主に美術館の鑑賞記録用。80年代に千葉市で生まれ92年〜都内某所で生活 。中1と小4男…

主に美術館の鑑賞記録用。80年代に千葉市で生まれ92年〜都内某所で生活 。中1と小4男子の親。仕事はデジタルマーケティング関連。好き: 赤瀬川原平 現代美術 日本美術 B'z 服 国内県立美術館、地道に訪問中

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【絶賛、飼育中】テオ・ヤンセン展 千葉県立美術館

千葉県立美術館でテオ・ヤンセンの個展が開催されている。 どこかしらで名前を知り、きっと映像作品で見たのかどんな感じの作品かは薄っすら知っていた。 なんだか子供達も好きそうだから、一緒に行く?と誘ったら 「え!テオ・ヤンセン?!知ってる!アレだ!見たい!」 と言われ、なぜ知ってんのかと思ったら、息子2人はガサガサと本棚から「くらべる図鑑(確か科学)」を出してきて「この図鑑に載ってるんだ」と教えてくれた。 あ、まじだ。 なんか世界の面白い生き物?乗り物?っていう取り扱いで載

    • 【おいで、おいで】内藤礼 生まれておいで 生きておいで &トークイベント 東京国立博物館

      東京国立博物館で内藤礼さんの展示企画がある、と聞いて驚いたのはいつだったか。 しかも本館を使って。 昨年2023年の横尾忠則さんにしても、6年前の2018年デュシャン×日本美術の展示にしても東京国立博物館の発想の柔軟さには驚かされる。 国立西洋美術館は今年初めて現代美術を展示したが、上野周辺の展示施設でジャンルの垣根を超えるムーブメントは、実は東博からの影響もあるかもしれない。 そういえば、国立西洋美術館にも内藤礼さんは出品してましたね。 さて非常にひそやかな作品を作

      • 【ここにあることの意味】広島県立美術館 コレクション展 第1期 光と風の世界

        お昼すぎに広島市現代美術館から広島県立美術館へ移動をする。 山を下る途中、曲がりくねった細い道に不安になりつつ、ちょうど警官が立っていたので道を尋ねた。市電の駅に向かいたかったので、 「この道降りれば駅に出れますかね?」 「駅…?」 「ええと、市電の…」 「あっ(察し、はい、ここ降りた突き当りの大通りはレールがあるので右へ行っても左へ行っても電停あります」 「でんてい…あ、市電の駅のことですね、ありがとうございます。」 (市電はバス停のようなニュアンスなんだな)と思いつ

        • 【現代美術館のトップバッター】広島市現代美術館 コレクション展 2024-Ⅰ ハイライト+ リレーションズ[ゲストアーティスト:手嶋勇気]

          1日目、下瀬美術館へ行ったあと広島市内に戻って宿泊。 次の日は広島市現代美術館へ。 広島市現代美術館は日本初の公立現代美術館。1989年開館。 建築は黒川紀章。 比治山公園内の山の上にあり徒歩で行くとなかなかの坂を登った先にある。 以下美術館HPより引用 とは言うものの、坂の途中にある多聞院の前に差し掛かった時、1945年8月被爆の状況が掲示板に写真つきで示されていた。 爆風により壊れた屋根瓦、今も残されている当時の建物の一部。臨時の県庁として被災者を救援した場となっ

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          【トリオの秘密2回目】TORIO パリ・東京・大阪 モダンアート・コレクション 東京国立近代美術館

          東京国立近代美術館で開催中のTORIO展。 企画担当東近美研究員の方のギャラリートークが聞けると言うことで鼻息荒く行ってきた。 会期初旬の5月にみていたのだが、公式のギャラリートークが面白そうだし、じわじわと中之島、パリ市のコレクションはもう一度見ておきたいな、と再訪。 1度目のレポはこちら 担当研究員の横山さんが、展示品の中からいくつかピックアップして紹介してくれる。 これが大変楽しかった。 なぜこの企画が持ち上がったか ・パリ市近代美術館からの声がけで企画がス

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          【宮島の向こう側へ】下瀬美術館 開館1周年記念 加山又造

