像しか知らないので。
同じ著者による↓は読了済み。
斎藤一といえば、やはり和月伸宏「るろうに剣心」の印象が強いです。同作における斎藤は「悪・即・斬」という己の信念を貫く孤高の狼。実際はどうだった? 忠誠を捧げた対象は
【展覧会レポ】愛知県美術館「アブソリュート・チェアーズ 現代美術のなかの椅子なるもの」「2024年度第2期コレクション展」
【約4,900文字、写真約70枚】
愛知県美術館に初めて行き「アブソリュート・チェアーズ 現代美術のなかの椅子なるもの」と「2024年度第2期コレクション展」を鑑賞しました。その感想を書きます。
▶︎結論さまざまな現代アート的に尖った「椅子」を見ることで楽しめました。一部の椅子は実際に座れるため、物理的にも楽しめます!また、椅子も含め、物事にはさまざまな面があることを再認識できました。そのほか、
ハードボイルド書店員日記【203】
「政治の本、ここに出てるだけ?」
人手不足の平日。突休(とつやす)がふたり。レジカウンターを抜けられるのはわずか一時間。入荷量から判断すると、昼休みを短縮しなければ品出しが終わらない。
自分も他者も同じ人間。誰かに推奨できない働き方を己に許す局面が人生に皆無とは思わぬ。だが明らかにいまではない。
補充分を該当する棚へ差していく。
窮屈に詰めるとお客さんが取り出せない。本を傷める原因にもなる
【Hungry?】アートディレクターの仕事―大貫卓也と花森安治 ミュージアム コレクションⅠ 世田谷美術館
世田谷美術館の所蔵品数は約18000点。
これは東京都現代美術館の所蔵点数5800点のおよそ3倍の数でもある。
実は都内の公立美術館ではかなりの所蔵品を所持している方なのだ。
世田谷美術館所蔵品約18000点の中には資料や写真、工芸品、文書なども含まれていて多彩なコレクションを展開している。
今回はその中から大貫卓也氏の広告資料、という珍しいカテゴリのコレクション展示だ。
存命作家の資料的作品
本を読む時間のない方はぜひ「パン」と「スープ」を
↓が店頭に並んでいます。
出版社はKADOKAWAで著者は柴田ケイコさん。待望のシリーズ第6弾です。
去年も同じ時期に「パンどろぼうとほっかほっカー」が出ています。2年前の「パンどろぼう おにぎりぼうやのたびだち」も9月8日発売でした。
「9月といえばパンどろぼう」が定着してきた印象を受けます。ぜひ継続してほしい。どれか買ってみようかな。
ところで、少し前に「なぜ働いていると本が読めなくな
ひとりの書店主として伝えたいこと note を見て応援のメッセ-ジを下さった全国の読者の皆さまありがとうございました。とても勇気づけられました。心より感謝申し上げます。「note見てます」と言って多くの出版社さん、そして同業者さん、からも、信じられないぐらい沢山の連絡をいただきました。JBプレスの記者さんからも取材がありました。ありがとうございました。その後のことを以下にご報告したいと思います。
【その後について】
noteの記事を読まれた版元さんから、「結局、遅延の件はどうなったのか書いて欲しい」と言われたので書かなければならないと思ってはいた。ただ、小さな書店が、踏ん張って生き残るためには、日々の努力しかなく、読まなければならないゲラの数々、イベントの準備など、進めていかなければならない仕事も山積みで、その時間があれば、本来の仕事をしたいと思ってしまう自分もいた。
けれども、Amaz