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【絶賛、飼育中】テオ・ヤンセン展 千葉県立美術館


千葉県立美術館でテオ・ヤンセンの個展が開催されている。

どこかしらで名前を知り、きっと映像作品で見たのかどんな感じの作品かは薄っすら知っていた。
なんだか子供達も好きそうだから、一緒に行く?と誘ったら
「え!テオ・ヤンセン?!知ってる!アレだ!見たい!」
と言われ、なぜ知ってんのかと思ったら、息子2人はガサガサと本棚から「くらべる図鑑(確か科学)」を出してきて「この図鑑に載ってるんだ」と教えてくれた。

あ、まじだ。

なんか世界の面白い生き物?乗り物?っていう取り扱いで載っていたのだ。

と、いうわけで12/24にストランドビーストに会いに千葉みなとまで行ってきた。
え?クリスマスパーティーの準備?知らん 


約30数年ぶりに訪問。
幼少期に図画工作の県民展で入選し作品が展示されたのを見にきた以来の訪問。



オランダ出身のテオ・ヤンセンが作り出した(発明した?)のは風で動く地上の生物、通称ストランドビースト。

発案のきっかけはオランダという国の土地の特性と地球環境への危機感だが、出来上がったものの面白さ。オランダの芸術って面白い。

ストランドビースト、一つ一つがでかい。
そして仕組みがすごい。ココとこれがこの形で繋がるのか!という静かな感動。そして目の前の作品がどんな動きをするのか想像してみるワクワク感。

ザリガニっぽさ
どう動くんだこれ



実際、手で動かす事ができたり、浜辺を歩く映像を見る事ができる。
例え難い、不思議な動きをする。
この生き物感はなんだ。あ、生き物、という設定なんですけど。

「生き物として展示しているので輸送&展示の際にオランダ本国から『飼育員』さんが帯同しているのです」

と係員の方が解説してくれた。思わず息子たちとニヤっとしてしまった。
海に近い場所での展示は生き物、となる様だ。(遠い地域だと剥製的な扱いらしい)
千葉県立美術館は千葉みなとに位置し海からは数百メートル。
今回は「生き物」としての展示なのだ。

天井高の施設を活かす
テオ・ヤンセンならぬ手オシヤンセン




作品に近づきよく見ると、なんか砂とかついてるし、本気で砂の上歩いてきたのだな、と実感する。

美術館に砂持ち込んでるの面白いですけどね。
…我が家の脱衣所も砂だらけだな…
そうか、我が家にもストランドビーストが毎日帰ってきてる思えばいいのか。

さて、魅力的なグッズが販売されていた。
同じ仕組みで組み立てられるミニストランドビーストだ。
ミニストランドビーストプラモデル。

更にミニストランドビーストをうちわで扇ぎレースしよう!とかイベントやってる。

ミニビーストレース会場。


うちわで扇いでレースします


レース後、間違いなくお土産で買う流れじゃないか。ええ、買いましたよ。

小3でなんとか自力で組み立てられるレベル



次男、小学生低学年の部のレースで優勝し副館長さんから賞状いただきました。
直々に出てきて下さるなんてちょっと本人びっくりしてましたけど面白い催しだった。

美術品、なのか、工作、物の仕組み、なのか。
何かそういう範疇を超えた楽しさのある展示だった。

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