          広島へ行ってきた。 動機3つ。 ・加山又造の個展が下瀬美術館でやっている ・下瀬美術館一度は行きたい場所だった ・日本で公立初の現代美術館である広島市現代美術館へ行って見たい。 ・ならば広島県立美術館、ひろしま美術館も行きたい。 家庭&仕事もろもろ調整については余談なので最後に。 さっそく現地の話を。 【展示について】 いわゆる、ホワイトキューブの大展示室に年代を追える様な配置の展示、水に浮かんでいる様な個別の部屋にターニングポイント的な作品配置という構成。 展示室

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          【継続は_なり】渋谷 UESHIMA MUSEUM

          5月半ばに「渋谷に私設の美術館ができる」という話題を知り「?」と思っていた。 宮下公園、宮下パークの辺りかと思っていたら対岸の専門学校が多くあった地域の一角であった。 渋谷駅周辺もどんどん様相をかえつつ再開発の波は宮益坂裏付近、明治通り、青山通り方面にも広がりつつある。 公式による設立ビジョンは下記 施設は小さめだが、面白い体験ができた。 4階5階は土日だけしか開館していないと聞いたので土日に予約。 各フロア、予約時のQRコードがないと展示室に開錠して入れないのでちょ

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          【虎と泥】走泥社再考 前衛陶芸が生まれた時代 菊池寬実記念 智美術館

          京都国立近代美術館で開催されていた展覧会。巡り巡って都内にやってきた。前期は見れずだったが、後期展示へ。 ※違う、私、前期を見たのでした。何かを勘違いしていた。頑張れば後期も見れる 今はあまり行く機会のない虎ノ門周辺。出産前までこの辺で勤めていたけれどなんとかヒルズが沢山できてるー!という印象。 虎ノ門…と言えば虎ノ門パストラルというかつてあった宴会場?の様な場所で日雇いのホールスタッフをしたことがあったな…学生の頃の旅費を短期間で稼ぐ手段だった。お医者さんやら学会とか立食

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          三島喜美代さん。 まだまだ新作が見れると思ってた… もっと見たかったです。 https://bijutsutecho.com/magazine/news/headline/29156?fbclid=PAZXh0bgNhZW0CMTEAAaZVRbJ4V82c-5kWQ1zyBkD2YrCQl3wUPRVLEcgnT7osOoHKSV5vkR6-kJM_aem_sbKUQgnTTTLW-QRl4RqSyA

          三島喜美代さん。 まだまだ新作が見れると思ってた… もっと見たかったです。 https://bijutsutecho.com/magazine/news/headline/29156?fbclid=PAZXh0bgNhZW0CMTEAAaZVRbJ4V82c-5kWQ1zyBkD2YrCQl3wUPRVLEcgnT7osOoHKSV5vkR6-kJM_aem_sbKUQgnTTTLW-QRl4RqSyA

          【シンプルに捉える】中西夏之:1962〜2011 SCAI PIRAMIDE

          中西夏之氏の作品がまとまって10点ほど出ている。今なぜ?と思いつつ。六本木へ行ってきた。 紫の絵のシリーズと、コンパクトオブジェ、弓のシリーズが出ている。 概要 ギャラリーの展示といえど、多摩美大の教授・光田ゆり氏が寄稿、解説をしている。 やっぱり氏の評は難解だーと思いつつ、懸命に読む。難解ではあったが、なんとか噛み砕けるギリギリのところ。この文章を書けるのがすごい。 このギャラリーは赤瀬川原平氏の写真展のときも、非常に豊かな文章を掲示していた。 無料の展示でこの解

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          【沼のほとりで宴】シンフォニー・オブ・アート — イメージと素材の饗宴 群馬県立館林美術館

          群馬県は館林。群馬県は県立美術館を2つ擁する珍しい自治体である。 高崎の群馬県立近代美術館とここ群馬県立館林美術館。 訪問した日の午前中はすぐとなりの栃木県、足利市立美術館へ行っていた。 足利市駅からは電車で20分ほどで栃木から群馬へ移動である。 多々良沼のほとりに位置し、広々とした素晴らしい場所だった。 建物だけで満足しそうなぐらい素晴らしいロケーション。 ただ、東武伊勢崎線の多々良駅から歩くとものすごく不安。 到底、美術館などがありそうな雰囲気ではない道をてくてく歩い

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          【知らぬ間に結ぶ】カルティエと日本 半世紀のあゆみ「結 MUSUBI」展 ― 美と芸術をめぐる対話 東京国立博物館 表慶館

          概要はこちら。 公式サイトの情報量、すごく少ない。 東博の「管轄外よー」なのか。 ときどき現代美術の文脈で耳にするカルティエ財団。 横尾さんだったり森村泰昌さんだったりの関わりから、作品を見てきた。 「見てきた」というかいつの間に見ていたという表現が正しい。 カルティエ現代美術財団を全面推しする展示が少なかったせいか、自分がスルーしていたのか、そういう金の匂いが強くないところがいいなと思ってはいた。 しかし美術はパトロンというものも大事なわけで…ゴニョゴニョ 支援とい

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          【世界を見渡すバードアイ!】Beautiful Japan 吉田初三郎の世界/ 府中市美術館のコレクション展 府中市美術館

          府中市美術館で開催中の吉田初三郎の展覧会へ。 この作家さんは、世田谷美術館で数年にわたり特集展示されていた「沿線物語」のチラシなどに使われていた絵の作者である。 今回は10歳になった次男と、初三郎の生きた時代にややかぶる80歳の母と3人で行ってきた。場所や地域、沿線によっては昔の駅名がわかるかもしれないので楽しめるかな、と。 次男はまだかすかに鉄オタ風味があるのと地理的なものが好きなのでだいぶ乗り気。 と、いうわけで路線図を基準に観光パンフレットなどを手掛けた作家の回顧展

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          【言葉の雨宿り】「翻訳できない わたしの言葉」と「Tokyo Contemporary Art Award 2022-2024 受賞記念展」 東京都現代美術館

          ホー・ツーニェン「エージェントのA」を見た後、窓の外は大雨になっていた。 もうここは腹をくくって今日、現代美術館の展示を全部みてやろう!となる。 といわけで、二階のサンドイッチで腹ごしらえをした。 その後、コレクション展示室(後日記事化する)、さらに企画展を2つ回る。 「翻訳できない わたしの言葉」展示概要 全文 一つひとつの作品への言及は控える。 私にとっては心地の良い展示だった。 様々なケースと出会い想像力を働かせること。 それは実体験としてあればなおよくて。

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          【ゆく河の流れは】ホー・ツーニェン エージェントのA 東京都現代美術館

          アジアの映像作家の躍進目まぐるしい昨今。 ここ数年はコレクション展示室にてアピチャッポン・ウィーラセタクン氏の映像作品が放映されていたのが記憶に新しい。彼はタイの方だ。 東京都現代美術館は開館当初から(東南)アジアの作家を取り上げている。 アジアと銘打って開催された展覧会で記憶にあるのは1997年の展覧会。 そこから27年経った今年はシンガポール在住のホー・ツーニェン(Ho Tzu Nyen)氏の個展を開催している。 アーティスト概要 展示概要 一部抜粋 基本的に映

          【ゆく河の流れは】ホー・ツーニェン エージェントのA 東京都現代美術館

          【三都物語】TORIO パリ・東京・大阪 モダンアート・コレクション 東京国立近代美術館 

          東京、パリ、ニューヨークではなく、大阪。 まず、概要 というわけで、開催館の所蔵品コレクション展+他館からの借り入れ品展示というなんともカオスな状態。 面白いこと考えるな、東京国立近代美術館。 これ独自企画なのだろうか。巡回予定あるのか? ※追記:巡回予定あり もちろんホームグラウンド大阪・中之島は予定ありだった。そりゃそうよ。 ホームグラウンドが東京国立近代な私にとって常設でおなじみ「あー、これこれ!」な作品が他主要国際都市・美術館所蔵品のどのあたりと呼応してくるのか

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